よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

「皿うどん」と「ちゃんぽん」-長崎県長崎市:長崎新地中華街・「王鶴」

2023年01月27日 | 長崎
Shinchi China Town, Nagasaki City, Nagasaki Pref.

さてさて、長崎を立つ前に昼食を食べようと、ワタクシ達は長崎新地中華街へと向かいました


長崎新地中華街は横浜中華街、神戸南京町中華街とともに日本三大中華街と称されています。
ただ、横浜や神戸の中華街と比べると規模はかなり小さいです。でも、この日(12月30日)のお昼時は観光客がドッと押し寄せており、
ガイドブックなどに良く掲載されているお店は大人気で、長蛇の列が出来ていました


ワタクシ達は比較的待ち時間が少なそうなので、「王鶴」というお店に入ることにしました。
中に入って「あッ」と思ったのですが、以前にこの中華街で昼食を食べたときに入ったお店だったんですよ


ワタクシは「皿うどん」を注文しました。「特製皿うどん」というのもあったのですが、ワタクシは普通の「皿うどん」にしました


家人は「ちゃんぽん」を注文しました。「特製ちゃんぽん」というのもあったのですが、家人は普通の「ちゃんぽん」にしました。
長崎に来たら「皿うどん」と「ちゃんぽん」は食べたくなりますね


皿うどんだけではちょっと物足りないので、「餃子」も追加で注文しました。
2泊3日の長崎旅行でしたが、長崎の「食」を堪能した気がします

「王鶴」…長崎県長崎市新地町12-3


昼食の後、ワタクシ達は紋クンを預かってくれている家人の実家と、大阪のワタクシの実家に長崎土産を買って帰ろうと、
1624年創業という老舗のカステラ屋である福砂屋にカステラを買いに行きました


この包み紙は見たことがある人も多いのではないでしょうか。400年続くお店は、今も人気のカステラ屋さんでした


福砂屋本店の近くに、なんとも味わい深い建物の交番所がありました。
「丸山町」と書かれてあるので、花町である丸山町はこの辺りからになるんですね。
次に長崎に来る時には、花町のあたりを散策したいものです。もちろん撮影だけが目的ですが

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


家人の実家に紋クンの様子を訊くと、環境の変化に何一つ動じることもなく、いつも通りの快食・快眠・快便であり、
元気に散歩に行き、実家のみんなに懐いているようです。
紋クンがこういう性格のおかげで、私達は彼をペットホテルなどに預けて海外旅行に行くことが出来るのですから、
彼には感謝の気持ちでいっぱいです。それにしても彼のマイペースぶりには、ちょっと笑ってしまいますわ。



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現存する最古の教会-長崎県長崎市:大浦天主堂

2023年01月26日 | 長崎
Oura Catholic Church, Nagasaki City, Nagasaki Pref.

さてさて、ワタクシ達はグラバー園から下って来ると、大浦天主堂の前に到着しました


大浦天主堂は、江戸時代幕末の開国後、1864年(元治元年)に竣工しました。
日本に現存するキリスト教建築物としては最古の建物なんですよ


大浦天主堂の正式名は日本二十六聖殉教者聖堂と言います。その名のとおり先日のブログで紹介した日本二十六聖人に捧げられた教会堂で、
殉教地である長崎市西坂に向けて建てられているんですよ


2007年にユネスコの世界遺産(文化遺産)暫定リストへ掲載が決まり、
2018年に登録が決まった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する文化財の1つなんです


ですので、信仰の場であると同時に、観光地としての側面も強く、拝観料はなんと1000円になっていました。
ワタクシは何度か中に入ったことがあるし、内部の撮影は禁止されているので今回は外から見るだけにしました


この後、家人が「ちょっと見てみたいなぁ」という場所があったので、そちらに向かうことにしました


せっかく長崎に来たのですから、次の目的地までは路面電車に乗って向かうことにしました。
路面電車の車体には「いい仕事してますか?」と書かれてありました。今は「ハイ」と言うことが出来るかな


目的地はこの鳥居です。山王神社の参道には、一本柱鳥居、あるいは片足鳥居と呼ばれ親しまれている鳥居があります。
もともと鳥居は4つありましたが被爆によりその2つが強烈な爆風とともに倒壊しました。
残った鳥居のうち1つは戦後、交通事故により撤去されたため、現在も当時のままの姿で立っているのは
被爆時に左半分が吹き飛ばされてしまい、右半分の柱だけを残した一本柱鳥居のみとなりました。
住宅街にひっそりと街を見下ろす位置に立っており、原爆の悲惨さを現代に語り継いでいます


鳥居のすぐそばで、ネコが気持ち良さげに寝ていました。平和だからこそ、こんな姿に心が癒やされるのでしょうね。
そろそろ時刻はお昼近くになってきました。昼食を食べに行くとしましょうかねぇ

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


以前、長崎で被曝された方から話を聞く機会がありました。その話は私の心の中に、今も深く残っています。
今、被曝された方々が高齢化し、当時のことを語ることが出来る人が少なくなってきています。
これから次の世代の若者達に、子ども達に原爆の悲惨さを、戦争の悲惨さをどう伝えていくのか。
それはもしかしたら私達の世代に与えられた課題なのかもしれません。



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最古の洋風木造建築-長崎県長崎市:グラバー園

2023年01月25日 | 長崎
Glover Park, Nagasaki City, Nagasaki Pref.

さてさて、グラバー園を見学してきたワタクシ達ですが、最後に旧グラバー邸にやって来ました


グラバー邸は、現存する最古の洋風木造建築であると同時に、最初の和洋折衷建築といわれています。
窓越しに庭を隔てて港が一望できる、南山手の外国人居留地でもっとも立地の良い場所に位置しているんですね


スコットランド人のトーマス・ブレーク・グラバーは21歳の時に貿易商見習いとして来日します。
お茶や生糸の輸出から始め、やがて討幕派を支援し勤皇の志士を匿い、武器弾薬、中古軍艦の輸入を手がけます


グラバーは薩摩藩,長州藩との関係が特に深く,武器や船舶などを販売して会社を発展させました。
イギリス留学生派遣の仲介も行ない,1863年に長州藩の伊藤博文ら 5人,1865年には五代友厚,森有礼ら 15人の薩摩藩の
密航留学生の渡欧を支えています。ある意味では明治維新の影の立役者ですね


グラバー商会は経営悪化のため1870年に破産。その後は三菱の顧問として高島炭鉱の経営に携わりました。
日本人を妻に迎え、「倉場」という日本姓を名のるなど、グラバーなかなか波瀾万丈な人生を送ったのですな


この旧グラバー住宅は,1961年国の重要文化財に指定されました。
そして、2015年には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界遺産に登録されました


ワタクシはこの旧グラバー邸のような洋風木造建築、和洋折衷建築というのが好きなんですよ。
木造であるが故に、なんともいえない「温かみ」「優しさ」を感じるんですよね


グラバーは自宅から眺める長崎の町並み、とりわけ長崎港の風景が好きだったそうです。
グラバーが暮らしていた頃に比べると、長崎港は埋立てが進み、随分と風景も変わってしまいました


しかし、当時には見られなかった「美しい夜景」が今では見ることが出来るようになりました。
ワタクシ、長崎は何度も訪れていますが、まだ山の上から夜景を見たことが無いんですよねぇ

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


歴史には「興味深い時代」というのが、誰にもあると思います。私の場合、日本史だと幕末から明治維新が一番興味をそそられます。
従来の価値観が音を立てて崩れて行き、劇的に変化する世の中って庶民の目にはどんなふうに見えていたんだろう。そんなことを思います。
歴史というのは学べば学ぶほど、知れば知るほど、また新しい疑問が湧いてくるものですね。



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歴史が大きく動いた時-長崎県長崎市:グラバー園

2023年01月24日 | 長崎
Glover Park, Nagasaki City, Nagasaki Pref.

さてさて、長崎市といえばいわゆる観光名所が数多くありますが、その中でも有名なのが「グラバー園」ではないでしょうか。
ワタクシ達はオランダ坂からグラバー園へと歩いて向かいました


まずはグラバー園の一番標高が高い場所に着きました。長崎の町の様子、そして港の様子がよくわかります


グラバー園というのは国指定重要文化財の旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅をメインに、
市内に点在していた6つの明治期の洋館を移築し復元した場所なんです。
ま、ある意味では「幕末から明治にかけての歴史的テーマパーク」という言い方も出来るかもしれませんね。
この建物は「旧ウォーカー住宅」。もともとは大浦天主堂のすぐ側にあったそうです


ワタクシは明治から大正期にかけての洋風建築が好きで、和風建築のいいところと洋風建築のいいところがうまく組み合わされた
和洋折衷建築に特に心惹かれます


この建物は旧自由亭。明治11年に作られた西洋料理店「自由亭」の建物です。「洋食」というのも見事な和洋折衷ですよねぇ


歴史には大きなエポックメイキング、世の中が激変した時というのがありますよね。
幕末から明治維新の時代というのは、まさに歴史が大きく動いた時ですね。
従来の幕藩体制が崩壊し、200年以上続いた鎖国が終わり、天皇中心の近代国家が作られていくのですから、
今までの世の中とはまさに180度変わるわけですよね。農民なんて何が何やら理解できなかったんじゃないかと思うんですよ


長寿の人なら「明治維新」と「太平洋戦争の敗戦」という、途轍もない時代の変化を両方経験した人もいたでしょうね。
ワタクシのような頭の硬い人間は、おそらく時代の変化について行けなかったでしょうなぁ


こちらは旧スチイル記念学校。ここに移築される前は海星学園の寄宿舎に利用されていたとのことです


この建物は旧オルト住宅。残念ながらワタクシ達が訪れた時は修復工事が行われており、中に入ることはできませんでした。
ではでは、グラバー園にはまだまだ見所がありますので、さらに散策を続けるとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


今回、11年ぶりに長崎市を訪れたのですが、やっぱり魅力的な町だなぁって感じました。
この町がたった一発の核兵器によって、「死の町」になった過去があることが嘘のようです。
そして、核兵器による被害を受けた町は、ここ長崎が最後であらねばなりません。



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異国情緒感じる石畳-長崎県長崎市:オランダ坂

2023年01月23日 | 長崎
Dutch Slope, Nagasaki City, Nagasaki Pref.

さてさて、長崎市内に泊まったこの日(12月30日)は、朝の8時にホテル近くで見つけたコーヒー専門店で朝食を食べました


お店は「HAYAMA COFFEE」というお店で、地元の人も観光客も両方やってくる人気のお店でした


家人は「バゲットサンド エビアボカド」を注文。女性ってアボカドを好きな人が多いですよね


ワタクシは「サバサンド」を注文。バゲットサンドの中に、サバのフライが入っておりました。
二人で朝食を食べながら、この日の行程を考えます。まずはホテルの駐車場に車を置かせてもらい、
ホテルから長崎の街を散策することにしました

「HAYAMA COFFEE」…長崎県長崎市大浦町5-42


ホテルのすぐそばが「オランダ坂」なんです。オランダ坂とは洋風住宅が立ち並び異国情緒あふれる東山手地区にある石畳の坂です。
この辺りは重要伝統的建造物群保存地区にも選定されているんですよ


長崎では、出島に住むオランダ人の影響か開国後も東洋人以外の人を「オランダさん」と呼んでいました。
そのため当時「オランダさんが通る坂」という意味で外国人居留地にある坂はすべてオランダ坂と呼んでいたと考えられています


現在はこの写真の活水女子大学下の坂、活水坂、誠孝院前の坂がオランダ坂と呼ばれています


「日本三大ガッカリ名所」というのがあります。有名な観光名所のはずなのに行ってみたら…”なんや、こんな所かいな”と気分がガッカリ…
という場所の中で、特にガッカリ度が高い場所として高知の「はりまや橋」、札幌の「時計台」、そしてここ長崎の「オランダ坂」が
選ばれています。ま、地元の人にしてみたら嬉しい選出ではないでしょうがねぇ


ワタクシは三カ所とも行きましたが、ワタクシとしては「はりまや橋」は「何やこれ?」とガッカリ度は大きかったです。
「札幌時計台」は「はぁー、こんな狭い場所にあるの」と、ガッカリ度はまあまあ大きかったかなぁ。
「オランダ坂」は「いい雰囲気の石畳やなぁ」と、特にガッカリすることはありませんでした。皆さんはどうでしたか

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


長崎は本当に坂道が多く、坂を上ったり下ったりするので、長崎に行くときは動きやすい服装と歩きやすい靴が必要です。
と書きながら、考えてみたら私は仕事の時のスーツや靴を除くと、動きやすい服装と歩きやすい靴しか持ってないんですよ。
私の普段着は全て登山、トレッキング、キャンプ、ウォーキングに対応するものばかりで、
「オシャレ感」とはすっかり無縁の爺さんになってしまいました。



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