混沌とした中に小宇宙たる生命の本質がある

こんにちは🌞連日気持ちの良い秋晴れが続いていますね😊

毎週日曜日は、院長の自伝を書かせていただいています。

中国の神話に書かれている話ですが、のっぺらぼーで、

七竅の目、鼻、耳、口（竅とは穴のことで、目二つ・鼻二つ・耳二つ・口一つ）がない王様がいました。
その王様の目、鼻、耳、口を七日間かけて一つずつ開けて、七竅がすべて整った
とたんに王様は死んでしまいました。整然と整えた途端に混沌（雑然たる王様）
は生命を失いました。いい子悪い子普通の子がいるから世の中は、保たれているのです。
　微生物と共存共営して生命は維持されます。極度な衛生思想は死を招きます。

男と女がいて陰陽の交流があるから、生命は永遠に続くのです。

相補性がはたらかなくなり独陰独陽になると、太極が崩壊して脱陰脱陽となり死に至ります。
　随分前に読んだ本に、ｆ分の１ゆらぎの世界というものがありました。

ゆらぎのないものは、壊れやすいと言ったものだったと記憶しています。
　政治屋さんや役人さんはいいですね。『想定外』と言う逃げ言葉があります。

３．１１の東北大震災で原発事故が発生しました。その時、本来なら崩れてはならな
い二号器の壁が崩れた為に爆発を免れた。更に、四号器の冷却水を貯めてある底
に穴が開いた事により格納器が冷却され爆発を免れたと言う想定外の事故により
日本が全滅する被害を免れた。（映画・原発を止めた裁判長より）

TOP│映画公式『原発をとめた裁判長　そして原発をとめる農家たち』

医学に想定外は許されません。命がかかっています。
　明治維新後、我々は西洋的価値観で、育てられていますので、整然とした合理
的な考え方が身についていますが、東洋医学を理解するためには、雑然とした中
に、本質が隠されている『陰陽五行論』、『気の思想』、『天人合一』の宇宙感
などを理解して、生命を自然に戻す純東洋医学（経絡治療）の教育・研究が必須です。

次週に続く