こんにちは!
スタッフの石黒です。
普段患者様から、
お灸はどんな形をしているの?どんなものを肌にのせているの?
等々、お灸がどんなものなのか質問されることが多いです。
ですので、今日はお灸についてです。
今回は2週に分けて書いていきます。
お灸とはもぐさを皮膚の上で燃焼させることにより温熱刺激を与え、身体の調子を整える療法です。
このもぐさというものは、漢字では艾と書きます。この艾(もぐさ)という漢字ですが、実はヨモギとも読むのです。
ヨモギといえば、草餅などでよく知られるよもぎですね。一般的に漢字で書く場合は蓬と書くことが殆どだと思います。
漢字の読みからもわかるように、もぐさの原材料はヨモギです。🌿
正確には乾燥させたヨモギの葉の裏側にある毛だけを集めたものです。
(長くなってしまうので、詳しい製造工程はまたの機会に、、、。)
もぐさには製造過程で数段階の品質に分けられます。
より精製度合いが高いもの(毛の割合が多いもの)が良質もぐさとされ、精製度合いが低いもの(葉や茎が混ざっているもの)は粗もぐさと言われます。
良質であれば良いわけではなく、使用目的に応じて使い分けています。
ブログトップの写真右側の小さな箱に入っているのが良質もぐさで、左側の大きな箱に入っているのが粗もぐさです。
下の写真はお灸の比較です。
左は良質もぐさを捻ったもの、残りの2つは同じ精度の粗もぐさを異なる大きさで捻ったものです。
色の違いがわかるかと思います。
良質なものほど色が薄く、粗いものほど色が濃くなっています。
写真では伝えられないのが残念ですが、色だけでなく香りも違いますよ。
是非当院でお灸の香りも味わってみてください。
長くなってきたので、本日は此処までです。
次回はお灸の使い分けです。
違う大きさに捻ったもぐさがどう違うのか、
是非ご覧ください。
石黒友紀乃
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