こんにちは🌞今日は気持ち良く晴れましたね☀️
毎週日曜日は、院長の東洋医学小噺です。
人体各部は陰陽に分類され、その働き(気)により陰気陽気に分けられます。
「陽勝てば則ち陰病み、陰勝てば則ち陽病む。
陽勝てば則ち熱し、陰勝てば則ち寒す。」(素問・陰陽応象大論篇第5)
つまり陽は熱性活動的であるので、熱を主とした病症をあらわします。
人体各部は陰陽に分類され、その働き(気)により陰気陽気に分けられます。
「陽勝てば則ち陰病み、陰勝てば則ち陽病む。
陽勝てば則ち熱し、陰勝てば則ち寒す。」(素問・陰陽応象大論篇第5)
つまり陽は熱性活動的であるので、熱を主とした病症をあらわします。
陰は、静的消極的であるので陰気が多く成れば寒を主とした病症をあらわすのですね。
さらに、どこの部位における陰陽の過少により、病症に違いが現れるかを示したのが次の条文です。
「陽虚すれば則ち外寒し、陰虚すれば則ち内熱す。陽盛んなれば則ち外熱し。
陰盛んなれば則ち内寒す」(素問・調経論篇 第六十二)
外は陽・内は陰、熱は陽・寒冷は陰です。
陽虚すれば則ち外寒しとは、陽気は陽の部位である外に多い。
さらに、どこの部位における陰陽の過少により、病症に違いが現れるかを示したのが次の条文です。
「陽虚すれば則ち外寒し、陰虚すれば則ち内熱す。陽盛んなれば則ち外熱し。
陰盛んなれば則ち内寒す」(素問・調経論篇 第六十二)
外は陽・内は陰、熱は陽・寒冷は陰です。
陽虚すれば則ち外寒しとは、陽気は陽の部位である外に多い。
したがって陽気が不足すれば外(陽経のある部位)が冷えて、悪寒・痛み・麻痺などが現れます。
逆に陽気が陽の部位に多くなれば外は熱し発熱や腫れ物などの病症が現れます。
陰虚すれば則ち内熱すとは、陰気は陰の部位である内(陰経のある部位)に多い。
陰虚すれば則ち内熱すとは、陰気は陰の部位である内(陰経のある部位)に多い。
従って陰気が不足すれば内に熱症状が現れます。便秘・口渇・四肢倦怠感などです。
逆に陰気が陰の部位に多くなると内が冷えて消化不良の下痢・元気不足・手足共に冷えるなどの病症が現れます。
これが東洋医学の病理の基本原則です。
これが東洋医学の病理の基本原則です。
次週に続く