緒方鍼灸院 【脉泉堂】 有田町の自然 平六のワンダー

「目で見て、手で触り、音を聞き、温度を感じ、においを嗅ぐ」体験は「知識として知ってる」ことよりはるかに重要だと信じます。

合併症を持つカップルの不妊治療の問題点や対策・・・有田町2016.8.26

2016-08-26 06:03:49 | 鍼灸の魅力

今回のテーマは、合併症を持つカップルの不妊治療の問題点や対策  についてです。

がん患者

 男女にとって がん治療で 性腺機能不全が もたらされる要因は?

  • 手術による 性腺の 摘出、神経や 血管の 切断
  • 化学療法による 原始卵胞や 精祖細胞の 消失
  • 放射線療法による 原始卵胞や 精祖細胞の 消失

 性腺機能低下で 女性に どのような 変化が 起こる?

  • 女性らしさの 障害
  • 月経異常や 二次性徴の 欠落
  • 骨量の 低下

 女性の 妊孕性 温存に とりうる 方法は?

  • 受精卵凍結
  • 未受精卵凍結
  • 卵巣凍結
  • 放射線療法での 性腺遮蔽
  • 卵巣の 照射野外への 移動
  • GnRH アゴニスト による 卵巣機能 抑制
  • 妊孕性温存手術
  • 化学療法の 種類の 選択

てんかん

 どんなことが 重要か?

  • 薬剤の 中断が 不可能か
  • 薬剤の 種類を 減らすことが できないか
  • 葉酸を 服用しているかを 妊娠前・不妊治療前に 検討する

 ①抗痙攣薬による催奇形性について

  • 小奇形を含めた先天奇形の発生頻度は4~8%程度であり、一般の対照群と比較すると2~3倍に増加します。
  • 起こりうる先天奇形ですが 口唇口蓋裂・神経管欠損(無脳児や二分脊椎など)・心奇形・尿道下裂・顔貌異常などがありえます。
  • しかし、てんかん発作による母体痙攣で引き起こされる低酸素症による胎児脳障害・胎児機能不全・胎児死亡の方が危険であり、妊娠中も薬物療法を継続することが大切であることを理解してもらうことがとても大切です。

 ②先天奇形の出生前診断の方法と限界について

  • 出生前診断は、妊娠9~22週頃に行われる「胎児に奇形や病気、染色体異常がないかどうか」を調べる検査の総称です。
  • 超音波検査(胎児超音波スクリーニング検査) 診断精度:70%
                          実施時期:妊娠11週-13週
                          危険性:無し
  • 母体血清マーカーテスト           診断精度:80%
                          実施時期:妊娠15週-18週
                          危険性:無し
  • 羊水検査(おへその下あたりに注射針を刺して羊水を採取しますが、検査の後に流産してしまう可能性が約0.3%程あるといわれています):含まれる赤ちゃんの細胞などを用いて、ダウン症候群、13トリソ ミー、18トリソミーなどの染色体異常の診断              

                         診断精度:100%
                         実施時期:妊娠15週-
                         危険性:0.3%

  • 絨毛検査(羊水検査よりも流産の確率が高い)  診断精度:100%
                          実施時期:妊娠10週-14週
                          危険性:1%
  • 新型出生前診断(NIPT)        診断精度:95%  (陰性の場合、100%)
                        実施時期:妊娠10週-
                        危険性:無し

    今までの非確定性検査では診断の確度が低かったため、流産のリスクがある「確定検査」をしてまで、疾患の有無をはっきりさせようという母親は少なかった。しかし、新型出生前診断では、他の診断に比べて簡単且つ、非常に高い確度で、胎児の異常が発見できるため、多少のリスクは覚悟で「確定検査」に踏み切る親が増えてしまったのかな。

    疾患が確定してしまった子供を産んで育てようという親は少なく、

    ほとんどの親が中絶を決断している。  詳細は クリックで

    この検査ができる有田町に一番近い病院は、長崎大学病院 です。


 ③てんかん発作による母体痙攣によって母児の予後が悪化すること
 ④発作が十分にコントロールされるまでは妊娠を延期すること
 ⑤2年以上発作がない場合には妊娠前に休薬あるいは減量をすること
 ⑥薬剤を中止できない場合には妊娠前に単剤投与に変更すること
 ⑦てんかん発作予防には適度な睡眠・食事・運動が望ましいこと
 ⑧妊娠前3ヶ月から葉酸摂取(補充)が望ましいこと

 

今回はここまでにします、次回は 不妊や不妊治療、不妊カップルを取り巻く社会的状況 についてです。

女性ホルモンが乱れると起りやすいのが、月経不順無月経 です。月経不順や無月経が続くときは、ホルモン分泌の調子が悪くなっている可能性が高いというわけです。

また、ホルモンがスムーズに分泌されないと自律神経のバランスが乱れて、カラダ中に影響が出ることがあります。

たとえば、卵巣の働きが落ちてきて女性ホルモンの分泌量が減ると、視床下部は昼も夜もフル回転してホルモンを分泌させようとします。

そうなるとカラダはパニック状態になり、自律神経まで乱れてきて、頭痛 めまいのぼせ 冷えイライラ などの トラブルも。

これは間脳にある視床下部が、自律神経の中枢もかねているからです。

脳が ストレス を感じると、ホルモン分泌が乱れてカラダの調子も悪くなります。

反対に、好きな音楽 を聞くなど 心地よい刺激 を受けていると、ホルモン状態 が整って、カラダも元気になります。

これは医学的にもちゃんと証明されていること。

規則正しく、ストレスをためない生活を心がけることが、ホルモンを ベストな 状態に保っていくのに大切なことなのです。

同じような役目が 鍼灸に よってもたらせます。 あなたの身体を整えて健康に。

気の変化、変動を鍼灸により、複雑な状況の中、カップルで 自然に妊娠されるまで、鍼灸を使っての 心、精神的、身体的に 気血の巡りを良くするお手伝いをさせていただき、穏やかな状態で 妊娠され、出産までお手伝いしたいと考えています。

治療院の場所は、コメリ有田店さんの西隣りですので来院時の目印になります。

来院される前に、0955-42-2655

予約の電話 をお願いします。

2016年 6月から 日本不妊カウンセリング学会 カウンセラー養成講座を 受け始めました。

最新の正しい情報をお伝えする為、年間 2回計画されている 養成講座を経て、受験・面接を受け、不妊カウンセラーの認定取得を目指し始めています。

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