流産について、整理してみました。
妊娠しても妊娠の継続ができない。その原因は何か知りたい、流産は繰り返すと聞いたことあるけど、受け止めずらい現実に直面して初めて調べ始めることになるのでしょう。
僕の娘は今、妊娠11週目です。
今後、どんなアドバイス、どんな配慮ができるのか調べてみました。
今年2月に結婚、32歳です。旦那は38歳、お互い不妊症ではなかったようです。
日本では晩婚、晩産化により女性が妊娠する年齢が上昇、第一子の出産時の母の年齢は約35年前の1980年は26.4才でしたが、7年程前の2010年は29.9才と約30年間で3.5才程年齢が上昇しています。
男性の精子の年齢的変化については今回触れませんが、女性の年齢と妊娠率、流産率は統計的に表されています。
僕の娘の場合、32才で、妊娠率は約26.6%、流産率は約16.3%です。年齢が35才になると妊娠率は約22.9%、流産率は約20.3%となっています。下のグラフは 出産率-流産率です。
妊娠11週目を焦点にまとめてみました。
つわりでだいぶまいっているようです。 しかし、11週を過ぎた時期から少し吐気は収まる時期です。頑張れ!
妊娠 12週(約3ヶ月)以降は安定してきますが、それまでの間での流産が多いです。
子宮内膜に受精卵が着床すると作られる赤ちゃんを包んでいる袋のことを 胎嚢(タイノウ)と言います。
胎嚢は 生理開始日から 5週 後半ごろから 超音波検査で 確認することができます。
胎嚢の中に映ったポツンと小さな白い点のようなものが 胎芽です。妊娠7週まではおなかの赤ちゃんを胎児と呼ばずに、胎芽(タイガ)と呼びます。
超音波検査には、超音波が出る器具をおなかの表面に当てる「経腹法(けいふくほう)」と、器具を腟の中に入れる「経腟法(けいちつほう)」があります。
経腟法のほうが子宮の中が鮮明に見えるので、妊娠初期には経腟法による超音波検査が行われることがほとんどです。
妊娠6週ごろになると、赤ちゃんの心臓の動き(胎児心拍)が、超音波検査で確認できるようになります。
子宮外妊娠もあるけど、超音波検査での確認で子宮内膜での成長が確認できています。
流産の原因を胎児側の原因か、母体側の原因かに分けてみました。
- 胎児側の原因での流産が約70% ・・・これは染色体の異常が多いです。
- 母体側の原因での流産は3つ考えられ
- 自己免疫異常(抗リン脂質抗体異常症候群など)
- 内分泌異常(甲状腺機能異常など)
-
子宮奇形など
事前に流産しにくい身体かどうかの検査は
- 夫婦の染色体検査
- ホルモン検査
- 自己抗体検査
- 子宮卵管造影検査
- 子宮鏡検査
などがあり、治療法として
- ホルモンを正常化するための薬
- 低用量アスピリン療法
- ヘパリン療法
- 子宮の形成術
とされています。
しかし、約70%が 胎児側の 染色体異常が原因である可能性がある 流産、自然の淘汰と言うのでしょうが、染色体異常を胎児自ら淘汰されるのは運命かもしれません。
先日、当院を訪れた患者さん 東洋医学的 見立ては、脾虚の症状でした。
子宮の状態を良くするには腎脾肝を整えることで、さまざまな症状が改善され、心も体も元気に成り子宝を授かりやすい状態ができます。
この患者さんは、脾虚の処置を 鍼を使っておこないました。
からだの気のバランスを整えることで、治療後 なんだか体が楽になったと
ホルモン分泌もスムーズにおこなう体に変わっていかれるでしょう。
今年、日本不妊カウンセリング学会 で 不妊カウンセラーと認定いただきました。
全国の産婦人科医・看護師・助産師・教育・心理・研究等、生殖補助医療、特に不妊治療に携わる会員さん達が最新情報を共有しながら親になりたい人の存在を支え、親になった後も、たとえ子供を授からなくても、その方々の人生を応援していく、それが不妊治療のケアに関わる存在だと知り、東京会場での3回の養成講座の受講、福岡会場での筆記試験・面接試験を受け、一定レベルの知識、対応ができると判断していただき、認定をいただけました。
鍼灸を受けながら、心・体を 楽になさって、夫婦のきずなを確かめ合ってください。
ぜひ、恵まれるようこころ精一杯 あなたと向き合っていきます。
自然体でお会いできたらと願っています。
治療院の場所は、旧 コメリ有田店さんの西隣りですので来院時の目印になります。
来院される前に、0955-42-2655 へ
佐賀県西松浦郡有田町南原甲641-16
予約の電話 をお願いします。
ホームページも 作りました。 緒方鍼灸院 脉泉堂
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