「寝屋川 平和と市民自治の会」のブログ

平和に人間らしく生きるために「寝屋川 平和と市民自治の会」が取り組んだこと及び今後の予定を知らせます。

「PAN」2021年12月号3ページ

2021-12-22 18:04:44 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

話題の韓国ドラマ「イカゲーム」

今、話題の韓国ドラマ「イカゲーム」(全9話)はネットフリックスで配信されています。

 様々な理由で借金を抱えた456人が賞金456億ウォン(約43億円)を手に入れるために、死と隣り合わせのゲームに挑んで行く物語です。

 誰でも知っている子どもの遊び(「だるまさんが転んだ」や「綱引き」)で生死をかけたサバイバルゲームをするのですが、一人ひとりの生身の人間を丁寧に描いていて、「命」を大切なものとして描いています。

 2021年9月17日に全世界に公開されて、すでに90カ国以上で視聴ランキング一位となり、一億四千二百万世帯が視聴しています。英語圏以外のドラマで、ここまでヒットするのは珍しいことです。

 一方、先日ABCテレビ「大下容子ワイド!スクランブル」で「イカゲーム」を取り上げていましたが、韓国の格差社会のみに注目し、韓国の一般庶民はこんなにも悲惨な人生を送っていると、延々と放送していました。

 日本の総選挙の少し前だったので日本は韓国に比べてまだ貧富の差はないと言いたかったのでしょうか?

 しかし、こんなことをしていると、日本のエンターテインメントはますます世界から取り残されていくでしょう。

2021年11月8日 井 哲子


「PAN」2021年12月号2ページ続き

2021-12-15 12:29:36 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

9月トークカフェの報告

朝鮮戦争終結は東アジアの平和構築への最大の課題

 

9月19日、「東アジアの平和を市民がつくるー朝鮮戦争はまだ終わっていない!朝鮮戦争終結キャンペーンを成功させよう」をテーマに、イラク・アフガンを支援する会との共催で9月トークカフェを開催しました。「平和と生活をむすぶ会」の豆多敏紀さんを講師として招き、「朝鮮戦争の歴史的経緯と日本の役割」という題で講演をしていただきました。「朝鮮戦争を終結させることは東アジアの平和構築の最大の課題である」ことを学びました。「朝鮮戦争の休戦状態は軍拡勢力にとって持続すべき事柄であり、『朝鮮有事』は軍備拡大の最大の口実です。」

このトークカフェでは、朝鮮戦争と日本人のかかわりが明らかにされました。

日本が朝鮮戦争の兵たんを担い、「朝鮮特需」という戦争で儲けた(心が痛みます)だけでなく、海上保安庁の掃海艇がのべ46隻出撃し、機雷を除去するとか、60人の日本人が朝鮮半島へ従軍し、18人が戦闘に参加したことが明らかになっています。そして、「特別調達庁」の記録などで日本人犠牲者は59人に上ります。このことからわかるように、日本は朝鮮戦争に参戦しました。

朝鮮半島の分断の基本的な原因は日本の植民地支配にあります。そして、朝鮮戦争の結果、分断が固定化し、南北とも軍事独裁が続く原因になりました。一刻も早く「休戦」状態を終わらせて、平和協定を結び、南北の対立をやめさせることが、東アジアの緊張緩和に結び付きます。また、東アジアの緊張激化させる辺野古新基地建設を中止させましょう。


「PAN」2021年12月号2ページ

2021-12-09 22:33:29 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

寝屋川市新型コロナウィルス感染症対策室との交渉(懇談)

第6波に対する検査体制と医療体制の充実を求める

通所施設・訪問介護施設の従業員に対する検査の実施の検討を約束

① 寝屋川保健所で10月18日(月)新型コロナ対策室の課長2名と交渉(懇談)を    

持ちました。今回、交渉の時間を30分と制限をしてきました。市民の声に

寄り添うべき保健所としては、質問・要望がなくなるまで市民の声を聞い

てほしかったと思います。

 

② 寝屋川市のコロナ対策に対しての要望は以下のようになります。ア、定期的なPCR検査実施対象の福祉施設は54施設あり、そのうち検査に応じている施設は49施設ある(10月14日回答より)とのことですが、定期的なPCR検査体制を通所施設・訪問介護施設の従業員・利用者までに拡大すること、イ、近隣で2か所のコロナ専門病棟が開設されたが寝屋川市内にもコロナ専門病棟が必要では、ウ、広報ねやがわ、寝屋川市ホームページに自主的にPCR検査が受けられる検査機関を公表すること、エ、自主的検査も無料で受けられるようにすること、オ、広報ねやがわ、寝屋川市ホームページに、コロナ感染による死者の方の累計、感染状況がわかるような図、表を掲載すること等です。

 

③ 10月18日の交渉を持つまでに寝屋川市に8月末までに要望書を提出、9月14日にその要望書に対する寝屋川市から回答、それに対する再質問、10月14日再質問に対する寝屋川市回答がありました。オについては、9月14日の回答では「お亡くなりになった方の累計は、現在のところ掲載する予定はございません」でしたが、10月14日の回答では「10月15日現在、市ホームページにおいて死亡者数を公表しています」と前進面がありました。アについては「検査の拡大については、国・府等の対応状況を勘案し、必要に応じて検討」(9月14日回答)でしたが、「検査が一番大事」とみとめ、「訪問介護に広げる必要性を検討する」と検討の約束をしてくれました。

 

④ イについては「機関名をお答えすることはできませんが、専門ではありませんが…コロナウィルス感染症患者を受け入れている医療機関は複数あります」とコロナ専門病棟を作ることは考えない回答でした。ウ、エについては「自主的に受検するPCR検査等の助成については9月の補正予算において計上し、実施する予定」「市では関与していないので…各医療機関のホームページ棟で確認をお願いします」との回答です。

 

⑤ 市民の声に耳を傾けるのが市の役割だと思いますが、自主検査を実施している医療機関の名前の公表を拒否するなどネットを見ない市民のことを考えていない対応です。PCR検査拡大のため、自主的検査に対して上限1万円までの助成は良いことですが、更に全額補助することを求めていきます。交渉で検討すると約束したことについて、どうなったのかを聞くなど市に対する要望、交渉は続けていきます。


PAN2021年12月号1ページ

2021-12-09 21:42:49 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

命と暮らしを守れ! 憲法改悪許さない!

命と暮らしを切り捨てる第二次岸田新政権

衆院選を終えて11月10日、第二次岸田新政権が発足した。看板に掲げるのは「新しい資本主義」。

「分配」に力点を置くとした自民党総裁選過程での主張はどこに行ったのか。もとの「成長ありき」路線に回帰した挙句、史上最大ともいわれるグローバル企業の内部留保や富裕層への課税に触れることもなく、賃上げ企業への税制優遇をいうだけだ。

 コロナ対策で明らかになった、安倍・菅政権路線(市民の命を軽視して公的病院を削減してきた、感染拡大を広げた東京オリンピックを強行したこと等)、ウソとごまかし路線から本当に決別するのなら、命と暮らしに不安を感じている市民の声に耳を傾け、真摯に聴く必要がある。

野党共闘は力を発揮した

先の衆院選では、マスコミをはじめ、「自公政権勝利」「野党の共闘は失敗した」等の論調が相次ぐ。しかし、本当はどうか?

 小選挙区での自民党の獲得議席は187議席、前回の218から大きく後退している。自民党が勝利した小選挙区の約2割にあたる34人は、次点候補との得票率の差が5ポイント未満という辛勝だった。そのうち33人は、野党統一候補との争いであった。自民党の平議員が衆院選後のテレビで「(野党共闘は)我々からしてみると、すごい脅威でしたね」と本音を漏らした(11/4『報道1930』)。だからこそ、今、野党共闘をつぶすため「野党共闘失敗」論が、御用評論家によって、すさまじい勢いで宣伝されているのであろう。

 市民連合と野党4党の共通政策も、内容は大いにうなずけるものであった。問題は、その「野党共闘」が様々な点で不十分であったことだ。なぜ、野党統一が全選挙区で実現しなかったのか?という素朴な疑問も残る。この大阪12区(寝屋川市・大東市・四条畷市)も残念ながら、野党統一候補とはならなかった。必要なことはさらに野党共闘を広げ強化することだ。

維新は究極の民営化路線…命と暮らしは破壊される

この大阪で顕著にみられたように、維新の会が議席を伸ばした。自公政権への批判票が野党統一候補に行かずに、維新に流れたということだろう。

 維新は、昨年のいわゆる「大阪都構想」が大阪市住民投票で否決されたにもかかわらず、その後公明党を抱き込んで「府市一体化」を目指している。ま

さに、目的のためなら手段を選ばず、である。民主主義のかけらもない。

維新は、大阪市立病院を廃止し、看護学校への補助金削減による閉校を強行した。保健所職員の人員を削減した。維新の究極の民営化路線は、コロナ感染第4波の時には医療崩壊を引き起こし、大阪府はコロナ死亡率で日本一となっている。

平和憲法を破壊する改憲策動に最大限の警戒を

今、衆院選直後の記者会見で改憲に言及した岸田首相の後押しをすべく、「来夏の参議院選挙にあわせて(改憲の)国民投票を実施」する(維新松井代表)と踏み込んだ発言をしている。まさに、自公+維新により、コロナ無策を逆手に取った「緊急事条項」を突破口に、改憲を強行しようとしている。付言するならば、維新の言う「教育無償化を明文化する改憲」には、まったく意味がない。現憲法26条にある教育を受ける権利を充実させればいいだけのことだ。

 このような状況を変えていくためにも、私たちがよって立つ日本国憲法や寝屋川市民憲章に示された平和・人権を、私たち自身のものにしていくためにも、私たちはより一層の取り組みを広げていかねばならない。主人公は私たち一人一人の市民である。

*衆院選に当たって、大阪12区から立候補予定の4人の方々(この4人の方が実際に立候補)に、①コロナ対策、②核兵器禁止条約批准、③沖縄戦遺骨を含む土砂を沖縄基地建設に投入することの是非の3点に関する公開質問状(回答期限10月18日)について、回答をお願いした。お忙しい中、共産党の立候補予定者から回答をいただいた。維新の事務所からは回答できない旨の回答をいただいた。公開質問状と回答は当会のブログに掲載している。

 

 

 


「PAN」2021年12月号を発行しました。

2021-12-09 21:21:35 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

12月号あいさつ

2021年11月22日

寝屋川 平和と市民自治の会

〒572-0837 寝屋川市早子町20-12

TEL090-3927-6382 FAX072-813-2913

メールアドレス heiwatoshiminjitinokai@outlook.jp

 

 日増しに寒さが増している今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、お届けしている通信「PAN」12月号では、1面に総選挙の事、2面に寝屋川保健所との交渉の報告を掲載しています。是非読んでいただき感想などお寄せください。

 また、ZENKOスピーキングツアーのチラシを同封しています。最前線で闘っておられる9人の方がゲストとしてお話をしていただきます。参加の検討をお願いします。

 私たちは、症状がなくても無料でPCR検査が受けられる体制をと、要求していましたが、11月22日にオープンする「大阪PCR検査センター寝屋川市駅」で寝屋川市民または寝屋川市内で働いている方は検査を無料で受けられることが判明しました。喜ばしいニュースだと思います。濃厚接触者以外でも、幅広く検査を求めていましたし、田舎に帰るため陰性かどうかを確認したいなど市民の不安を解消することを行政に求めていました。寝屋川市が上限1万円の補助が予算化され、大阪PCR検査センターが寝屋川市駅に店をオープンした結果、実現したものです。

今後、寝屋川市に対して通所施設、訪問介護の定期検査の体制など詰めていきたいと思います。