「寝屋川 平和と市民自治の会」のブログ

平和に人間らしく生きるために「寝屋川 平和と市民自治の会」が取り組んだこと及び今後の予定を知らせます。

PAN7号4ページ

2017-12-15 16:22:05 | PAN
寝屋川市要請行動 
12月1日(金)に議会事務局に改憲反対意見書採択を求める寝屋川市議会署名447筆提出!!
11/24(金)午後、寝屋川市要請行動に参加しました。
要望書の内容は、①寝屋川市長として、核兵器禁止条約の批准を政府に求めてほしい。 ②同じく、市民の命と安全に責任持つ立場から、大飯原発の再稼働中止を関西電力と政府に求めて欲しい、の2点です。
対応していただいた方々は、広報公聴課・環境推進課・人権文化課でした。
今年7月に国連で成立した核兵器禁止条約に、唯一の都市被爆国である日本の政府は参加しませんでした。被爆者の皆さんや、平和を願う我々市民だけでなく、全世界の人々を失望させました。決して見過ごすことはできません。近年、寝屋川市内の小学生は、修学旅行で広島に行っていません。もちろんその分平和学習に取り組まれている事と思いますが、戦争の証言者が年々少なくなっていく現状をかんがみるならば、寝屋川市としてこの問題にどう取り組むのか、どう後世に伝えていくのかが問われるのではないでしょうか。
その後、同様の趣旨で、寝屋川市議会としての意見書の採択を求める陳情書を議会事務局に提出し、各会派を回りました。立ち話で陳情書を受け取る会派、ソファに座って話をさせてくれる会派、それぞれ対応に違いがありました。
寝屋川市議会は、市民の陳情に対して、各会派が合意して正式に議会運営委員会で取り上げた議題しか賛否を明示しません。この点は市民に開かれた議会運営になっていないと思います。皆さん。どう思われますか?     

11/5団結まつりに出店!

大阪市桜ノ宮公園で団結まつりが開催されました。「寝屋川 平和と市民自治の会」はもちつきをやり、ぜんざいを200円で販売しました。
改憲ゆるすな!戦争やめろ!安倍政権を倒そう!11/13中央要請行動に参加しました。
内閣府に2899筆の「安倍政権の即時退陣署名」を提出しました。

12月例会のご案内

12月24日(日)14時から 
希望のクラブ事務所にて
参加費500円

原発についての小出裕章さんの講演のDVDを上映します。
 この後、忘年会です。お酒・料理・つまみの持ち寄り大歓迎です。
 来年こそ、市民の力で9条改憲を阻止する展望を作り出しましょう。

東アジアを戦場にするな!
沖縄と韓国を結ぶ平和・軍縮のための
ZENKOスピーキングツアー

12月17日(日)大阪集会
時間 13時30分
会場 国民会館・大ホール(詳細は別紙参照)
チケット料金500円
韓国の軍縮平和日韓共同行動の仲間、沖縄・辺野古ゲート前で闘い続ける仲間とともに各地の基地をめぐり闘う市民が意見を交換し、東アジアで戦争させない取り組みを行います。チケット販売していますので、ご購入をよろしくお願いします。また大阪集会にご参加お願いします。

PAN7号3ページ

2017-12-15 16:17:50 | PAN
9月10日に種まきしたダイコンがぼちぼち収穫の時期を迎えています。
今年から本格的な有機農業に取り組もうと決意し化学肥料や農薬を使わず、人間にやさしい『本物の食べ物』作りを志して、土づくりから、実験、実践をこころみています。
 そうした実践の第1作としてのダイコンが途中、若干の“青虫”の被害を受けつつも、大きく育ちました!!
早速、「おでん」で食したら、トロける様で実においしくいただきました。
 神戸大学名誉教授・保田茂氏の提唱されている有機農業の思想と方法に学びつつ、生命の源である農作物を安全な本物の食材として育てていきたい。
 「ヒノヒカリ」の収穫も終え、10月の雨で、延び延びになっていた『えんどう』や『玉ネギ』の移植もやっと完了し、田んぼもあとは、秋起こしをして、来年に備えるところです。
 もう少しすれば、キャベツ、ブロッコリー、白菜、そして、ほうれん草や水菜、きく菜の葉菜類たちも、私たちの命を育んでくれる。2017.11.29 ヒカル ゲンキ

5冊の本を紹介します
 2017年8月、フィリピン南部のミンダナオ島から絵本が届いた。『サダムとせかいいち大きなワニ』。すぐに図書館へ行き、日本語版を予約。平行して、『フィリピン・ミンダナオ子ども図書館 手をつなごうよ 日本にいちばん近いイスラム紛争地域での活動』(児童書)松居友著、彩流社を読む。絵本の内容が、わかった。2冊目は、しばらくしてジワ~っと効いてくる。
 『ヒロシマの いのち』(児童書)指田和著、文研出版。「原爆の被害や放射線障害の内容はとてもむずかしいけれど、知ろうとしなかったりさけたりしていたら、なにもかわらない。(p111)」。一貫して著者のマナザシが素敵。
 『遺族外来―大切な人を失っても』大西秀樹著、河出書房新社。「苦しみは時が経っても変わらないと思います。しかし、苦しみを経験したことで、心が徐々に成長してゆきます。心の器が大きくなることで苦しみが心の中に入る場所ができるのです。〔小山健英氏の言葉〕(p134)」
 『恋(れん)ちゃん はじめての看取り おおばあちゃんの死と向きあう』(児童書)写真・文 國森康弘、農文協。小学5年生と92歳の竹子さん。

PAN7号2ページ

2017-12-15 16:15:20 | PAN
11月26日例会報告

11月26日(日)に「憲法9条改憲反対の声をどう広げていくか」というテーマで、例会を持ちました。参加者は前回より少なかったのですが、共謀罪の講演会以来久しぶりに出席された方がいらしたり、山崎さんが参加された防衛省等要請行動の報告や、大同さんの韓国連帯ツアー(何と当日朝帰阪!!)報告等もあり、盛り上がりました。尚、これらについては、別頁で詳しく報告されていますので、そちらをご覧下さい。
さて、例会の後半には、改憲反対の声を地域からどう広げるか、議論になりました。
安倍首相は「2020年までに改憲」をあきらめていません。2018年国会発議・2019年参院選(7月)と同時に国民投票を実施という改憲スケジュールを立てています。その中で2019年統一地方選(4月)の持つ意味が今まで以上に重要になってきています。  
発議させない取り組みは前提としつつ、ここで改憲反対を明確にした市議が市議会の過半数を取るくらいの状況を作らなければなりません。
そこで、①私たちの主張(政策骨子)を現時点でまとめるとともに、②どのように市議選に取り組むのか、皆で決めていくことになりました。
12月10日(日)1000に事務所で臨時会を持ちます。会員の皆様方は、ぜひご参加ください。【事務局】

PAN7号を発行しました。

2017-12-15 15:44:34 | PAN
PAN

寝屋川 平和と市民自治 No.7 2017年12月1日
寝屋川 平和と市民自治の会
Peace & Autonomy in Neyagawa
〒572-0837 寝屋川市早子町20-12
TEL/FAX 072-813-2913 090-3927-6382 heiwatoshiminjitinokai@outlook.jp http://blog.goo.ne.jp/heiwatoshiminjiti

韓国訪問… なかまユニオンの企画に同行して

社会連帯事業が地域変革や青少年の育成に結実!
                  
寝屋川 平和と市民自治の会代表
大同 敏博

僅か五日間の滞在をもって韓国を語るのは不謹慎だと思いつつも、今回の訪韓について書いてみます。日本の≪なかまユニオン≫(労組連合)の企画に同行して訪れた韓国でしたが、≪希望連帯労組≫、≪青年ユニオン≫、≪城北(ソンブク)区市民運動≫との相互交流は、とても貴重な体験になりました。      
   韓国の上記の両労組は、職場・工場の壁を越えて地域の市民運動と結び付く事を重要視していて、労組が社会貢献する活動を展開しています。それに応える形で市民運動も労働者が直面している非正規雇用などの問題に取り組み、幅広い運動を行っています。昨年の秋から冬にかけて報道された“ロウソク集会”も、実はこうした背景があっての事で、景福宮の正門である光化門の前の大通りに百万人もの人々が結集した事でパク=クネ政権を退陣させたのです。因みに光化門から東南へ約四百メートル程の場所に『慰安婦像』(韓国では「平和の少女像」と呼んでいる)が建てられています。
   韓国の民主化運動はシッカリと定着していて、それは1980年代から始まっています。最初は細々として分散する状態だった様ですが、30年もの長い闘いの末に現在の市民的な活況があると言えそうです。これを受けて今のソウル市長、パク・ウォンスン氏の就任になりました。彼は非正規雇用の市職員(約1万人)を正規職に転換するなど、労組を行政の重要なパートナーとして位置付ける考えを理念にしているそうです。日本では最低賃金と称される就業からの報酬を、パク・ウォンスン市長は生活賃金と捉えて、単に衣食住だけじゃなく、教育や文化にも支出できる金額を給料に含む考えを述べています。
その政策として、今まで時給7530ウォンだったのを来年度中に9521ウォンに引き上げると発表しています。この動向は京畿道、忠南道にも波及して、市民生活の改善へと突き進んでいます。
   その一端を城北区の市民活動で見ました。そこでは≪希望連帯労組≫が施設の資金を提供して、青年、教員、地域の活動家がネットワークを作って、障害者や児童、青年の育成や世話をしているそうです。労組の組合員が地域の子ども達とキャンプに出掛けたり、青年の就業に関わる研修を手伝い、各学校の教員は美術を教えながら心理カウンセラーも引き受ける。子ども達の為に良書を揃えて、読書を通じての成長を支えているそうです。
こうした活動の目的は、経済的な貧困と社会的な支援を充分に受けていない疎外児童(低所得層・祖父母と孫だけの家庭・ひとり親家庭など)に対してオーダーメイド型の支援を行い、彼等が明るく健康な児童、青少年に育つよう助ける事とされています。家庭や学校と地域が一緒になって児童を育てる、そんな地域教育福祉共同体を作ってゆく事を目指しているのです。
この様な実践を通じて、今まで「社会貢献事業」と呼んできた活動をこれからは“社会連帯事業”と呼び替える提案がなされていて、私は深い共感を覚えました。確かに社会貢献の意図は地域での幅広い連帯を創り出す事だから、連帯事業と言うのが相応しく感じられます。ソウル市・ソンブク区での試みは、私たちが志向する市民自治の考え方と共通するものがあり、それへの応答として寝屋川市の市民が行っている“子ども食堂”の活動を紹介しました。ソンブク区でも同様の活動をしているけれど、定例化はされていない様で、興味深く聞いて貰えました。
                      ソンブク区での活動を支えている若い女性のアン・ヨンシンさんは、平和人権教育のプログラムも紹介されて、「我々の権利は我々が守る」(児童人権への理解)、「自分を愛する事が世の中を愛すること」(自我尊重感を向上させる)、「私たちの声を聞いてみろ」(青少年の人権問題への理解)などの事業を行い、差別と偏見の克服に向かって活動していると話されていました。夜間学校や各種の研修会を通じて、こうした活動を支える若いリーダーも育っていて、これをソウル市がバックアップしているそうです。   今回の訪韓で注目したいのは、地域の人々が労働組合と共に地域変革や青少年の育成に努力している点で、それらに支えられて市の行政も成り立っていると言う事です。こうした三位一体とも言えるネットワークが作られる事で地域の福祉や教育があり、また適正な生活賃金が保障される事で人々の暮らしが展開してゆく。ソウル市に問題がないとは思わないけれど、彼等の表情には陽気な明るさがあり、自信を持って活動している姿に深い感銘を受けました。私が出会った人々が異口同音に語るのは、労働組合が職場の壁を越えて地域へ入って行く事の重要性で、社会貢献を社会的連帯の事業として取り組んでいる様子でした。ここには労組と地域住民の助け合い=共に生きる姿があり、行政もまたネットワークに参加しているのです。誰もが主体であり主権者として生きてゆく事が、子ども達の元気な姿に現れている、と感じられます。
   ≪平和と市民自治≫を理念として掲げる私たちは、ソウル市の市民から学べるものが多くある事を確認したいと思います。それに反して、大阪市の吉村市長は「慰安婦像」を巡る問題でサンフランシスコ市との姉妹都市交流を閉ざすと表明しましたが、これは全く愚かな判断だと思います。それは維新じゃなく、維旧でしょう。市民自治は維旧からは決して創造されず、私たちにとって大切な姿勢は韓国やソウルの人達と共に生きてゆく事だと思います。(了)