「寝屋川 平和と市民自治の会」のブログ

平和に人間らしく生きるために「寝屋川 平和と市民自治の会」が取り組んだこと及び今後の予定を知らせます。

PAN3月号

2020-04-04 15:42:46 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

故郷に帰ってくるまで58年という歳月が流れた
過酷な一生を描く韓国漫画「草」と

ドキュメンタリー映画「まわり道」

「慰安婦」とされた女性の過酷な一生を描いた韓国漫画「草」(풀プル)が2017年に出版されました。その後、英語、イタリア語、フランス語に翻訳され、それぞれの国で高い評価を受けました。そしてついに、2020年2月、日本語訳が出版されました。
 主人公は、李玉善(イオクソン)さんです。彼女は1927年慶尚南道釜山に生まれました。父は日雇い、母は下働きで、貧しさのため、学校に行けませんでした。14歳の時「学校に通える」と言われ、うどん屋の養女になりましたが、学校に行かせてもらえず、朝から夜中まで働かされました。そして、主人の言うことを聞かなかったため、数ヵ月後に蔚山(ウルサン)の飲み屋に売られました。
 1942年7月29日、主人の使いで買い物に行く途中、知らない日本人と朝鮮人の男に捕まり、トラックの荷台に投げ込まれ、中国の延吉(イェンチー)にある日本軍の飛行場に連れて行かれ、「トミコ」と名付けられ、3年間性奴隷生活をさせられました。
 その後、置き去りにされた彼女は中国・延吉で暮らし、2000年にやっと祖国に帰りました。今は「ナヌムの家」でハルモニたちと暮らしています。
 以上、本の中味の一部分を紹介しました。日本では「慰安婦」問題がきちんと伝えられない社会情勢がある中で、漫画なら若い人にも読みやすいと思います。たくさんの人たちに「草(プル)」を読んでいただきたいと思います。

また、4月18日(土)1時30分より、大阪市立東成区民センター小ホールで、李玉善ハルモニがナレーションをするドキュメンタリー映画があります。
 「まわり道(에움길エウムギル)」です。
 こちらもご覧ください。   2020.2.24 井 哲子


PAN3月号

2020-04-04 15:30:14 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

平和に人間らしく生きる権利を保障する地域へ     

2020ZENKOスタート集会を2月1日に開催しました。今年の7月末に大阪で50回を迎える「2020ZENKO in大阪」という集会が持たれます。戦争改憲の安倍政権を退陣に追い込み、国際的な連帯で中東・東アジアの平和を作る節目の大会です。寝屋川の地域から盛り上げていき、市民の要求を実現し平和で市民が主人公の地域に変えていく出発とするためにスタート集会を開催しました。
 事務局から寝屋川での取り組みの紹介のあと、第1部では日韓ユース平和参加団in済州を担った若者からの報告、映像上映による世界中の人がイラン戦争に反対している反戦運動の紹介がありました。
 第2部では「生活破壊を許さない交流・アピール」では若い男性が、「介護職場では現場は深刻な人手不足。休みが取れない」との実態告発の発言がありました。参加者からは「必要な人が使いたくても、使えない介護の制度を何とかしてほしい」と切実な窮状を訴えられました。
 寝屋川平和と市民自治の会から沖縄島だけでなく沖縄の各島に自衛隊基地がつくられている実態を暴く『ドローンの眼』の上映会の開催、3月6日寝屋川市交渉などに取り組むことで平和な地域を実現していくことを呼びかけました。


PAN3月号を発行しました。

2020-04-04 15:12:15 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

腐敗しきった安倍政権今すぐ退陣を!不支持率>支持率(世論調査)

うそつきはだれか
『桜を見る会』前夜の夕食会の領収書問題、「代金を参加者個人から会費形式で受け取ることはない」「宛名のない領収書を発行することはない」と毅然と対応したANAホテルに対する誰かさんの「恫喝」。誰の目にもウソつきが誰か、明らかになっています。
 ANN世論調査(2/15~16)によれば、内閣不支持率(42.2%)が支持率(39.8%)を逆転し、「桜を見る会」に関して首相が説明責任を果たしていると「思わない」(77%)が「思う」(11%)を大きく引き離している、というのが現状です。検察庁をも支配下に置こうとする意図から出た黒川検事長定年延長問題でも、「納得しない」(56%)、「納得する」(21%)という状況です。時事通信の調査もほぼ同じ傾向。もはや従来通りの安倍手法は通用しません。
 アンケートでは
協力していただいたアンケートにも、「本年の桜を見る会までに辞めてほしい。」「国を私物化しないでほしい」・「三権分立を壊さないでほしい」「あまりにも年金・保護にひどいことをします。介護にしても先行きが心配です。」「国民のためと思ったことはしていない。自分たちのことしかない。」等々、安倍政権への怒りはすさまじいものがあります。
格差を拡大させ、軍事国家をめざす安倍政権の“野望”に展望があるはずがありません。しかし、であるがゆえに、より強硬な手段を使い、ウソを振りまいて改憲に向けてなりふり構わず強行する危険性があります。
 国会閉会中に強行した中東派兵、軟弱地盤の存在を隠して急ピッチで違法な工事を続けている沖縄・
辺野古新基地建設がその表れです。民意を無視し、完成の目途さえ立たない軍事基地建設に、2兆円以上もの税金を使うことは認められるはずがありません。
 拡大し続ける新型肺炎についても、改憲派は、絶好のチャンスとばかりに「憲法改正の大きな実験台」(伊吹元衆院議長)、「感染拡大は…いいお手本になる」(維新:馬場幹事長)と、「緊急事態条項」を憲法に盛り込む改憲を狙っています。人の不幸に付け込んで自らの「願望」を実現しょうとは、まさしく「火事場泥棒」です。ぜひ国民の命を粗末にする政治を変えていきましょう。
まちを変えましょう
「軍事費削り市民生活へ、大企業・富裕層への課税強化」署名、改憲発議反対署名、核兵器廃絶署名にご協力ください。また、私たちは、3月寝屋川市議会に、派兵反対・新基地建設反対の意見書採択を求めています。色々な取り組みを、毎日曜10時からミーティングで話し合っています。一緒にこの国を、この寝屋川市(まち)を変えていきましょう。(2/24記す)