人工芝と天然芝

2006年01月20日 | 野球
メジャー30チームある中で人工芝球場は僅か3チームだけである。しかもナ・リーグに至ってはは人工芝の球場はない。
今は雨の心配や手入れのことを考えると人工芝とドームは日本において切り離せないようである。しかし、選手のことを考えると人工芝の負担は大きい。確かに天然芝に近い人工芝というものはあるのだが選手からは人気がない現実もある。クッションがない、抵抗がない、従ってボールを追いかける場合に勢い良く選手が動く方向へスムーズにいかず怪我の原因になる。ショート、セカンドなどは特に踏ん張って投げる場合の負担は大きい。外野も後ろへ、前への捕球やとっさに判断して動く時は足への負担が大きいようである。滑りこんでも滑らない身体は摩擦も起こし、選手が躊躇するシーンは多い。その点メジャーの選手は果敢にボールへ飛びこみアグレッシブなプレーが見れる。雨で試合が流れ調整したり、経営的に(費用、メンテナンス代等)困難らしい。しかしメジャーは余程雨がひどくなければ1時間でも2時間でも待つ。過酷な移動があってもダブルヘッダーやナイター明けのデーゲームなんかは珍しくない。それより人気選手が怪我を起しやすい場でプレーしリタイヤ、長期リタイヤし、ファン離れや観客が球場に来ない現象のほうが経営は苦しくなるとある専門家は言う。選手寿命を短くするのかと言うとあまり公に進言する選手は少ないようだが、松井秀喜は巨人時代から人工芝反対であった。彼は膝が弱いからメジャーでも人工芝を本拠地とする球団へは行かないと言っていた。ファンのため選手のために天然芝への対応を熱望したい。天然芝で素晴らしい緑を太陽の下で見る野球こそ素晴らしくとても俺には居心地のいい場所である。
コメント (3)
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