今回もそうだが、ガンに対する予防云々ではなく切除手術及びその後のレポートです。
昨年5月にレントゲン撮影で3、4cmの影が見つかり、体調にまったく異変もないのにそんな物があるとは!と驚き検査で悪性とわかったので即摘出することにし右肺1/3を取ったのが6月末。
医師もこれまでどおりの生活をということで手術直前迄ジョギングをしたり、マラソン大会で走ったりと体調はいたって快調だった。
手術もとうぜん麻酔で記憶は無く、実感するのは術後の傷の痛みと退院数日後から続いたライブ・ツアーでの演奏中のブレスの不自由さだけだったので病気というよりは怪我をしたという思いが現在も続いている。
さて日本でハーモニカ・プレイヤーが肺の1/3をカットしたという話は聞いたことが無く皆さんの参考になればと、ちょいちょいレポートしてきたが今回は1年3ヶ月後の状況。
抗ガン剤だが2年間服用するというのが常套手段らしいが退院後3ヶ月間ですでに挫折しガンの予防的なことは現在は何もしていない。特に副作用も無く全体の成長を少し抑える緩やかな薬だったが、毎日毎食後に服用するということに無理があったし生活習慣に馴染まなく服用しない人もいるという医師の説明もあったので高価な薬がドーンと残ったままである。
しかし、「もったいないから」と一度に飲むわけにもいかずTVでやっていた「薬を減らそう」みたいな番組内で高齢者の方々が処方された薬を飲み切れず多量に余っている場面と重なってしまった。
こういう状況というのは何故か?宿題をやっていない朝のような何かしら負い目を感じるものだ。
ところで生活の中で規則的な事をしようとし、食事の時間は不規則な上につい食べず終わるのも日常茶飯事といったミュージシャン生活が露呈したわけだが長生きしない奴が多いのも納得できる。
現在の肉体的な気付きとしては、傷の疼きらしきものを若干覚えることや、たまにゼイゼイとした呼吸音が自分だけに聞こえるが(周りの人は気がつかない)、これが手術によるものかどうなのか不明でレントゲン写真と血液検査で状況確認している医師は「きわめて良好な状態」という判断だ。
半年前の検査時にはハーフマラソン完走したもののタイムが以前より落ちた由を伝えるとレントゲン写真を見ながら「これを私以外の医師が見ても、誰も切除手術した肺とはわかりませんよ」と、これまでの経験にないくらいの回復力と仕上がりの良さを強調していたが。
そんなわけで、もはや演奏で切除前との差異を感じることはなくデカイ音でブローしまくっているし日常生活も以前とまったく変わらない。
いちおう刺激物は避けてバランスよく食事するよう心がけているものの自分のような音楽生活ではかなり容易ではない。
そもそも、ガン予防という意識はどんどん薄れていき如何にカラダを鍛えるか?という方向に向いている今日この頃だ。
というレポートの最後は「西村ヒロの肺」の写真。
右下側が少し上がって容量が少ない。医師は一般的に術後は20%ほど肺活量が減ると言っていたが現在の肺活量は不明。
もっとも、術前の計測では標準より30%多かったので未だ10%のマージンがあることになる。
写真の見た目のバランスが悪いので、鍛えてもう少し容量が増えないものか?と思っているが、前例がないという医師の返答。
つまり前例がないというのは不可能ではないという意味だろう。
昨年5月にレントゲン撮影で3、4cmの影が見つかり、体調にまったく異変もないのにそんな物があるとは!と驚き検査で悪性とわかったので即摘出することにし右肺1/3を取ったのが6月末。
医師もこれまでどおりの生活をということで手術直前迄ジョギングをしたり、マラソン大会で走ったりと体調はいたって快調だった。
手術もとうぜん麻酔で記憶は無く、実感するのは術後の傷の痛みと退院数日後から続いたライブ・ツアーでの演奏中のブレスの不自由さだけだったので病気というよりは怪我をしたという思いが現在も続いている。
さて日本でハーモニカ・プレイヤーが肺の1/3をカットしたという話は聞いたことが無く皆さんの参考になればと、ちょいちょいレポートしてきたが今回は1年3ヶ月後の状況。
抗ガン剤だが2年間服用するというのが常套手段らしいが退院後3ヶ月間ですでに挫折しガンの予防的なことは現在は何もしていない。特に副作用も無く全体の成長を少し抑える緩やかな薬だったが、毎日毎食後に服用するということに無理があったし生活習慣に馴染まなく服用しない人もいるという医師の説明もあったので高価な薬がドーンと残ったままである。
しかし、「もったいないから」と一度に飲むわけにもいかずTVでやっていた「薬を減らそう」みたいな番組内で高齢者の方々が処方された薬を飲み切れず多量に余っている場面と重なってしまった。
こういう状況というのは何故か?宿題をやっていない朝のような何かしら負い目を感じるものだ。
ところで生活の中で規則的な事をしようとし、食事の時間は不規則な上につい食べず終わるのも日常茶飯事といったミュージシャン生活が露呈したわけだが長生きしない奴が多いのも納得できる。
現在の肉体的な気付きとしては、傷の疼きらしきものを若干覚えることや、たまにゼイゼイとした呼吸音が自分だけに聞こえるが(周りの人は気がつかない)、これが手術によるものかどうなのか不明でレントゲン写真と血液検査で状況確認している医師は「きわめて良好な状態」という判断だ。
半年前の検査時にはハーフマラソン完走したもののタイムが以前より落ちた由を伝えるとレントゲン写真を見ながら「これを私以外の医師が見ても、誰も切除手術した肺とはわかりませんよ」と、これまでの経験にないくらいの回復力と仕上がりの良さを強調していたが。
そんなわけで、もはや演奏で切除前との差異を感じることはなくデカイ音でブローしまくっているし日常生活も以前とまったく変わらない。
いちおう刺激物は避けてバランスよく食事するよう心がけているものの自分のような音楽生活ではかなり容易ではない。
そもそも、ガン予防という意識はどんどん薄れていき如何にカラダを鍛えるか?という方向に向いている今日この頃だ。
というレポートの最後は「西村ヒロの肺」の写真。
右下側が少し上がって容量が少ない。医師は一般的に術後は20%ほど肺活量が減ると言っていたが現在の肺活量は不明。
もっとも、術前の計測では標準より30%多かったので未だ10%のマージンがあることになる。
写真の見た目のバランスが悪いので、鍛えてもう少し容量が増えないものか?と思っているが、前例がないという医師の返答。
つまり前例がないというのは不可能ではないという意味だろう。
