岩崎純子さんの個展「Behind the silence #2」へ行ってきた。
時々、ライブへ来て写真撮影されている岩崎さんの写真展である。
今回、西村ヒロとギターリストTsuyoshi O. が被写体の写真も展示されているというので伺ってみたが、本人不在だった。自分は何かにつけてアポ無しでフラっと訪れることが多いが、気分で予定を変更することが多いので約束が出来ないのだ。
さて、会場である四谷三丁目の喫茶茶会記は薄暗くコルトレーンが流れる昔のジャズ喫茶然として懐かしくもあり、とても落ち着ける。
店長の福井氏はジャズ好きのオーディオ・マニアのようだが話し好きでMoto Gucciのバイクに乗っているとかでひとしきり話も弾んだ。ブルーヒートの店長:兵頭氏もたまに訪れるらしい。
ヤニが張り付いたようなセピア色の壁とアンティークなランプが薄暗く照らす壁片側に一直線に並べられたモノトーンの写真群は最初に店内に足を踏み入れるとあまりに暗過ぎてディテールがよくわからないほどだが、ドリップでゆっくり入れたコーヒーに口をつけ店主との話に馴染んでくる頃になると目も馴染み此処の空気に同化した写真作品の主人公たちが主張しはじめる。
なるほど、このシチュエーションで活きる写真構成のようだ....とナットク。
甲州街道から2ブロックほど南に入っただけだがひっそりとした住宅街の一角にあるので、意外と見つけにくいのも面白い。