jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

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心の音楽のふるさと? Puttin' On The Ritz / Taco

2021年05月24日 | 音楽

Taco - Puttin' On The Ritz (ZDF Silvester-Tanzparty, 31.12.1983)

特別好きなわけではなかったけど、強烈に印象に残っている80年代ポップスのひとつ。ラジオで偶然聞いたりするとおよそ40年前へ一気にタイムスリップさせてくれるこの曲の邦題は『踊るリッツの夜』。動画に登場するタコ氏(ずうっとドイツ人だと思いこんでいた。本当はインドネシア生まれのオランダ人。ドイツで芸能活動を初めたとのことでその辺の事情を勘違いしていたようだ。。)は白塗り(PVではもっと白塗りだった)のメイクで、正直なところルックスも声も気持ち悪い。初めてみたときのインパクトは、好き嫌いは別にしてとても大きいものがあった。最初は拒否反応しかなかったが、少しずつ慣れてくると、これはこれでアリかなと思わせる不思議な魅力がある。80年代というよりは、それよりも、もっとはるか昔の時代の懐かしさを感じさせる雰囲気があって面白い。それもそのはず、元々は1927年に書かれた曲のカヴァーとのこと。ビルボードシングルチャーは最高位4位と大健闘。キャッシュボックスの方では1位となった。地元のオランダやドイツよりも米国で圧倒的にウケたようだ。英国での反応は検索できなかったが、果たしてどうだったのだろうか?クチの悪い英国メディアが当時どう批評していたのか少しだけ気になる。この"Puttin' On The Ritz"は、1982年発売の『AFTER AIGHT』というアルバムに収録されている。
ちなみに、1984年発売の次作アルバム『Let's Face The Music』には"Sayonara (I'll Meet Again) "という日本を意識した曲が収録されている。が、見事にヨナ抜きの中国音階。ああ、ここにも日本と中国の違いがわかっていない・混同している欧米人がいた、、、と当時その曲のPVを見てがっかりした記憶がございます。そのときの曲紹介で本人が「日本情緒たっぷりのこの曲をお楽しみください」といっていただけに、椅子から転げ落ちそうになった思い出。

というわけで、たまには異色のヒット曲に耳を傾けてみるのも一興かなと思い、とりあげてみました。

※ 先週の金曜日は疲労が酷くて、ブログを書く気力がゼロでした。電車の乗り過ごしやったし。
このブログをどなたがご覧になっているのかよく存じ上げませんが、もし、更新を楽しみにされている方がいらっしゃるとしたら、大変申し訳ございませんでした。