Scorpions - Still Loving You (Official Video)
5月25日「ROCK 今日は何の日?」1948年、帽子が手放せないスコーピオンズの実力派ヴォーカリスト、クラウス・マイネ誕生。相当無理して強靭なハイトーンをひねり出しているようなスタイルを極限まで磨き上げ操る。おかげで81年には喉の病気で危機に立たされたが、見事に克服した根性の人。 pic.twitter.com/QofeJvBfWw
— ROCK,MUSIC&BAR Freak (@ROCK_BAR_Freak) May 25, 2021
5月25日はSCORPIONSのヴォーカリスト、クラウス・マイネ氏の誕生日ということで、名曲中の名曲”Still Loving You”を。大好きな曲。
1984年発表の9枚目スタジオ・アルバム『LOVE AT FIRST STING』に収録されている。これも名盤中の名盤。彼らにとって最も成功したアルバムで、ビルボードアルバムチャートで6位まで上昇。このアルバムを彼らの最高傑作として挙げる人は多いのでは。バンドにとって初めてのデジタル・レコーディングだったとのこと。わしが初めてこのアルバムを聴いたのはレコードだった。ものすごく音がよかった記憶がある。
後にCD化されたのを買ってみた。えらく音質が悪いのでがっかりした。
さらに数年経ってからリマスター盤が出たので、ものすごく期待して買ったのだけど、ほんのちょっと音がよくなったかな?くらいの感じで、またがっかり。レコードで聴いたときのクオリティには程遠く、音の抜け・分離がイマイチでデジタル・レコーディングの恩恵がまったく活かされていない感じがした。最新リマスターは2015年らしいが、そちらはまだ聞いていない。いつか試すかもしれないが、あまり期待しないでおこう。2019年に発売されたアイアン・メイデンの過去作品を最新の技術を駆使してリマスターしたCDがとても評判がいいだけに、スコーピオンズの作品群も最良の音で楽しみたいものだ。
”Still Loving You”に話を戻すと、こちらはアルバムからのセカンドシングルとして発売され、ビルボードシングルチャーでは64位が最高位だった。もうちょっと売れてもよかったのにね。クラウス・マイネ氏のやや湿り気を帯びた透明感のある歌声と、甘く切ないメロディラインが見事に融合した感動のバラード。曲を書いたルドルフ・シェンカー氏はラブ・ソングとして捉えているようだが、当時、東西に分断されていたドイツのことをほのめかしていると解釈する向きもある。個人的には、あまり難しく考えず、純粋に曲の良さを味わうのが吉だと思う。