Iron Maiden - The Evil That Men Do (Official Video)
今までいくつかヘヴィ・メタルの楽曲を取り上げてきたけれども、英国の老舗バンドであるアイアン・メイデンは意外にも今回が初めてかしら。1988年にリリースされた7作目アルバム『Seventh Son of a Seventh Son』に収録されている"The Evil That Men Do"が個人的に一番好きなアイアン・メイデンの曲であります。アルバムでいうとこの『Seventh Son of a Seventh Son』と『Somewhere In Time』、『Powerslave』がもっとも好きな作品であります。リアルタイムで聴き始めたのがこのへんの時代だったというのも要因として大きいかもです。1986年に発売になったJudas Priestの10作目アルバム『Turbo』がギター・シンセサイザーを取り入れて、今までとはかなり違ったサウンドだったため、世界的に賛否両論が巻き起こりました。『Seventh Son of a Seventh Son』でも、ギター・シンセサイザーを取り入れており、当時のコアなファンの間では「アイアン・メイデンよ、お前もか」となり、物議を醸し出しました。英国を代表するメタルバンドの両雄がほぼ同時期に、新しい方向性を模索していたのは興味深い。
あくまでも個人的には、これらの作品で聴かれたギター・シンセサイザーにそれほど違和感は感じなかったし、ぜんぜんアリだと思いました。なかでもエイドリアン・スミス氏が中心となって書かれたと思われる"The Evil That Men Do"は、今聴いてもなお胸をキュンとさせてくれます。心の琴線に触れるツボがあるのでしょうね。ちなみに曲のタイトルはウィリアム・シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』から引用されたもののようです。そのエイドリアン・スミス氏が1990年にバンドを脱退したときは悲しかったです。彼が書いた曲がとても好きだったので。1999年にバンドに復帰してホッとしました。
昨年(2020年)はアイアン・メイデンの日本公演が予定されていましたが、武漢熱のせいで中止となってしまいました。今年もおそらく無理でしょうな。早くて2022年が来日公演のリベンジの年になりそうな感じ。2019年9月メキシコ・シティで行われたライブが収録された2枚組ライブアルバム『Nights Of The Dead, Legacy Of The Beast: Live In Mexico City』の評判がとても良いようなので、近いうちに買ってみようかな。彼らのライブはまだ未体験なので、武漢熱をやっつけた暁にはぜひ観に行きたいものです。
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