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心の音楽のふるさと Wake Up Dead / Megadeth

2021年01月14日 | 音楽

Megadeth - Wake Up Dead

1986年リリースのセカンド・アルバム『Peace Sells... But Who's Buying?』のオープニングを飾るとても印象的な『Wake Up Dead 』。Megadeth の音楽に初めて出会った曲。
初めてこのPVを見たとき、本当にびっくりした。ものすごく速くて、複雑な構成で、映像も音楽もひどく過激に感じられて目が点になった。今聞くと、それほど速いわけではないし、もっと過激な音楽は他にもあるし、それほど驚くほどのものではないかもしれない。しかし、当時はまだMegadeth 的なものに免疫がなく、他のスラッシュ・メタル・バンドの音とはぜんぜん違うように聞こえたし、呻くようなデイブ・ムステイン氏のヴォーカルも新鮮だったし、とにかく複雑で無慈悲な感じがする(?)独特なリフに魅せられた。まだ、Megadeth のライブは見に行ったことはないが、もしこの『Wake Up Dead 』を演ってくれたら一番うれしい。
wikiの情報なのでどこまで本当かはアレだけど、このアルバムを作成当時、Dave Mustaine 氏とDavid Ellefson氏はホームレス状態だったらしい。Chris Poland氏とGar Samuelson氏は薬物の問題を抱えていて大変だったというのは知っていたけれど。確かに、普通じゃない生活・健康状態がこの独特な音楽・傑作を産み出した要因のひとつであることは間違いなさそう。次作『So Far, So Good... So What!』になると、もっと深刻に病んでいて退廃的な感じが出ていて、マニアックでとっつきにくい曲調が多くて、それがかえって好き。そして、4作目の『Rust in Peace』からマーティ・フリードマンが加入し、音楽がとてもわかり易く、健康的で聞きやすくなり、世界的な成功へと向かっていく。2年前にデイブ・ムステインが喉頭がんであることがニュースになり、心配したけれども、その後、がんを克服し復帰したとのこと。今年あたり新しいアルバムが出そうな雰囲気なので楽しみ。
というわけで、この曲が収録されているセカンドアルバム『Peace Sells... But Who's Buying?』からずうっとリアルタイムで活躍を追っているバンドなので、ぜひとも長続きしてほしい。




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