Tell Her No The Zombies Stereo HiQ Hybrid JARichardsFilm 720p
THE ZOMBIESの"TELL HER NO"。1965年発売。本国の英国よりもなぜか米国の方でヒットしたようで、ビルボードシングルチャート6位まで上昇。英国では42位止まりだったそうな。
これもTHE BEATLESやLED ZEPPELINとならんで、わしが幼少の頃、うちで毎日のようにかかっていた音楽。気がついた頃にはレコードのジャケットは消失していて、どのようなルックスの方々が歌っていのか長い間ナゾであった。こうして動画ですぐに見ることができるなんて、便利な世の中になったものです。この"TELL HER NO"と"TIME OF THE SEASON"がTHE ZOMBIESの曲で記憶に強烈に残っている。"TIME OF THE SEASON"の方はテレビのコマーシャルでもよく使われていたようだ。大人になってから彼らのアルバム『BEGIN HERE』と『ODESSEY AND ORACLE』をCDで買った。長いこと聴いていないので、久しぶりに探して聴いてみようかな。
なぜこのバンドを取り上げたかというと、昨年の夏か秋ころに伊藤政則氏のラジオ番組でARGENTという英国のバンドの"HOLD YOUR HEAD UP"がかかったのを突然思い出した。米国の女性歌手LANA LANEがこの曲をカヴァーしていたのを以前聴いたことがある。というかそのカヴァーが収録されているCDを持っている。"COVERS COLLECTION"という企画盤に確か収録されていた。このARGENTの中心人物であるROD ARGENT氏が元THE ZOMBIESのメンバーだったことをそのとき初めて知って衝撃を受けた。幼少の記憶にあったTHE ZOMBIESとLANA LANEがカヴァーした曲がARGENTという英国プログレバンドを介して、時代も場所もバラバラだった点と点が長い時を経て一本の線で結ばれるという、非常にミラクルな発見であった。
というわけで、長い間いろんな音楽を聴いていると、今回のような思いがけない新しい発見があったりするのでやめられませんね。新しい音楽を探す旅はまだまだ続きます。