「彼らが最初 共産主義者を攻撃したとき」
ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから
そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった
フリードリヒ・グスタフ・エミール・マルティン・ニーメラーは、ドイツの神学者で古プロイセン合同福音主義教会の牧師である。保守派でアドルフ・ヒトラーの支持者でもあった。
しかし教会からのユダヤ人追放政策や、プロテスタント教会のナチス化、ナチスの教会国家管理化に強く反対した。また強まるナチスの言論弾圧や暴力に対し、反ナチスの運動家となるに至った。ニーメラーは捕らえられ、ザクセンハウゼン強制収容所とダッハウ強制収容所に送られたが、そこから奇跡的に生還し、その後は平和運動と反戦活動家として生涯を送った。