…戦争や飢えの体験はないほうがいい。戦争がいかに恐ろしく、人を狂わせるか。80歳を過ぎて語っている戦争体験者の話に釘付けになります。
集団的自衛権を使うことが認められましたね。「自衛のための戦い」とか「戦争の抑止になる」とか、信じられません。原発事故への対応もあやふやなままなのに、国は原発を輸出しようとしている。被爆者、水俣病患者を国は救済しましたか。「国民の命と財産を守る」と言っても空々しいですね。
先の戦争で犠牲になった300万人もの方々がどんな思いで死んでいったか。そして戦争によって人の心に何が起こったか。それを知れば、私たちがこの先どうすべきか見えてくると思います。
(朝日新聞 2014年7月8日)