響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

ロボットのまじ情報処理、インプロビゼーションはいかが?

2008-11-27 | おんがく
今日の話はワイヤードに載っていたこれ↓
音楽的人工知能:人に合わせて即興演奏ができるロボットの動画

この「響けブログ」では時々、ミュージシャンがアンサンブルをするときに他の人の音を聴いて、言ってみればそれを解析して次の音を紡いでいく作業を「情報処理」と呼んできた。

以前からそう思っていたのだけれど、夫のトランペットの師・原朋直先生が「すごいスピードのまま全員でいろは坂のカーブにさしかかり、減速せずに曲がる」と喩えながらも、それは「要するに情報処理が速いんです」とおっしゃっていたので、ああやっぱりそうなんだな、と思って(自信を持って!)使うことにしたのである。

一方、先日お会いしたハチさん(佐藤“ハチ”恭彦(b)さん)に、原氏のパートナーのユキアリマサさん(P)が難しくてわかんないよー、と述べたところ「考えちゃだめ、数えちゃだめ」と言ってらしたが本当だろう。考えてどうにかなるくらいならとっくに考えているに違いない。

話が七転八倒して恐縮なのだけれども、最近私はロボットについて知る機会があって、これも以前からそう思っていたことでますますクリアになったことがあって、つまり、いわゆる情報処理(比喩でなくマジの情報処理ですね)というのと人間の考える手順というのは、ことごとく行き方が違うのである。

そこで最近は、機械がいつまでも「エラーです、やり直してください」ではしょうもないだろうということで、人間はこうやってるんだからそういうやり方に近い方法でやったらどうだろうという冴えたやり方が続々と登場してきているという流れである。ニュースをつまみ食いしていると、昨今、それがますます顕著になっているように思う。

というながーい前段ですみません。やっとジョージア工科大学音楽工学センターの『Robotic Musicianship Group』の動画の話へ帰ってきました。で、さっそく記事を読むとやり方は合っていると思うんだけど……音楽には、あんまり仰天しなかったです。音楽好きのみなさま、どう思われます? ちなみに動画はこちら↓

Robotic Musicianship jam session - Eastern
http://jp.youtube.com/watch?v=5DYOqSTmGDA