今日は、朝からいくつか予定していたことに追われてあわただしい1日となった。
汚水浄化槽の清掃(年内でしなければならない本下水に繋げる工事のことも気にしつつ)。
病院に父を送り、すぐに帰って前日の研究会のまとめ、研究会のブログの更新をする。
住宅に関する介護サービスの利用についての検討。ケアマネージャーのIさんと住宅改修業者のEさんが来訪。介護サービスの利用についての最終確認をした。介護の状況を想定しての家の中と外回りの調査(当初、和室・ダイニング・廊下等の段差の解消を考えていたが、今までの生活で馴染んでいたことを踏まえて、すべて手すりの取り付け方を工夫するのがベターだと助言を頂き、即決)、家の中で5か所と玄関から家の前の道路に出るための手すりを取り付けることにした。
地震保険の再加入の手続き。そして退院のため病院へ迎えに。
3月24日に入院してから52日目を迎えての退院となった。
母は、連休が明けたら退院だと聞かされていたのに引き延ばされ、不満そうだったが、退院後の生活を少しでも楽にするように、毎日歩くことと人工肛門の扱いに慣れることを頑張ったのだという。その効果があって一人で結構歩けるようになっていた。慌てて退院しなくてよかったのだ。
また、最近になって入院してきた隣町のHさんという方と親しくなったとかで、寝たきりに近い患者さんに囲まれ意気消沈していたひところとは大違いの明るさが感じとれた。
病室を出るとき、Hさんは不自由な体を押して廊下まで見送りに。
「退院したらまたお会いしましょうね」
と母の背中に声をかける。
ナースステーションで看護師さんたちと挨拶。あふれる笑顔と温かい励ましの言葉に包まれる。看護師の皆さんの労を厭わない温かい支えには本当に頭が下がる。素晴らしい仕事だと思った。
打ちひしがれていた入院時、「南無阿弥陀仏とお経を唱えたら、痛みが取れて楽になった。もうこれでいいわ」と、すっかりあきらめたようなことを言っていたのに、そんなことがまるでなかったかのような喜びと希望に満ちた退院時の顔だった。
帰ってから、先週手がけた「捨てる!」生活の実践のため、ゴミ袋を手に少し片づけをする。5時半ごろ、ちょっと気になっていた大相撲を見ているうちに居眠りしたらしい。妻の「ご飯ですよ!」の声で眠っていたことに気がついた。続いて「早く来て!」という大きな声で完全に目が覚める。8時近くになっていた。
(飼い主)