レンタルしていたので借りて見た。確かに賛否両論って言っていたが理解できる。
私、髭人としては楽しめた。
何が賛否両論を分けたかっていうとやっぱり
「ガチ戦闘」
だね。今までの映画版って物凄い強敵が出て
「みんなボロボロになってどうやって倒すんだ!!」
と絶望感に包まれていいって
最終的に悟空や悟飯が覚醒して倒すってのがパターンだったけどそれがないんだよね。
敵であるビルスも悟空も戦闘自体を楽しんでいるって感じでさ。
キャラ達もブルマの誕生会に呼ばれているってスタンスだからパーティムードで、抜けきっていないし…
子供になったピラフ一味が出てきたりするしな。
久々の映画って事で「お祭り」だね。
そこら辺を受け入れられるかがこの映画の評価を分かつと言っても過言ではない。
個人的に映画のPVでしきりに「地球を破壊する」なんてビルスが煽るから
「久々にガチ戦闘が見られる!」
って期待した人達が拍子抜け食らって否定意見を述べているんだと思うね。
理解できる。
でも、私の全部の評価としてはこの『神と神』は楽しめたけどせいぜい「テレビスペシャル」というレベルである。
ここからがネタバレ
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
上記、映画の予告編で破壊神「ビルス」が
「地球を破壊する」
とか盛大に煽るんだけど本編で地球破壊のきっかけは
「『魔神ブウ』が沢山のプリンを食べようとしていて『ビルス』が1つくらい分けてくれと頼むんだけど
『魔人ブウ』は嫌だと言って全部食べてしまいその腹いせに」
だからね。暴れ始める「ビルス」。それをみんなが止めようとするが
「ビルス」は気を発さないので強さが分からず「ビルス」の事戦いを挑んでいく「ピッコロ」や「天津飯」達だが一撃でやられる。
挙句に何故か「ブルマ」も怒ってビンタするのだが逆に返される。(殺されるとは思わんの?)
それに怒った「ベジータ」が
「オレのブルマをぉぉぉぉ!」
言って一時的にパワーアップ。それからすぐに返り討ちに遭うんだけど…
「魔神ブウ」編の「チチ」を思い出した。悟飯を魔人ブウに殺され(たと思っている)悪い「魔人ブウ」にビンタ
あの時、「チチ」は卵に変えられて踏み潰されていたのにな。
「ブルマ」は倒れただけで怪我すら負っていない…(見えないところで「デンデ」に治してもらった…って事にしておこう)
破壊神ならゴミみたいに殺していくぐらいのことをやってもいいよね。
それまでに色々と食べていたからその分を配慮して手加減してくれたのだろうか?
何と寛大な破壊神だろうか。
次にスーパーサイヤ人ゴッドの話
「ビルス」達はその存在を知っていて、
「スーパーサイヤ人ゴッドって知っているか?」
って話を聞いて回るが
誰も知らない。神龍を呼び出して聞くと神龍は知っていてゴッドになる方法を教えてくれる。
「5人のサイヤ人の力で一時的に覚醒する」
で、「ベジータ」「悟飯」「トランクス」「悟天」と「ビーデルのお腹の中にいる子供(後の『パン』)」の力を借りて「スーパーサイヤ人ゴッド」になる。
そのスーパーサイヤ人ゴッドになった「悟空」なんだけど…
通常状態から髪が赤くなっただけ。しかもいくらかスマートになったって感じ。
これで強いって言われてもなぁ…
過去の「クリリン」が殺されてからの「悟空」覚醒とか「人造人間16号」が踏み潰されてからの「悟飯」覚醒から比較すると圧倒的に印象が弱い!
しかも「ビルス」はご丁寧に待っている状態…本当に優しい!!
いざ戦闘が始まっても大して戦いも壮大なった訳でもないし、そもそも町中で戦闘を開始している時点で「悟空」らしくない。まず
「人を巻き込みたくないから場所を変えよう」
って言うはずだもの。戦っている最中で遠くに移動していつもの岩場っぽい所に行くんだけどね。
で、その戦闘も劇的に変わった様子もない。
ただ、バチバチと「ビルス」と殴り合いや気弾の応酬をしているだけ。
んで赤いのは無くなり時間切れ。でも、「悟空」はいつものスーパーサイヤ人でもそれなりに強いまま
ビルス「ゴッドの力を取り込んだ。稀な才能だ」
力が底上げされたようで…
それでも「ビルス」の強さは圧倒的で負けを認める悟空。
地球を破壊しようと試みた物の力を使いすぎたと言って地球破壊をやめる「ビルス」
そして
ビルス「ウイスは私の師匠であり、破壊神は他にもいる」発言。
続編示唆。別に嬉しくもない。
最後はもらってきた寿司のわさびを食べて辛さで暴れる「ビルス」
「ウイス」が殴って止める…
そんな感じで「神と神」は幕を閉じる。
な~んも破壊してない。人も、地球も…
どこが破壊神だったんだよ。
無理矢理、破壊神要素を見つけるなら…
界王星に穴が空いたってのと多くの食べ物がビルスの胃袋に破壊されたって所か?
そんな無理な「破壊神」というよりはプリンをくれくれ言っていたのだから
「第七宇宙でかなり強いいやしんぼ」
って方がしっくり来る。
予告編の肩透かしを食らうという映画だった。
まぁ、公式もビルスの地球破壊のきっかけを隠していたからな。
ここまで書くと
「この作品、酷評してんじゃねぇか。上で楽しめたってのは嘘なのか?」
ってなってくるけど取り敢えず戦闘面だけをまとめさせたもらった。
楽しめたってのはやっぱりドラゴンボールキャラクター達が勢ぞろいしていた所か。
後は、「ピラフ」一味の可愛さだね。「ピラフ」一味は、「ブウ」戦の後に「ドラゴンボール」を集めて
「若くしてくれ」
と、頼んで子供にまで若くなってしまったという設定。
「シュウ」は
「犬の寿命が来ていたから良かった」
なんて発言はなかなか面白い。
後、「マイ」の可愛さだね。「トランクス」が惚れるのも無理はない。
「マイ」は「この年で手を握るなんて」とか言っていたから案外今までの人生で男と付き合ったことないんじゃないだろうか。
にしても吹いたのがDVDには設定資料集があって2ページ以上あるのが
「悟空」「ビルス」「ウイス」「マイ」の4名である。
ベジータが1ページなのに「マイ」が2ページなのは製作側の力の入れようが分かる。
ちなみに、「マイ」の実年齢は「ブルマ」より3つ上だそうだ。(作中、ブルマは38歳、マイは41歳)
後、「ベジータ」の弟「ターブル」が公式化していたのがちょっと驚いた。
劇中では出てこないが「ブルマ」が話題にしていたしな。
そんなのなくていいのに…(悟空と同じで別の弱いから別の星に行っていたって設定、ガキの「ベジータ」ならゴミみたいな戦闘力の弟など迷わず殺していただろう。「キュイ」辺りにからかわれそうだしな)
デンデ「ベジータさんは昔は悪かったかもしれませんが」
って発言は…いやいや…
ドラゴンボール欲しさにナメック星の村一つ壊滅させたベジータの事、知っているだろ。
今の神だから寛大なのかなぁ?
未だに憎しみがあるぐらいで丁度いいと思うのだがな。
ナメック星編、瀕死パワーアップを狙ってわざと『クリリン』に腹を貫かれた『ベジータ』が『デンデ』の所に行ったとき…
ベジータ「なにぃ?お、俺を治せないというのか?」
デンデ「お前は…あいつら(フリーザ一味)と同じだ。ナメック星人を沢山殺した」
と、一度、体を治すのを拒否った事あったろ。(直後にピッコロに説得され、ベジータの体を治す)
それで体治してやったのに殴られたのだ。
ベジータ「ぶっ殺されなかっただけでもありがたいと思え!!」
って言われている。
「昔は最低の極悪でしたが…」
で良いのだ。
「かもしれなかった」などと入れる必要はない。
苦しめられた「デンデ」が「ベジータ」の過去のマイナスイメージを軽減させなくていいだろ。
今は地球の為に闘っているかもしれないが過去は外道野郎だったのは事実なのだから…
何で不自然な発言させてまで過去キャラを上げようとするんだろ。
感情移入できねーよ。
上で言ったとおり、「テレビスペシャル」レベルであり
わざわざ映画館まで行ってその上1000円以上も支払って見る作品ではない。せいぜいレンタルで十分というものだ。
髭人はこんなのよりバーダックの話「たった一人の最終決戦」の方が面白いと思った。
「エピソードオブバダーダック」はって?
そんなゴミは花火にもならん。
ここ最近の傾向として「ドラゴンボール」の表現が生ぬるい。
Z戦士殺しまくりのサイヤ人編の「ナッパ」と「ベジータ」
圧倒的な力で人を殺し、変身を繰り返すフリーザ編の「フリーザ」の方が「ビルス」よりよっぽど破壊神をやっている。
まぁ、『殺し合い』という事が現代と合わないからだろうな。
だったら力を強調する「ドラゴンボール」を題材にすること自体理解できないんだよなぁ…
なら、初めから現代の表現に合わせた新しい作品を生み出すべきなんじゃないのか?
そんな力は今の鳥山氏には残ってないか…
ジャンプで連載していた「銀河パトロール ジャコ」
髭人は
「『ドラゴンボール』とは違う鳥山作品か~。ジャコのズレている加減が好きだな」
と、思っていたら結局、「ドラゴンボール」にすり寄ってしまうという有り様だった。
これからも作品が生み出されるのなら今後もこの路線が続くのだろう…
もう始まって20年以上が経過作品だものな。
「ドラゴンボール」を見ながら手に汗握っていた世代はもう親になっているだろう。
そういった親が子供と一緒に楽しむときに、
人がバシバシ死んで死体が転がっていたり、腕が飛んだり、気功波で腹を貫いたりするという残酷描写は出来ないし
腹を殴って血を吐いたりするって描写ですら見ていない。
結果、取り敢えず気に包まれてから殴りあったり、光弾を飛ばし合っているぐらいの事しか出来ない。
それで親子が安心して楽しめる作品のを今の公式は狙っているのだろう。
今後のドラゴンボールには「ガチ戦闘はもうない」と諦めましょう。
髭人は赤くなる悟空の熱い戦闘を見たいのなら「VSベジータ戦」を激しくオススメする。
3倍界王拳を使い気を溜め、真っ赤に染まった悟空が一気にベジータに距離を縮めて殴って移動。軌跡を描きながら高速で移動してベジータに蹴りを放つ。
そして傷を負ったベジータが言い出すわけだ。
ベジータ「こんな星いるもんか!粉々に打ち砕いてやるぅぅ!」
空中に移動
悟空「何だとー!」
ベジータ「避けられるものなら避けてみろ!貴様は助かってもしかし地球は粉々だーー!」
悟空「考えたな。畜生!かけるしかねぇ…3倍界王拳のー!かめはめ波だぁぁぁ!」
真っ赤に染まった悟空、上から、溜めるベジータ
かめはめ波とギャリック砲の撃ち合い。
いい勝負はしているものの悟空は3倍の界王拳により肉体に過度の負担をかけているってのも良い。
そんな、地球破壊をかけた攻防。
どちらも地球存亡をかけていたがこんな「神と神」などは足元にも及ばない熱さである。
そんな地球破壊しようとした「ベジータ」が地球を守ろうとして「ビンゴ!」などと言いながら変顔をして踊る…
いくらなんでも、落ちぶれ過ぎ…
「神」と「神」じゃなくて「紙っぺら」と「紙っぺら」だろ。
公式は昔、ドラゴンボールで育った世代よりもその下の世代に託したという考え方は理解できる。
原作で「ジャッキーチュン(亀仙人)が天下一武道会の時に戦っていた天津飯に対して自ら場外負けをした」のも
世代を託したからである。
だけどよ…
それは、今までの物に尊敬や愛を持ち、その上で上手く展開されてこその事である。
何やねん。これは…
ドラゴンボール完結後、「GT」やら「ハリウッド版ドラゴンボール」やら「エピソードオプバーダック」やらこの「神と神」やら安易に権利売ったり、設定やらキャラをテキトーに改変したり、後付作品を生み出す公式…
ガッチガチのドラゴンボール好きは公式の中にはいないのかねぇ?
「ジャッキーチュン」は託した後は自分たちの世代が蔑ろにされることを望んだのだろうか?
流石にそれはないと思うのだがな…
今作の悟空の台詞をそのまま送ろう。今までのドラゴンボールに対して
「破壊を楽しんでんじゃね―――――――!」
PS)「神と神」のwikiをコレを書いてから読んだ。
そうしたら、「東日本大震災」後という事もあって楽しい感じにしたかったというのが鳥山氏の意向らしい。
それを知ったらこの話は納得できる。
だが、それなら「破壊神」なんて大層な敵を取り扱う事自体がおかしいんじゃないかねぇ~。
ビルス「地球を破壊する」
って言うからみんなが
「ヤベェ!地球はボロボロだ!それでも何としても地球を守らなきゃいけない!」
っていうのモンじゃなかろうか?
そういう方向に行かせたくないのなら
最初からZ戦士が集まってわいわい「同窓会」しているぐらいで良かったんじゃないだろうか?
まぁ、戦闘好きな世代がガッカリしないように隠していたんだろうけどね。
PS2)2015年4月18日に公開された「復活のF」
大震災関連の影響はまだあるのだろうかな~。
無くなったとしたら「クリリン」がまた「フリーザ」に殺されて「悟空」パワーアップみたいな展開なのかな?
ねぇだろうな~。
私、髭人としては楽しめた。
何が賛否両論を分けたかっていうとやっぱり
「ガチ戦闘」
だね。今までの映画版って物凄い強敵が出て
「みんなボロボロになってどうやって倒すんだ!!」
と絶望感に包まれていいって
最終的に悟空や悟飯が覚醒して倒すってのがパターンだったけどそれがないんだよね。
敵であるビルスも悟空も戦闘自体を楽しんでいるって感じでさ。
キャラ達もブルマの誕生会に呼ばれているってスタンスだからパーティムードで、抜けきっていないし…
子供になったピラフ一味が出てきたりするしな。
久々の映画って事で「お祭り」だね。
そこら辺を受け入れられるかがこの映画の評価を分かつと言っても過言ではない。
個人的に映画のPVでしきりに「地球を破壊する」なんてビルスが煽るから
「久々にガチ戦闘が見られる!」
って期待した人達が拍子抜け食らって否定意見を述べているんだと思うね。
理解できる。
でも、私の全部の評価としてはこの『神と神』は楽しめたけどせいぜい「テレビスペシャル」というレベルである。
ここからがネタバレ
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
上記、映画の予告編で破壊神「ビルス」が
「地球を破壊する」
とか盛大に煽るんだけど本編で地球破壊のきっかけは
「『魔神ブウ』が沢山のプリンを食べようとしていて『ビルス』が1つくらい分けてくれと頼むんだけど
『魔人ブウ』は嫌だと言って全部食べてしまいその腹いせに」
だからね。暴れ始める「ビルス」。それをみんなが止めようとするが
「ビルス」は気を発さないので強さが分からず「ビルス」の事戦いを挑んでいく「ピッコロ」や「天津飯」達だが一撃でやられる。
挙句に何故か「ブルマ」も怒ってビンタするのだが逆に返される。(殺されるとは思わんの?)
それに怒った「ベジータ」が
「オレのブルマをぉぉぉぉ!」
言って一時的にパワーアップ。それからすぐに返り討ちに遭うんだけど…
「魔神ブウ」編の「チチ」を思い出した。悟飯を魔人ブウに殺され(たと思っている)悪い「魔人ブウ」にビンタ
あの時、「チチ」は卵に変えられて踏み潰されていたのにな。
「ブルマ」は倒れただけで怪我すら負っていない…(見えないところで「デンデ」に治してもらった…って事にしておこう)
破壊神ならゴミみたいに殺していくぐらいのことをやってもいいよね。
それまでに色々と食べていたからその分を配慮して手加減してくれたのだろうか?
何と寛大な破壊神だろうか。
次にスーパーサイヤ人ゴッドの話
「ビルス」達はその存在を知っていて、
「スーパーサイヤ人ゴッドって知っているか?」
って話を聞いて回るが
誰も知らない。神龍を呼び出して聞くと神龍は知っていてゴッドになる方法を教えてくれる。
「5人のサイヤ人の力で一時的に覚醒する」
で、「ベジータ」「悟飯」「トランクス」「悟天」と「ビーデルのお腹の中にいる子供(後の『パン』)」の力を借りて「スーパーサイヤ人ゴッド」になる。
そのスーパーサイヤ人ゴッドになった「悟空」なんだけど…
通常状態から髪が赤くなっただけ。しかもいくらかスマートになったって感じ。
これで強いって言われてもなぁ…
過去の「クリリン」が殺されてからの「悟空」覚醒とか「人造人間16号」が踏み潰されてからの「悟飯」覚醒から比較すると圧倒的に印象が弱い!
しかも「ビルス」はご丁寧に待っている状態…本当に優しい!!
いざ戦闘が始まっても大して戦いも壮大なった訳でもないし、そもそも町中で戦闘を開始している時点で「悟空」らしくない。まず
「人を巻き込みたくないから場所を変えよう」
って言うはずだもの。戦っている最中で遠くに移動していつもの岩場っぽい所に行くんだけどね。
で、その戦闘も劇的に変わった様子もない。
ただ、バチバチと「ビルス」と殴り合いや気弾の応酬をしているだけ。
んで赤いのは無くなり時間切れ。でも、「悟空」はいつものスーパーサイヤ人でもそれなりに強いまま
ビルス「ゴッドの力を取り込んだ。稀な才能だ」
力が底上げされたようで…
それでも「ビルス」の強さは圧倒的で負けを認める悟空。
地球を破壊しようと試みた物の力を使いすぎたと言って地球破壊をやめる「ビルス」
そして
ビルス「ウイスは私の師匠であり、破壊神は他にもいる」発言。
続編示唆。別に嬉しくもない。
最後はもらってきた寿司のわさびを食べて辛さで暴れる「ビルス」
「ウイス」が殴って止める…
そんな感じで「神と神」は幕を閉じる。
な~んも破壊してない。人も、地球も…
どこが破壊神だったんだよ。
無理矢理、破壊神要素を見つけるなら…
界王星に穴が空いたってのと多くの食べ物がビルスの胃袋に破壊されたって所か?
そんな無理な「破壊神」というよりはプリンをくれくれ言っていたのだから
「第七宇宙でかなり強いいやしんぼ」
って方がしっくり来る。
予告編の肩透かしを食らうという映画だった。
まぁ、公式もビルスの地球破壊のきっかけを隠していたからな。
ここまで書くと
「この作品、酷評してんじゃねぇか。上で楽しめたってのは嘘なのか?」
ってなってくるけど取り敢えず戦闘面だけをまとめさせたもらった。
楽しめたってのはやっぱりドラゴンボールキャラクター達が勢ぞろいしていた所か。
後は、「ピラフ」一味の可愛さだね。「ピラフ」一味は、「ブウ」戦の後に「ドラゴンボール」を集めて
「若くしてくれ」
と、頼んで子供にまで若くなってしまったという設定。
「シュウ」は
「犬の寿命が来ていたから良かった」
なんて発言はなかなか面白い。
後、「マイ」の可愛さだね。「トランクス」が惚れるのも無理はない。
「マイ」は「この年で手を握るなんて」とか言っていたから案外今までの人生で男と付き合ったことないんじゃないだろうか。
にしても吹いたのがDVDには設定資料集があって2ページ以上あるのが
「悟空」「ビルス」「ウイス」「マイ」の4名である。
ベジータが1ページなのに「マイ」が2ページなのは製作側の力の入れようが分かる。
ちなみに、「マイ」の実年齢は「ブルマ」より3つ上だそうだ。(作中、ブルマは38歳、マイは41歳)
後、「ベジータ」の弟「ターブル」が公式化していたのがちょっと驚いた。
劇中では出てこないが「ブルマ」が話題にしていたしな。
そんなのなくていいのに…(悟空と同じで別の弱いから別の星に行っていたって設定、ガキの「ベジータ」ならゴミみたいな戦闘力の弟など迷わず殺していただろう。「キュイ」辺りにからかわれそうだしな)
デンデ「ベジータさんは昔は悪かったかもしれませんが」
って発言は…いやいや…
ドラゴンボール欲しさにナメック星の村一つ壊滅させたベジータの事、知っているだろ。
今の神だから寛大なのかなぁ?
未だに憎しみがあるぐらいで丁度いいと思うのだがな。
ナメック星編、瀕死パワーアップを狙ってわざと『クリリン』に腹を貫かれた『ベジータ』が『デンデ』の所に行ったとき…
ベジータ「なにぃ?お、俺を治せないというのか?」
デンデ「お前は…あいつら(フリーザ一味)と同じだ。ナメック星人を沢山殺した」
と、一度、体を治すのを拒否った事あったろ。(直後にピッコロに説得され、ベジータの体を治す)
それで体治してやったのに殴られたのだ。
ベジータ「ぶっ殺されなかっただけでもありがたいと思え!!」
って言われている。
「昔は最低の極悪でしたが…」
で良いのだ。
「かもしれなかった」などと入れる必要はない。
苦しめられた「デンデ」が「ベジータ」の過去のマイナスイメージを軽減させなくていいだろ。
今は地球の為に闘っているかもしれないが過去は外道野郎だったのは事実なのだから…
何で不自然な発言させてまで過去キャラを上げようとするんだろ。
感情移入できねーよ。
上で言ったとおり、「テレビスペシャル」レベルであり
わざわざ映画館まで行ってその上1000円以上も支払って見る作品ではない。せいぜいレンタルで十分というものだ。
髭人はこんなのよりバーダックの話「たった一人の最終決戦」の方が面白いと思った。
「エピソードオブバダーダック」はって?
そんなゴミは花火にもならん。
ここ最近の傾向として「ドラゴンボール」の表現が生ぬるい。
Z戦士殺しまくりのサイヤ人編の「ナッパ」と「ベジータ」
圧倒的な力で人を殺し、変身を繰り返すフリーザ編の「フリーザ」の方が「ビルス」よりよっぽど破壊神をやっている。
まぁ、『殺し合い』という事が現代と合わないからだろうな。
だったら力を強調する「ドラゴンボール」を題材にすること自体理解できないんだよなぁ…
なら、初めから現代の表現に合わせた新しい作品を生み出すべきなんじゃないのか?
そんな力は今の鳥山氏には残ってないか…
ジャンプで連載していた「銀河パトロール ジャコ」
髭人は
「『ドラゴンボール』とは違う鳥山作品か~。ジャコのズレている加減が好きだな」
と、思っていたら結局、「ドラゴンボール」にすり寄ってしまうという有り様だった。
これからも作品が生み出されるのなら今後もこの路線が続くのだろう…
もう始まって20年以上が経過作品だものな。
「ドラゴンボール」を見ながら手に汗握っていた世代はもう親になっているだろう。
そういった親が子供と一緒に楽しむときに、
人がバシバシ死んで死体が転がっていたり、腕が飛んだり、気功波で腹を貫いたりするという残酷描写は出来ないし
腹を殴って血を吐いたりするって描写ですら見ていない。
結果、取り敢えず気に包まれてから殴りあったり、光弾を飛ばし合っているぐらいの事しか出来ない。
それで親子が安心して楽しめる作品のを今の公式は狙っているのだろう。
今後のドラゴンボールには「ガチ戦闘はもうない」と諦めましょう。
髭人は赤くなる悟空の熱い戦闘を見たいのなら「VSベジータ戦」を激しくオススメする。
3倍界王拳を使い気を溜め、真っ赤に染まった悟空が一気にベジータに距離を縮めて殴って移動。軌跡を描きながら高速で移動してベジータに蹴りを放つ。
そして傷を負ったベジータが言い出すわけだ。
ベジータ「こんな星いるもんか!粉々に打ち砕いてやるぅぅ!」
空中に移動
悟空「何だとー!」
ベジータ「避けられるものなら避けてみろ!貴様は助かってもしかし地球は粉々だーー!」
悟空「考えたな。畜生!かけるしかねぇ…3倍界王拳のー!かめはめ波だぁぁぁ!」
真っ赤に染まった悟空、上から、溜めるベジータ
かめはめ波とギャリック砲の撃ち合い。
いい勝負はしているものの悟空は3倍の界王拳により肉体に過度の負担をかけているってのも良い。
そんな、地球破壊をかけた攻防。
どちらも地球存亡をかけていたがこんな「神と神」などは足元にも及ばない熱さである。
そんな地球破壊しようとした「ベジータ」が地球を守ろうとして「ビンゴ!」などと言いながら変顔をして踊る…
いくらなんでも、落ちぶれ過ぎ…
「神」と「神」じゃなくて「紙っぺら」と「紙っぺら」だろ。
公式は昔、ドラゴンボールで育った世代よりもその下の世代に託したという考え方は理解できる。
原作で「ジャッキーチュン(亀仙人)が天下一武道会の時に戦っていた天津飯に対して自ら場外負けをした」のも
世代を託したからである。
だけどよ…
それは、今までの物に尊敬や愛を持ち、その上で上手く展開されてこその事である。
何やねん。これは…
ドラゴンボール完結後、「GT」やら「ハリウッド版ドラゴンボール」やら「エピソードオプバーダック」やらこの「神と神」やら安易に権利売ったり、設定やらキャラをテキトーに改変したり、後付作品を生み出す公式…
ガッチガチのドラゴンボール好きは公式の中にはいないのかねぇ?
「ジャッキーチュン」は託した後は自分たちの世代が蔑ろにされることを望んだのだろうか?
流石にそれはないと思うのだがな…
今作の悟空の台詞をそのまま送ろう。今までのドラゴンボールに対して
「破壊を楽しんでんじゃね―――――――!」
PS)「神と神」のwikiをコレを書いてから読んだ。
そうしたら、「東日本大震災」後という事もあって楽しい感じにしたかったというのが鳥山氏の意向らしい。
それを知ったらこの話は納得できる。
だが、それなら「破壊神」なんて大層な敵を取り扱う事自体がおかしいんじゃないかねぇ~。
ビルス「地球を破壊する」
って言うからみんなが
「ヤベェ!地球はボロボロだ!それでも何としても地球を守らなきゃいけない!」
っていうのモンじゃなかろうか?
そういう方向に行かせたくないのなら
最初からZ戦士が集まってわいわい「同窓会」しているぐらいで良かったんじゃないだろうか?
まぁ、戦闘好きな世代がガッカリしないように隠していたんだろうけどね。
PS2)2015年4月18日に公開された「復活のF」
大震災関連の影響はまだあるのだろうかな~。
無くなったとしたら「クリリン」がまた「フリーザ」に殺されて「悟空」パワーアップみたいな展開なのかな?
ねぇだろうな~。
そう。時代ですよね。
これからドラゴンボールが続くようならこの路線なんでしょう。
楽しかった思い出として胸に残しておくのが賢い所なんでしょう。
Unknown殿
公式がそれでいこうという方針ならこちらは従うか去るかしかありませんわな。
悟空みたいに元気に「またな!」って言えないのがちと寂しいですが…
一言で言えば時代がそれを許さないとしか
この神VS神後にGTのような暗雲立ち込める世界がまた訪れるわけですがGTも時代だったからこその表現あったんですよね
誰一人死なないし、テンプレ展開でない話が時系列として間にあってもいいでしょう
この映画での世界ではようやく訪れたしばらくの平和に昔馴染みが一同に会するところでしょうかね
もちろんDB全員というわけにはいかないでしょうが
主要メンバーが無理なく出てきています
お祭り騒ぎはブロリー編を思い出すような展開で
数年ぶりとなった話としてはなつかしくもあり「時」を感じさせる作りとしては良い選択ではないでしょうかね
GTとは違う悲壮感な部分がなく純粋に楽しいDBが帰ってきたと思えばそれはそれでいいかと思います
特別編らしいが良くて数分足されているぐらいだろう。
録画して飛ばし飛ばし見て終了って所だな。
これで、番組終了時に映画で続編決定とかになるんかな?
それはないか…
せいぜい4月から「改」のブウ編が始まるという告知ぐらいだろう。
さらば!ドラゴンボールよ!