天国からの手紙

愛よ届け

ご主人から奥様とご家族への手紙

2018年10月26日 12時29分13秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                                            

 

神奈川県と静岡の県境に住んでいました

不思議な体験などしたこともなく、まして死後の世界や、神仏を信仰するでもない自分が

このように死後の手紙を残すなど、思いもよらなかった

家族も、まさか家の父が!と驚くであろう

生前は、家族にも自分にも厳しく、ぶっきらぼうで頑固者

自分で言っていて可笑しくなるが、昭和の親父だな

そんな俺に嫌気をささず、添い遂げてくれた妻へ感謝の気持ちを伝えたい

 

あれは昭和18年だったろうか、初めて逢った時から気に入っていた

だから結婚が決まった時には、それは嬉しく喜んだものだ

とはいえ、そんな気持ちを表すことは男子としてあってはならない

そんな教育を受けてきた自分だから、言葉に出して伝えることなどなかった

今更だが、いや今だからか、言っておく

真面目で働き者で、よく尽くしてくれた

外では夫を立ててくれた

ほんとうに好く出来た妻でした

 

死んでしまうと、素直になれるものなんだな

あの父がそんなこと言うなんて信じられないと、家族が言う姿が浮かぶな

 

これから母さんの面倒をよく看て、なにかと力になってやってくれ

一人でいると、不安になるものだ

顔を見せて、大事にしてやってくれ

頼んだぞ

 

 

                                           

 

 

 

 

☆初めてお読み下さった方へ

       

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

        

茶文字は私自身の言葉です