天国からの手紙

愛よ届け

経験が糧になることを願い

2019年01月11日 22時54分36秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                                              

 

池田といいます

丸の内で働いておりました

仕事が全て、キャリアが己のアイディンティティー

仕事の出来ない者、成果を上げれない者は人間として失格、そんな世界で生きてきました

いつしかそんな世界に疲れ果て、己の価値がどこにあるのか分からなくなり

どんどん自己否定に陥り、もう生きている価値が自分には無いと思い込み

とうとう投身自殺をしてしまう結果となってしまいました

享年38歳

定年まであと22年もある、そう思うと、耐えられなかった

 

人には向き不向きがあり、僕が愉しめ実力を発揮できる場は他にあった

そのことが今なら分かる

今頃わかったからといって何になる、と初めはくさっていたけれど

この経験が誰かの役に立つのなら、同じ轍を踏まずにすむのなら

意味が見いだせる、そう思い僕の体験を残すことにした

 

苦しければ、そこは自分の居場所ではないと知る必要が僕にはあった

価値観は一つではない、アイデンティティーは誰かの基準で決めるものではない

と気が付ければよかった

別世界に飛び込む勇気を持っていれば、新しい世界が築けたのに

息が楽にできる場所を探して生きればよかった

能力が有ったとしても、自分が愉しくなければ、本当の居場所ではない

と気付くのが遅過ぎた

 

同じ悩みを抱えているのであれば、気付くきっかけになり

僕のように遅過ぎることがないことを願う。

 

PS:両親へ

自分勝手でごめんなさい

親の心、子知らずで済ませられるなんて思っていないけど、身勝手すぎました

一人で生きてる、成長したと勘違いも甚だしく

両親に対して、思いやることが出来なかった

不実な息子で申し訳ない想いです

只々、謝罪の言葉しか言えません

自らを責めないで、全ては僕の、僕だけの問題だったのだから

両親の健康長寿を願い、別れの挨拶にします。

 

 

                                                 

 

 

 

 

☆初めてお読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      

茶文字は私自身の言葉です