天国からの手紙

愛よ届け

乗り合わせたタクシーの運転手より

2019年03月10日 15時34分49秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                                                   

 

今村と申します

佐賀県に住んでおりました

過ぎ去りし、生きてきた日々の中で、どうしても謝りたいことがあり手紙に託します

 

私が没する二年ほど前の事、タクシーの運転手をしていた時

ある女性客が乗ってこられました

彼女は狼狽えているように見受けられましたが、いつもどおり行先を訪ね、その場所へと向かっていました

途中で思い直したのか、やはり元の場所へと引き返してくれと要望があったので

言われるがまま引き返しました

何故かその女性客の事が気になり、半時ほど待ってみました

 

私にはどうすることも出来ない程のひどい状態で、再度助けを求めて乗り込んできました

すぐに病院へと運んだのですが、幸い命は取り留めたものの、ひどい後遺症で苦しむことになってしまいました

あの時、私がもう少し早く異変に気付けていればと、ずっと後悔していました

一乗客のことでしたから、あまり関わってはならないと、 どこかでブレーキをかけていたせいで

ああなったのではないかと、申し訳なく、その女性客に謝りたいのです

私の人生で、それがどうしても心残りで

 

彼女の心の傷と、後遺症が良くなるようにと願って止みません

通りすがりに過ぎない者でも、貴女の事を案じている者が一人でもいることを

知ってもらえると嬉しいです。

 

                                                 

 

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      


成人前の男性からお詫びのメッセージ

2019年03月06日 09時42分04秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                                                 

 

俺の家庭はごく普通の家、ただ俺が成人前に亡くなったこと以外は

成人前の仲間と、無免許運転で事故りました

あんなことになるとは、夢にも思わず、軽い気持ちで遊びの延長でした

事故を起こそうと思っていた訳ではない

けれど、無関係の人にまで迷惑をかけてしまった

お詫びしたいです

申し訳なく思っています

こんな言葉で許されるとは思わないけど、どんな言葉を並べてもいい訳になりそうで

只々、詫びたいです

関わった全ての人に

 

初めのうちは、グループ内の誰々の責任だ、とか考えていたけど

全ては自分たちの過ちでした

誰もがそう思っています

 

何よりも被害に遭われた本人とご家族へ

(全員で)申し訳ありませんでした

 

                                                 

 

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      


海外で亡くなられた娘さんから、ご両親へ

2019年03月01日 23時30分49秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                                                  

 

水野と申します

私は34歳で急死しました

海外での旅行時に巻き込まれての事故死です

一瞬のあまりの出来事に、何が起こったのか理解するのに時間がかかりました

肉体から心が離れてもウロウロと狼狽えるばかりで、横たわる体の傍で唖然と立ち尽くしていました

日本に遺体が持ち帰られ、嘆く両親と家族を見て、ようやく事の顛末を受け止めることが出来ました

 

 

迷惑と衝撃を与えてしまった両親へ

 

日本を離れてしまっての事故に、どれだけ驚かせてしまったことか

信じたくない、信じられない思いと、私の体が帰って来るまでの長い長い時の

不安で居たたまれない思いをさせてしまい、心から申し訳なく思っています

実は私も、死んでしまっても不安で仕方がなかった

けれど日本に帰ることが出来て、両親と家族に再会できて、哀しいけれど安心しました

家族の有り難さに、全身全霊で(肉体は無くとも)感じています

お父さんの哀しみのあまりの「馬鹿が、あんなところに行くからだ!」という言葉も

「行かせるんじゃなかった、私が止めていれば・・」と言うお母さんの声も、私には聞こえていました

近くに居るのに、私には謝ることも慰めることも出来ない

もどかしくて情けなくて、申し訳なかった

 

二年ほど、傍に居ました

哀しみは終わることは無いけれど、それでも時が過ぎ、日常を取り戻せて落ち着いて暮らしてくれて

いるので、私はこの手紙を残して旅立つことにします

お父さんお母さん、辛い想いをさせてごめんなさい

一緒に歳を重ねることが出来なくて、ごめんなさい

 

いつもなら、私の人生だから私の自由、なんて言ってたけれど

私の人生には、両親や家族・友人・恩師・職場の人達・ほんのわずかでも関わりのあった人達

その全ての人が居てくれたからこそ成り立っていました

私の人生は私だけのものではなかった

全ての人に感謝を伝えたい

何よりも両親と家族には、最大の感謝をしています

ありがとう

そしてさようなら。

 

                                                  

 

 

 

☆お読み下さった方へ

    

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです