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貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

謹賀新年

2025-01-01 12:31:31 | 漫筆

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

オレンジカルサイトの大玉でごわす。カミさんのもの。
118ミリと巨大。足の上に落としたら骨折する。

オレンジカルサイトはかなり前、ヒーリングストーンとしてたくさん出回ったらしいけど、最近はあまりいいものは出ないらしく、下火。
実は、もう一つ50ミリくらいのちょっと白っぽい丸玉と2個合わせて、ヤフオクでなんと759円という超破格値でゲットしたもの。出品者はいろんなものを扱っている骨董品屋さんらしい。石屋さんではこういう値段は付かない。ラッキーでした。(また安さ自慢かいなw)

しかし、新暦の1月1日というのは、なんか中途半端で収まりが悪いですねえ。
旧暦正月の2月頭だと、まあ日が長くなって春がやって来るという感じはある。でもそれも「年の始め」かというと、少し違う気もする。
ほんとだったら、冬至の次の日、太陽が復活する日が1年の始まりであるべきではないか。太陽、お天道様こそが地球生命の根源なのだから。
しかし冬至祭や夏至祭は、日本でも他の国でも、あんまり派手な祭になってはいない。
冬至の方はクリスマスに紛れてしまっているし、夏至の「聖ヨハネ祭」なんて誰も知らない。両方ともケルト文化の古代的祭祀をキリスト教的に読み替えてしまったもの。
どうもここから考えると、古代の太陽信仰を、その後の文明はわざと覆い隠し、潰してしまったのではないかと邪推したくなる。昔から、支配者は土着の宗教・神話を潰してきたからね。日本の記紀神話だって(やめときなさい)
しかしだからといって冬至の翌日に「新年おめでとう」などと叫んでもアタオカ扱いされるだけだから、おとなしく現行の暦に従って「謹賀新年」と言うしかない。(しかしひねくれてるねw)

何はともあれ、世界はますますきな臭くなっているし、太陽の活動も乱調気味のようですけど、皆さま、よいお年でありますように。


ちと休憩

2024-10-23 20:12:47 | 漫筆

ちょとお疲れなので、お休み。(お茶でもどうぞ)
季節の変わり目のせいか、老化が進んだのか、エネルギー低下。(まあそのまま枯れていってもいいんじゃない?w)
お茶でもどうぞ=喫茶去というのは禅の公案にあったな。(ほっといてお茶飲みなさい)

お茶請けにアイオライト・サンストーンでもどうぞ。



このところよく出ていますね。地味ーなアイオライトが一躍ド派手にドレスアップ。
いいですね。この手のキラキラは写真だとあんまりきれいに写らないけど。


プレオクロイック・コーネルピンのルース

2024-10-04 20:45:59 | 漫筆

新宿のミネラルフェア、ちょっと迷ったのですけど、行ってしまいました。
迷ったというのは、懐具合もあったし、このところ特に欲しい石というのも思いつかなかったし、おまけにちょっと足を痛めていてあんまり長く歩けないというのもあって。
しかし、購買意欲が落ちているのは返って散財しなくていいだろう、新宿は池袋なんかに比べて規模が小さいから軽く眺めるくらいなら足も痛まないだろう、などと口実をつけて、結局行ってしまいました。(こらえ性がないということでしょw)

あんまり「欲しい!」というのはなかったのですけど、意外な収穫。
御徒町のミユキさんという老舗がありまして、研磨なんかで有名なのだけど、小売りはしていない。そこがブースを出されていまして、おやおやと見たら、何とコーネルピンをたくさん売っている。とても美しい。しかも普通の「ミント・コーネルピン」ではなくて、別の色が妖しくゆらめく「プレオクロイック・コーネルピン」。そしてお安い。うわうわとなりまして、ゲット。





あちきの写真術では表現できないのですけど、基本は明るいミント色。そこに黄色や紫が揺れる。カットによる反射ではない。
いやあ、びっくり。「プレオクロイック・コーネルピン」のファンとしてはこの上ない僥倖。

と、何で素人のあちきがミユキさんなんていう卸の店を知っているか。
実はかなり前、御徒町をうろうろと探検していて、卸専門とは知らずにのこのことお店に入ってしまったのです。どうも様子がおかしいので、お店の人に「こちらは卸専門ですか」と尋ねるとそうだと言う。あちゃ、と思って出ようとしたら、そこに年配の恰幅の良い紳士がいた。なんと会長さん。「どうぞ見ていらっしゃい」と迎えてくれた。
で、いろいろと石の話をしてくれて、研磨工房まで見せてくれたのです。
面白い話がたくさんあったのですけど、ド新米だったので細かいことは覚えていない。しかしどうも話を総合してみると、この方、天然石業界のかなりの大立者らしい。
そのあたりははっきりとわかりませんけど、ともかく、若々しくて、バイタリティがあって、大らかで、すごい人でした。
そんな冷や汗ものながら貴重な体験をしたので、ミユキさんはすごい会社だという印象が焼き付いていて、そんな所から愛するコーネルピンを買えたのは嬉しいことでした。
土日にいらっしゃる方は、ぜひご高覧あれ。

 


きらきらと

2024-07-07 18:20:20 | 漫筆

いや凄い暑さですねえ。じっと籠るしかない。(暇なのね)

オジジのくせにと言われそうだけど、あまりにかわゆいのでついポチっとしてしまいました。
サファイア。ベリリウム添加。1つは2ミリくらい。



現物はもっときらきらなのですけどね。一応サファイアだし。
縁日の夜店の気分。楽しい。

おまけ。Xに「#七夕なのでお星様見せて2024」というハッシュタグがあったのでついお調子こいて。
アイオライト・サンストーン。

きらきらはいいですね。(さっきのは渋すぎたね)


雷は地中を走る?

2024-06-13 20:24:31 | 漫筆

火山で連想したので。
これは前に上げた「フルグライト」、雷管石英。ただしこれは石英が曹長石に変化したものらしい。

石英質の砂地に雷が落ちて、石英が溶けて管のようになると言われている。
けど、よくイメージできない。雷ってこんなに紐のように流れていくの?
そう言えば、「ライトニング水晶」というのもある。水晶に雷が落ちてその痕が傷のようになっているもの。買ってない。見たことはあるけど、何がどうなのかよくわからなかった。「この筋のところがですね」「はあ」みたいな感じ。

雷って、まあ空で溜まった電子がドッコーンと落ちてくるもの。急激な上昇気流がどうのこうのと説明されてわかったような気になるけど実はよくわからない。つか、どうも科学的に完全に解明されたわけではないらしい。え? わかってないの? 科学者は何でもわかってるような顔をするけど、雷すらわからないのか。(悪態はよしなさい) 夏の雷は雲から地表へ、冬の雷は地表から雲へ流れるとか。ちんぷんかんぷん。身近な現象なのに謎なのですねえ。
で、普通は空から落ちてきて、地面に入る。誰もがそこで終わりだと思う。電子は地面に拡散して消える。しかしそれではフルグライトもライトニング水晶もできない。水晶なんて地面に突き出ていたわけではなく地中の晶洞にあったのだからね。つまり雷は地面に到達した後も、一本の流れとなってさらに地中の奥へ進んでいく。は? どこまで行くん? そんな研究、されてる?

     *     *     *

あちきが敬愛する内田百閒大先生は、大の雷恐怖症だった。遠くでゴロゴロと音がするだけで、そわそわし出し、お腹の具合が悪くなり、便所へ籠もる。なんで雷で腹を下すのかはわからない。前世で雷に打たれて死んだのかもしれない。(またかよ)
あちきは逆に、雷はけっこう好きでして。
母方の祖母の家が日光にあって、昔は夏によく遊びに行った。あそこらへんは雷のメッカ。毎日のように入道雲が聳え立ち、夕方になるとドッチャーンと来る。雨もすごいけど、その雷の恐ろしさたるや、途轍もないものでした。近くに落ちると明るいピンクの色があたりを包む。一回、夕闇の中、外の井戸で草刈鎌を洗って母屋に帰ろうとした時にすぐ上でピンクの光が炸裂して、死んだかと思ったことがあった。
それでも雷は好きで、今でも夏に夕立がやって来ると、その方角の窓の所へ行って雷柱が立つのを眺める。ドドーンと腹の底に響く音もたまらない。予報が出ると派手なのが来ないかとわくわくして待つ。期待がはずれるとしょぼんとする。うん、雷に打たれて死ぬのは一瞬だからいいかもしれない。(またかよ)

雷は稲妻とも呼ばれて、落雷が多いと稲が豊作になると言われている。雷が落ちた場所の周りでキノコが猛然と繁殖したという話もある。科学では空中の窒素が窒素酸化物になり、さらに硝酸塩となって地面に落ちるからだと説明されているけど、ほんとかしらね。
雷はいまだに解明されていない「神の領域」。あれはやっぱ神様なのですよ。全宇宙創造神ではなくて、ガイアの神集団の一人。フルグライトやライトニング水晶はその神様の足跡。そう思うと有り難いではないですか。(ライトニング水晶買ってないんだろw)
今年は水不足気味らしいし、ベランダにフルグライトを飾って、派手な「お雷様」の来訪を待つことにしましょうか。