アイオライトをめぐってはいろいろと迷走してきました。「方向変色」では、「丸玉」に辿り着いて、「これぞ究極のカラーチェンジ」と感激しました。回転台が来てからは、普通のアイオライトの方向変色も楽しんでおります。(好きだねえw)
で、それで終わりかと思っていたのですけど。(君もしつこいねえ)
これは「アイオライト・サンストーン」。この頃いろいろな所で見ます。
この名称に関しては疑義があるのですけど、まあそれは書いたので。要するに「アベンチュリン・アイオライト」ないしは「ラメ入り」アイオライトですね。サンストーンつまり長石の成分が入っているわけではない。
「要するに、サンストーンのアイオライト版でしょ。地の色が赤でなく濃紺になっただけ」と思っていて、まあ値段もそこそこするので買わずにいました。うちにも一応アイ・サン(その略はないだろ)はあるのですけど、それは少しおとなし目。
で、先日、ミネラルクエストというネット石屋さんで、けっこう派手目のものが割合安価で出ていたので、ぽちっと。この石屋さん、少種安価主義で、更新するとだいたい瞬く間に売り切れる。これも最後の一個でした。
ラメの出方がすごい。人工じゃない?と思うくらいに、ぎんぎんに出る。
まあそれならサンストーンでもあるわけですけど、黒に近い濃紺にきらめく虹は、なかなかいいものでして。
そしてもっといいのは、透過光があるということ。とても平べったい磨き石というせいもあって、少し強い光だと、アイオライト独特の青が透けて輝く。
で、二つライトを使って、反射光と透過光を同時に作る。
濃紺は夜空の星だけど、菫青色にぼんやり光る背景だと、宇宙の姿。
いい味わいです。
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前に「アイオライトの魅力は、その『捉え難さ』にある」と書きました。反射光と透過光でがらりと色が変わり、さらに方向によっても変わる。いったいお前は何色じゃい、と言いたくなる。
じゃあ、アイオライトの本当の色、真骨頂の色はどんなものか。どうもそれをキリッと(半角にするんじゃねえw) 出しているらしき「高品質」カボッションが夕星庵さんにあったので、購入。
写真では再現できないのですけど、微妙ないい青。これだよこれ。青とも紺とも菫とも言い難い、独特の色。タンザナイトより少し紫目で、少し沈んだ色。ちょっとたまりません。
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もうひとつ、まあ余興で。
これは「板」。(は?)
クリスタルワールド立川さんでとても安く売っていたもの。長さ7センチほど。
すごく美しいというわけでもない。「どうすんだよこれ」と言われそうだけど、まあ、何と言うか、アイオライトの「板」なんですね。(どうすんだよこれ)
アイオライト好きにはこういうのもまた面白いものでして。(そんなものかねえ)
見た目はもう少しきれいなんだけど、だめですなあ。こういうのは写真に撮れない。カメラを買う余裕なんてないしなあ。
しかし、やはり変な石です。(君も変だw)