今こそ慎太郎の言う米国にも中国にもちゃんとものが言える政治家の出番です。
そんな政治家はただ一人小沢一郎だけ。
前回の衆院選後慎太郎流に言うところの米国の妾の様な政治家とマスコミばかりになってしまいました。ハンナ・アーレント流に言うならアイヒマン。
アイヒマンとは
裁判でアーレントが見たアイヒマンは、怪物的な悪の権化ではけっしてなく、思考の欠如した官僚でした。アイヒマンは、その答弁において、紋切り型の決まり文句や官僚用語をくりかえしていました。アイヒマンの話す能力の不足は、考える能力、「誰か他の人の立場に立って考える能力」の不足、と結びついている、とアーレントは指摘しました。無思考の紋切り型の文句は、現実から身を守ることに役立った、と彼女は述べています。ナチスによって行われた巨悪な犯罪が、悪魔のような人物ではなく、思考の欠如した人間によって担われた、と彼女は考えました。