富士松延千代のホームページ http://www8.ocn.ne.jp/~hirake58/
長引く不況を打破する一環として、
内需拡大が叫ばれている昨今、
時間的にも金銭的にもゆとりのある
シニア層を狙っての商戦が活発化している。
ここで、われわれ邦楽関係者がジャンル、 派を超えてなんとか団結して顧客開拓に 立ちあがりたいものである。 ・・・って夢かなぁ・・・ 顧客はあくまで「新規顧客」なのだ。 今まで、何か習い事したいなぁ・・・って思っていながら、 そう!スポクラ行ったり、旅行行ったり、パソコン叩いて見たりしてる、そんな「邦楽なんて思いもよらなかった」人たちへのアプローチなのだ。 だが、それはどちらかというと「楽器」として琴や三味線に触れてもらうことになると思う。 たとえば、私たちが学生時代に国語の「古典」なんか勉強していて「奥の細道」がしみじみ、心から、いいなーぁなんて思いながら勉強しただろうか? いると思うけど、極少数派だろう。 私は、「和歌」や「俳句」が、いいなぁ~ってしみじみ思えてくる世代にこそ、邦楽のよさをアプローチしたい。 この、日本の音楽の不思議な「間」と、言葉の魅力を味わってもらいたい。
確かに、幼い世代にアプローチしてみるのも、長期視点での顧客開拓になるかもしれない。