千代の日記

鬱病を抱えたお師匠さんの奮闘記 (千代の会のHPはhttp://www.chiyonokai.com//)

乳がん検診

2010年12月27日 | 健康・病気

富士松延千代のホームページ http://www8.ocn.ne.jp/~hirake58/

カーテンの中で、超音波の検査をしながら、「大丈夫ですね。どこも異常ありません」と先生。

「ありがとうございます」と私。

洋服を調えてカーテンを出ると、先ほどの撮影したマンモグラフィーの説明。

「また、来年ですね」と先生。

いまや、1年に一度の乳がん検診、子宮がん検診、、、、

国をあげて鉦や太鼓で癌検診を勧めてくれる。

市からも各種癌検診のチケットまで送られてくる。

ありがたい事だと思う。

こうまでしてくれると、おっくうだと思っていた者まで、つい検診に行くという寸法だ(笑)

乳がんと言えば、思い出すのは・・・・

母が危篤の病室で、家族が見守る中、お医者さんや、看護婦さんがせわしなく出入りしているのを、当時、小学生だった私は、悲しいとか言うより、恐怖で、ただ、呆然と、思考停止状態で、ベットの脇で突っ立っていた。

そのとき、ガウンをひっかけた女の人が 突然、病室に入ってきて、大声で泣き始めた。

すごく怖かった。

母は胃がんだったけど、その人は、乳がんだったらしい。同じ病棟でお友達だったそうだ。

そのとき、初めて、そんなところにも癌が出来るのだと知った。

後に、「あのときに、病棟で、お友達だった方は、みんな、亡くなられたらしい」家族が話しているのを聞いた。

当時は「癌」=「死」だった。

あれから・・・・医学も進歩したし、世の中も進歩した。

ありがたい事だと思う。

病気も色々あるけれど、私達が、今、こうして元気なのは、自分達の生命力だけのおかげでなくて、過去の色んな積み重ねの進歩のおかげでもあるんだなって、つくづく思う年末のひと時でありました。

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