Hiroko Inagaki 絵のおはなし

絵描きの小さな日常をつづりました。
Hiroko Inagaki のブログ

時を刻む

2011-12-15 | ピッピ保育園☆
今日は今年最後のピッピ保育園の日でした☆
なので版画制作をして、来年のオリジナルカレンダーを作ってしまおう!って思いました。
今回はスチレン版画にしましたよ。子供達は発砲スチロールに釘などを使って、絵を描く私をとても不思議そうに見ていました。版画用の紙に刷り上がると、みんな何故か拍手をしてくれて、驚きました☆みんなも、発砲スチロールにどんな絵を描くかな?


みんなホント楽しそうに、スチロール板にいろいろな道具でいろいろな形を刻みます。


絵の具をそのスチロール板に塗って、版紙に転写すれば、カッコいい版画作品の出来上がり☆


ちなみにこれは、刷り上がったスチロール板。これも綺麗ですね。


カレンダーの台紙に貼れば、素敵なオリジナルカレンダーになりました☆
どの作品も本当、美しくて、今回はとても驚きました。

子供達も想像以上に出来たみたいで、とても幸せそうでした。最後に『世界で一つしかないカレンダーだよ』ってみんなに言うと、皆『なんで?なんで?』と顔を見合わせます。
『みんなの手が刻んだこの線や点や色は、他の誰にも出せないんだよ。この瞬間に刻んだ、自分だけの作品だよ。みんなの来年1年が、このカレンダーのような、素敵な時を刻むといいね☆』
と自分でも座布団を3枚くらい欲しいような、キザなオチをつけて今年最後のピッピの美術を終えた、しろくま先生でした。でも、みんな『そっかあ~!』と本当に理解したみたいで逆に驚いてしまいました。

子供達は『もう帰っちゃうの~?』とか、『どこに行くの~?』って聞いてきます。
私は迷わず『宇宙、宇宙!』と答えて消えていきます(笑

多分、子供達の頭の中は私は宇宙から来て、宇宙に帰っていくシロクマ像がもう、できていると確信しています。何故、地球にいないのか?と聞かれたときは『温暖化が進んだから。。』とちゃんと答えてます。
こんな先生で大丈夫でしょうか?

ちょっと自分でも心配ですが、みんな、来年もよろしくね☆

今年のしろくま先生の授業はこれでおしまい。またね!
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