Hiroko Inagaki 絵のおはなし

絵描きの小さな日常をつづりました。
Hiroko Inagaki のブログ

記憶を描きとめる

2012-06-30 | クロッキー
なかなかブログがアップできないですねー(汗)。
やっと今日、先日行った日光東照宮で唯一、ペンでスケッチした五重塔の彩色できました。霧雨が降っていて、閉館時間も近かったので、一枚しか描けませんでしたが、やはり、一枚のペン画でも、その時間を描きとめたようで、後で見ると嬉しいんです。


だいたい10分くらいで描いてしまうので、案内下さった方が後ろで見ていて、不思議がっていました(笑)。



ちなみに本物の五重塔さまはこちら。
霧雨の中、深緑と朱色の塔のコントラストが美しかったです。
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霧雨の中

2012-06-25 | おさんぽ
昨日、今日の2日間を使って栃木県日光市に行ってきました。
久しく旅行をしていなかったのですが、2年前にフランスで知り合った方が、栃木県に住んでいて、その方の所に遊びに行き、日光を案内して頂きました。日光は小学生以来なので、『華厳の滝』や『東照宮』など、ぼんやりとした記憶しかありません。行きたい場所を聞かれ、私は『建築家アントニン・レーモンドが建てたイタリア大使館の別荘』とマニアックな場所を指定。ご本人も何十年と住んでいて、行かれたことのない場所だったみたいです。。(笑)。グルグル迷いながらやっと到着!


表面は杉の皮やモミの木で出来た、かわいい寄せ木細工のような模様のかわいい建物。昭和3年に建てられ、イタリアが、この別荘を手放した数年前に、栃木県が買い取り一度修繕して、再建したそうです。


天井も壁も杉の皮で模様が組まれていて、とても安心できる空間。


家具一つ一つも、とても丁寧に作られたもので、80年前のものには思えません。。
ソファーの背もたれはしっくりと固く、どうも馬のたてがみなどが詰められていて、長時間座っても疲れない作りになっているそうです。ひゃ~!!


外は景色は中禅寺湖です。今日は霧がかかって白く、向こう岸は見えませんでした。窓も昔のガラスを使用していて、少し景色が角度によって歪んで見えて素敵でした。


いつか、こんな所に住みたいなあ。。。と時間の止まった空間に1時間もボ~っとしてしまいました☆ちなみにこの小さなランプのカバーも、木の薄皮をクルクル巻いたシンプルなものです。
レーモンドさんは、この自然の中になるべく調和する建物を造りたく、暖炉もレンガではなく、泉の周りにある石で作ったものでした。自然に優しいものは、人間に優しいんだなあと。。作り手の魂に癒された1日でした。

みなさんも日光に来たら、行ってみてくださいね☆
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らくがき☆

2012-06-21 | アートについて


いまいち本調子でなく、制作から離れていましたが、少しずつまた、アトリエにこもって制作しています。いろいろな事を常に同時に考えているので、いろんな絵が何枚か同時進行します。そして脳を休めたい時はこんな風にらくがきします。結構、これが大事だったりするんですよね。また、この娘たちが作品に出てくる時は来るのかな…(笑)☆
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折り返し地点

2012-06-20 | アートについて


紫陽花が綺麗な時期になってきましたね。
のんびり紫陽花を眺めていたいけど、この一週間で決めなければいけないことが沢山あって、ついつい遠くを眺めてしまいます。あと今年も半年。今は折り返し地点なんだろうなあ…。残りの半年、後悔ないように走ります!皆さんにも、また、色々ご報告できるかな。
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マグネットいろいろ

2012-06-16 | ピッピ保育園☆
先日はピッピ保育園、美術の日でした。
今回は子供たちの大好きな粘土をしますよ。
粘土は以前、安価な軽い粘土を使ったら、制作中、ヒビが出てきたり、少し人口的な嫌な臭いが気になったり、子供達に使わすのを少し躊躇する事が多かったので、少し控えていました。
いろいろ自分でも、手芸用の少し高価なのも使ってみたりと実験して、今回は手触りも仕上がりも成分も気にならないものを見つけたので、それで好きなマグネットを作ってもらいました☆


みんな、好きな粘土の説明なら、本当、ちゃんと最後まで聞いてくれて、黙々と作業してました。


普通に色を練り込むのでは、つまんないなあ。。と思ったので、マーブルに粘土の色がなるよう教えたら、みんなちゃーんと作れましたよ!


カッコいいマーブルかたつむり。。これ、お腹にマグネットが入っているので、冷蔵庫とかにちゃんと、くっつきます。


他にも不思議マグネットいろいろ。ママにあげる首飾りを作った子もいました。


この子は漢字が大好きで覚えたての漢字を粘土で作っていました。ちなみに林という字は写っていませんが、『中央林間』という駅の名前を作ってます(笑。もちろん、これもマグネットになるんです。


お団子があったり。。


ヘビのマグネット。。(汗)




いろんな子供たちの思いが沢山詰まった粘土制作でした。
乾くと粘土の重さはほぼ無くなり、埋め込んだ小さなマグネットの重さしかなくて、丈夫で、すごくかわいいんですよね☆
皆さんのお家の冷蔵庫に、かわいい子供達の作品がくっつくのは、さぞ、かわいいだろうなあと思うしろくま先生の授業は今日はこれでおしまい。またね!

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原点に帰る。

2012-06-13 | クロッキー


昨日は銀座、新宿、四ツ谷と展示を観たり人に会ったり、久しぶりに色々な方とお話できました。最後に行ったジャズ喫茶で少し描いたカフェにいらしたお客様。ロートレックやピカソなど芸術家は、カフェや酒場に集い、人々の何気ない仕草や動きを描きとめたデッサンが沢山ありますよね。最近、また、そうしたデッサンを描きためたいなあと思っています。
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サンプルいろいろ

2012-06-11 | ピッピ保育園☆


ちょっとパンクな粘土遊びをしています。何故か、いつもアトリエ用の子供達に見せるの作品サンプルを作っても、私は無難な見本が作れないんです。今回は今週やるピッピ保育園の授業で子供たちにやってもらう作品のサンプル作りなんですがね…。うーん、どうしたら楽しい授業になるか、今日も夜な夜な研究です。
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雨を待つ

2012-06-08 | 京橋アトリエ
もう明日くらいから、梅雨入りかな~?
子供達も早く梅雨の準備をしなくてはなりませんね!
今日は初めての療育センターで美術をやりました。今回は父兄主催なので、希望者を募ってやりましたよ。皆さん、子供達が少しハンディがあるので、いろいろ心配されていましたが、子供達はそれをよそに元気いっぱい、楽しそうに傘に絵を描いたり、好きなキラキラシールを貼ったりしていましたよ☆



不思議そうに傘の中を覗いている子もいました(笑)。


子供にもちゃんと本能があって、絵を描いたり、物を作ったりするのは本当、楽しいんですよね。誰かが、こうじゃなきゃいけないって決めてしまって、いろんなことをつまんなくしてしまっているように思える今日この頃。みんなが自分らしさをもっと大事にできれば、もっともっと楽しいのになあ~って思えます。出来ないことを探すより、出来ることを見つけてあげる。それって原始的な部分で、昔は当たり前だったのに、今は競争社会で皆が盲目になってしまって、みんながそのことを忘れてしまっているように思えます。
美術の授業で、みんなのステキがかたちになりますように♪

しろくま先生の、雨の日が楽しくなる傘作りの授業は今日はこれでおしまい!またね☆

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いろいろ準備。

2012-06-07 | 青いアトリエ美術教室


明日は近くの療育センターで、ミニワークショップをしてきます。療育センターとは、ハンディのあるお子さんが通う施設なんですが、あまり絵や工作はやられないみたいです。私は自宅アトリエでも、そうした子もみているんですが、あまり気にせずにやってます。皆、人間、色々で当り前なんですよね。だから、しろくま先生が出来ること。ちょっとした、非日常を子ども達や、
お母さん達に提供すること。
何を作るんでしょーねー?ペットボトルで水入れ作ったり、色々準備進行中ですよ☆
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一筋の光

2012-06-05 | おさんぽ


先日、法政大学の『日本で一番大切にしたい会社』の著者、経営学者の坂本光司教授主催の山元加津子さんの講演会と映画上映会に行きました。山元加津子さんは私はもうずっと昔、TVで講演を偶然お聞きして、感動して、いつかお会いしたいなあと思っていた方でした。
何故か、山口県で絵を教えるお寺の住職さんの奥さまも、この自主上映会を山口県で主催されていたりと、何かご縁を感じた方でした。
山元先生は特別支援学校(元養護学校)の先生で、障碍のある子供さんや、重い病気の子供達にずっと寄り添ってきた先生でした。そこで、世の中にはあまり出ることが少ない、障碍のある子の知られていない能力や感受性を講演や映画で地道に伝えられている方なんです。世の中の文献などで、不可能とされていることを、自分の勘と目を信じ、相手に向き合うことで、最大限、その子の能力に引き出し、または回復させていくそうです。
そこでの上映会は、そうした子供達のことを語った映画『1/4の奇跡』。どんなハンディがある子も重い症状の子もすべて想いがある。だから『大好きだよ』と伝えて抱きしめてあげることがどんなに大切か。それに勝ることはないそうです。
多分、人間は愛で出来ていて、もっともっと優しい生き物なのかもしれませんね。

そして、病気もハンディにもすべて意味があると、医学的にも科学的にも証明されていて、いろいろな例で説明してくれました。弱者を大切にすることが、これから明るい未来を築く手がかりになるんだと、この混沌とした時代に一筋の光を見るようでした。
また、脳幹出血で倒れ、植物人間になった同僚の看病から回復に至までの過程から、『白雪姫プロジェクト』というのも立ち上げています。もし、身の周りにこうした症状に近い方がいらしたら、参考になさって下さいね☆

あ~、上手く伝わったかなー?詳しく各サイトを見て下さいね~。
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