Hiroko Inagaki 絵のおはなし

絵描きの小さな日常をつづりました。
Hiroko Inagaki のブログ

葉っぱのハーモニー♪

2009-11-20 | ピッピ保育園☆
昨日はピッピ保育園美術の日でした☆
あいにくの空模様、公園での制作は保母さんと話し合って諦めて、材料の葉っぱだけ、里山のある公園に子供達と拾いに行きました。子供達はいつも行ってる公園なのに、なんだか遠足みたいに嬉しそうですよ(笑)。
里山に登ると雨がポツポツ降ってきて、どんぐりなど拾う手も早まります。しろくま先生は里山の途中で、子供に手を引かれ、傾斜を滑り降りていたら、おしりから転んだりして、相変わらずのしろくま先生です。。。
そんな時、女の子の一人が、転んで土のついてしまったズボンを気にしていた私を見つけ、慰めるように
『先生、それお気に入り?』と聞いてきます。私は『ううん、そうでもないよ。』というと
『そう、ならいいじゃない☆』とニッコリ微笑んでいました。。その笑顔はなんだか天使のようでした。。。こうして子供達に励まされながら(笑)、しろくま先生の授業は続きます。



今日の授業は自然を使ったコラージュです。いつもは絵の具などを使いますが、今日は拾ってきた、葉や枝、実などを貼って絵を作っていきますよ。こどもたちと一緒に私が拾った植物たち。あとは私のコレクションの一部のレースや布も用意しました☆


絵の具を使いたい子は、今回はシュタイナーのにじみやすい絵の具を3原色を用意しました。(普通の絵の具だと少し色が強過ぎて、植物の鮮やかな色とケンカしてしまうかもかもしれないからです。)じわじわ勝手ににじんでいくのに、とても不思議そうにしているこどももいました。



葉っぱをボンドで貼っていったり、レースの布をそっと葉の上に置いて貼りつけている子も。。
絵の具を使わなくても、本当美しい作品たちです。皆、自分の中で制作の終わりを決めるので、ちゃんと子供達の中にも、もう完成した美意識があるんですよね。毎回驚かされます。。





絵の具を使う子はそれぞれ、本当、上手に自然物と調和させていますね。

なんだか今回の制作は、こどもたちの感覚が自然物と絶妙なバランスで画用紙の上で調和して、まるで素敵な音楽を用紙の上で奏でているような不思議な授業でした。しろくま先生もなんだか癒される~。

自分のお気に入りの1枚が出来たかな?
そんな絵が1枚でもあると、こどもたちは絵を描いたり、作り出すことが楽しくなるんです☆
そんなお手伝いがただできたら、しろくま先生は本当、幸せなんです。

今日のしろくま先生の授業はこれでおしまい☆またね!





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