中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

オーシャンS(GⅢ)回顧

2006-03-08 22:54:58 | 回顧
2006/03/04 2回 中山 3日目 晴(稍)
11R サラ系4歳以上 夕刊フジ賞オーシャンステークス(G3) ○国際○指(別定) 芝1200

【馬場状態】A→A2週目。晴でもやや重が残り、緩い馬場。

12.1-10.4-10.8-11.3-11.3-12.7
(33.3-35.3)

【展開】緩い馬場でテン3ハロン33秒3のハイラップ。ゴール前の急坂で12秒7と掛かったところをネイティブハート、シンボリグランの差し脚。

人気ブログランキングご協力ありがとうございます!
競馬@サーチ競馬サイトたくさんあります。

勝ったネイティヴハートは何と8歳での戴冠。道中はハイラップを無理せず後方から。終始、ロスなく内の経済コースを通る。勝負どころの4角でも慌てることなくジッと我慢。直線を向いてもロスなく最内を突くと、糸を縫うように狭いところを割って伸びた。ゴール前で先行馬がバテたところを差し切った。緩い馬場で時計が掛かったことも向いただろうが、鞍上のソツのない騎乗もお見事。さすがである。陣営によると輸送でイレ込むため、当日輸送の中山も良かったよう。

2着のコパノフウジンは惜しかった。発馬のタイミングが合わず後手を踏むが、二の脚で好位へ取り付く。その後は最内枠を利して内の経済コースを通る。だが、ギャラントアローの作る速いペースを、前のアイルを意識して早めに仕掛ける。一旦は坂下で先頭へ躍り出るも、急坂で失速。惜しかった。ただ、厳しい流れを自ら動いたことは高く評価できる。

シンボリグランは58㌔。発馬で行き脚がつかず置かれ気味に。ようやく3角で馬込みに取り付くも、口向きの悪さを見せる。このあたりはB着用していることからも、気の悪さからのもの。直線でロスなく最内を突くとメンバー最速上がり3ハロン34秒2の鋭い脚で追い込むも届かず。それでも、決め手の高さを示した。本番では別定戦。小回り他頭数で気の悪さを見せれば差し届かないことも考えられる。今後は気性面での成長が待たれる。

アイルラヴァゲインは楽に3番手へ取り付くも、いざ追い出すといい脚が使えず。ワンペース気味の走り。詰めの甘さを露呈してしまった。いいスピードはあるが、決め手強化が急務。

ギャラントアローは内枠からダッシュよくハナへ立つ。テン3ハロンは33秒3。緩い馬場を考えれば速い。直線でコパノフウジンに早めに来られて万事休す。行ってこそのタイプで展開次第。

マイネルアルビオンは終始、中団馬群の外目を通らされて、なし崩しに脚を使わされた。少しのロスが致命傷となるスプリント戦においては、かなりのロス。スムーズに内へ入れていれば違ったはずだ。今回は度外視可能。

マルカキセキも見せ場なく終わってしまった。揉まれ弱いため外枠はいいが、行き脚つかずに後方。4角でも大外へ振って伸びあぐねた。今回は本番へ向けて余裕残しの仕上げだったようだ。本来ならもう少し前目に取り付ける。

シーイズトウショウは中山遠征でマイナス18㌔。やはり、長距離輸送に弱いようだ。本番まで中2週。万全で望めるのだろうか。

ディープサマーは大外枠発走でテンにもたついた。元々、ダッシュ力のあるほうではない。

人気ブログランキングご協力ありがとうございます!
競馬@サーチ競馬サイトたくさんあります。



チューリップ賞(GⅢ)回顧

2006-03-08 22:49:53 | 見解
2006/03/04 1回 阪神 3日目 晴(良)
11R サラ系3歳 チューリップ賞(G3) ○混 牝○指(馬齢) 芝1600
【馬場状態】野芝約6cm、洋芝約10~14cm。A→A2週目。相変わらずパワーを要する重たい馬場。

12.7-11.5-11.4-12.3-12.2-12.4-11.6-12.4
(35.6-36.4)(47.9-48.6)(60.1-60.9)  1:36.5

【展開】ヒトリムスメがハナへ立ち、押し出されるようにラッシュライフが2番手。積極的には行かず、テン4ハロン47秒9のスローの団子競馬。それでいて、終いも掛かっているのは馬場の影響か。

人気ブログランキングご協力ありがとうございます!
競馬@サーチ競馬サイトたくさんあります。

札幌以来の実践となるアドマイヤキッスが見事に桜への挑戦権を手に入れた。久々で18㌔。道中は後方の外目追走。残り4ハロン地点で除々にポディションを上げると、4角でスッと先頭集団へ取り付く。直線で一気に先頭中団を飲み込むと、シェルズレイとの叩き合いにクビ差先着した。久々で速い攻めも不足気味でこの内容。次走への上積みは十分望める。鞍上の反応に即座に反応する。時計が平凡なのは馬場の影響か。

2着はシェルズレイ。前走後に普段の坂路調教に加えて、CWでの運動を加えて攻め量を強化。最終追いでは坂路で自己ベスト。道中は流れが落ち着いたために、好位でかなり行きたがり、直線を向くまで折り合いを欠いた。それでも、直線で最内を突くとジワジワと伸びた。攻め強化が好成績へと繋がった。鞍上も2度目の騎乗で、流れが速くなるであろう本番は更に楽しみ。

3着はウインシンシア。発馬で行き脚つかず後方から。結果的に勝ち馬をマークする形。勝負どころでスッと反応した勝ち馬に対し、スブさを見せて置かれ気味に。それでも、4角で大外へ膨れるロスがありながら、長くいい脚を使って追い込んできた。距離が伸びてよさそう。現状でマイル戦では時計の掛かるほうがいいだろう。

2歳女王テイエムプリキュアの始動戦は及第点。道中は中団馬群のなかを追走。だが、前走同様、勝負どころで手応えが怪しくなる。直線で不利なく外目へ出したが、ジワジワとしか伸びず勝ち馬と決め手の差を見せ付けられた。

ラッシュライフは押し出されるように2番手。若干、行きたがって力みながらの競馬。直線で抵抗なく失速してしまった。マイナス14㌔とテンに力んだが影響したろう。本番では馬込みで抑えられれば。

タッチザピークは手応えよく好位を追走したが、直線で見せ場なく終わってしまった。華奢な体で、今の阪神の馬場は合わないか。まだ、体質がパンしていないため強い攻めができない現状。もう少しフックラしないと。道中の追走から間違いなく能力はある。今後の成長に期待。

人気ブログランキングご協力ありがとうございます!
競馬@サーチ競馬サイトたくさんあります。