2006/03/19 1回 阪神 8日目 曇(稍)
11R サラ系4歳以上 阪神大賞典(G2) ○国際○指(別定) 芝3000
【馬場状態】降雨の影響でやや重が残り、パワーを要する馬場。しかも、強烈な北西の風がスタミナを奪うタフな設定。
13.1 - 11.9 - 11.8 - 11.8 - 12.3 - 12.3 - 12.8 - 13.0 - 13.1 - 13.1 - 13.3 - 12.8 - 11.9 - 12.0 - 13.6
(60.9-64.3-63.6)
【展開】トウカイトリックが押してハナ。2~4ハロン目が11秒台で、その後も12秒3が2ハロン。テン5ハロン60秒9は速い。2角から向こう正面にかけて息を入れるも、前半の猛ラップ、直線の向かい風、やや重のパワー馬場と真のスタミナが問われた。
まさかの有馬記念敗戦以来となる、注目のディープインパクト06年始動戦。〝英雄〟が周囲の不安説を、自らのパフォーマンスで一蹴させた。ゆったりとした発馬から後方に下げる。だが、菊花賞で見せた掛かり癖を再び1周目の4角で見せる。それでも、前回に比べればマシな方だった。スタンド前では平静を取り戻し、流れの落ち着いた向こう正面でアクションを起こして進出。そして、レースラップ11秒9の残り3~2ハロン地点(4角)で5番手から持ったままの手応えで、大歓声とともに一気に先頭へ躍り出る。恐らくは、ここで11秒前後の脚を使ったはず。あとはこの馬の独壇場。究極のスタミナレースで強さを際立たせた。改めてこの馬の強さを思い知らされた。06年も安泰だろう。一応、反動には注意したい。
2着は猛ラップを刻んだトウカイトリック。発馬直後から手綱を押してハナへ。2~4ハロン目を11秒台で飛ばし、テン5ハロン60秒9の高速ラップ。2角~向こう正面で息を入れるも、前半を飛ばして、勝負どころで早めに来られる。おまけに直線は強烈な向かい風にタフな馬場。それでも、大崩しなかったのは立派。とにかく持久力に優れる。本番でも楽しみ。
菊花賞馬デルタブルースは残念ながら今ひとつの内容だった。道中は高速ラップ離れた3番手。折り合いは付いていた。流れの落ち着いた向こう正面で除々に前を捕らえに行く。だが、ペースの上がった3~4角で手綱を押しっぱなしでスブさを見せる。本来のデルタならそこから息の長い末脚を発揮するが、直線では伸びるどころか完全に脚が上がってしまった。残念でならない。一度使われたが、まだまだ良化は先のようだ。500㌔を越す大型馬。暖かくなってからか。
アイポッパーは海外遠征明けで太め残り。道中は勝ち馬の直後で折り合いに専念。ディープがアクションを起こした向こう正面で連れて進出。だが、4角で持ったまま先頭へ躍り出た相手に対し、同馬は置かれてしまう。直線も完全に脚が上がってしまった。元々、休み明けは動かないし、余裕残しの仕上げ。本番への上積みはあるが、逆転は厳しいだろう。
インティライミは道中ハイラップを刻んだ2着馬の直後を追走。さすがに猛ラップを懸念してかスタンド前で抑える。その後もスムーズにレースを進めるも、勝ち馬がマクッた3~4角で手応えが怪しくなって後退してしまう。その後もズルズル。今回の結果を見る限り、距離が長すぎるということだろう。ディープの好敵手として期待されただけに残念の一言。前走後に反動で調整ができなかったのも影響したか。
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11R サラ系4歳以上 阪神大賞典(G2) ○国際○指(別定) 芝3000
【馬場状態】降雨の影響でやや重が残り、パワーを要する馬場。しかも、強烈な北西の風がスタミナを奪うタフな設定。
13.1 - 11.9 - 11.8 - 11.8 - 12.3 - 12.3 - 12.8 - 13.0 - 13.1 - 13.1 - 13.3 - 12.8 - 11.9 - 12.0 - 13.6
(60.9-64.3-63.6)
【展開】トウカイトリックが押してハナ。2~4ハロン目が11秒台で、その後も12秒3が2ハロン。テン5ハロン60秒9は速い。2角から向こう正面にかけて息を入れるも、前半の猛ラップ、直線の向かい風、やや重のパワー馬場と真のスタミナが問われた。
まさかの有馬記念敗戦以来となる、注目のディープインパクト06年始動戦。〝英雄〟が周囲の不安説を、自らのパフォーマンスで一蹴させた。ゆったりとした発馬から後方に下げる。だが、菊花賞で見せた掛かり癖を再び1周目の4角で見せる。それでも、前回に比べればマシな方だった。スタンド前では平静を取り戻し、流れの落ち着いた向こう正面でアクションを起こして進出。そして、レースラップ11秒9の残り3~2ハロン地点(4角)で5番手から持ったままの手応えで、大歓声とともに一気に先頭へ躍り出る。恐らくは、ここで11秒前後の脚を使ったはず。あとはこの馬の独壇場。究極のスタミナレースで強さを際立たせた。改めてこの馬の強さを思い知らされた。06年も安泰だろう。一応、反動には注意したい。
2着は猛ラップを刻んだトウカイトリック。発馬直後から手綱を押してハナへ。2~4ハロン目を11秒台で飛ばし、テン5ハロン60秒9の高速ラップ。2角~向こう正面で息を入れるも、前半を飛ばして、勝負どころで早めに来られる。おまけに直線は強烈な向かい風にタフな馬場。それでも、大崩しなかったのは立派。とにかく持久力に優れる。本番でも楽しみ。
菊花賞馬デルタブルースは残念ながら今ひとつの内容だった。道中は高速ラップ離れた3番手。折り合いは付いていた。流れの落ち着いた向こう正面で除々に前を捕らえに行く。だが、ペースの上がった3~4角で手綱を押しっぱなしでスブさを見せる。本来のデルタならそこから息の長い末脚を発揮するが、直線では伸びるどころか完全に脚が上がってしまった。残念でならない。一度使われたが、まだまだ良化は先のようだ。500㌔を越す大型馬。暖かくなってからか。
アイポッパーは海外遠征明けで太め残り。道中は勝ち馬の直後で折り合いに専念。ディープがアクションを起こした向こう正面で連れて進出。だが、4角で持ったまま先頭へ躍り出た相手に対し、同馬は置かれてしまう。直線も完全に脚が上がってしまった。元々、休み明けは動かないし、余裕残しの仕上げ。本番への上積みはあるが、逆転は厳しいだろう。
インティライミは道中ハイラップを刻んだ2着馬の直後を追走。さすがに猛ラップを懸念してかスタンド前で抑える。その後もスムーズにレースを進めるも、勝ち馬がマクッた3~4角で手応えが怪しくなって後退してしまう。その後もズルズル。今回の結果を見る限り、距離が長すぎるということだろう。ディープの好敵手として期待されただけに残念の一言。前走後に反動で調整ができなかったのも影響したか。
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