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東京優駿(GI)調教診断

2008-05-29 19:29:43 | 調教診断
ショウナンアルバ唸る気配

【アグネススターチ】○ 意欲的
CWを単走で7ハロンからビッシリと。最後まで逆手前のまま筒一杯でラスト1ハロンは13秒6を要したが、中2週ながら長めから意欲的に追われたことは高く評価できる。1週前にもCWで時計を出している。7F95秒0-5F65秒4-1F13秒6。

【アドマイヤコマンド】○ 渾身の仕上げ
CWで2頭併せの外を追走する形で6ハロンから。直線で余裕残しのまま1馬身差まで迫り、ゴーサインを出してから瞬時に突き放した。大きなフットワークで全身を柔らかく使った、しなやかなストライド。6ハロンから78秒0-12秒7も申し分ない。もう少しトモに力が付けば言うことないが、動きは際立っている。前走で12㌔馬体を減らしたが、10後の13日に時計を出しているし、16日には坂路で半マイル51秒3-13秒0、21日には半マイル53秒8-13秒5を出し、渾身の仕上げ。

【エーシンフォワード】○ スピード感満点
和田竜騎手を背にCWの大外を6ハロンから。相変わらず手前を替えるのが遅く、ゴール前で左手前に。掻き込みが強くシャープな脚捌きは、高いダート適性を感じさせる。首も上手く使い、スピード感満点だ。使い込まれているが、疲れの心配はいらない。

【オリエンタルロック】▲ 時計平凡だが
気難しくアテにできないタイプ。最終追いは坂路で2頭併せをビッシリと。時計自体は55秒1-13秒6と至って平凡だし、顎が上がって重心が高い。それでも、脚捌きはメリハリがあった。

【クリスタルウイング】○ 中身濃い
内田博騎手を背に坂路で3頭併せの真ん中。ゴール前は馬体を左右に接触させる迫力のスパーリング。時計自体は平凡だが、それには表れない中身の濃さがあった。大型馬で短い坂路は走りづらそう。この中間は坂路で合計5本時計を出し、23日には本馬場で長めから追われているなど、実に意欲的。

【サクセスブロッケン】○ 脚力十分
ジョッキー騎乗で坂路をビッシリと。大きなフットワークでやや重心の高い走りではあるが、ダート馬特有の重苦しさは全くないし、素軽さがある。抜け出す時にフワッとしたが、前脚は高く上がっているし、ゴール前の脚力は時計以上に力強かった。楽しみ。

【サブジェクト】○ シャープ
DWで2頭併せの内を6ハロンから。相変わらず重心の低い走りで、前脚をピンと張り出すシャープな動き。併走馬を軽く突き放した。距離適性は微妙だが、最後まで集中力が途切れなければ。

ショウナンアルバ】◎ 文句なし
蛯名騎手を背に南Pで3頭併せの内を5ハロンから。不気味過ぎるくらいに折り合う3,4角。直線で脚力の違いで並びかけ、持ったままでグーンと突き放してしまった。ラスト1Fは圧巻の11秒7で5ハロンからは65秒6。丸み十分で力強い後肢の蹴りに、躍動感ある前脚のスナップ。とにかくこの中間は意欲的で、3週連続で時計を出されている。文句なしのデキで出走できる。

スマイルジャック】◎ 動きは文句なし
南Wを単走で5ハロンからサッと。相変わらず重心の低いフォーム。直線でスッと左手前に替えると、回転の速いフットワークでグンと加速。四肢の捌きは絶品だった。躍動感がある。首も上手く使えていた。あとは相変わらずハミに頼りすぎる面があるので、距離が課題になる。

タケミカヅチ】◎ 迫力満点
柴田善騎手を背に坂路でサッと。ジョッキーの手は最後まで微動だにしない。首を上手く使い、力強いフットワークで迫力のゴール前だった。これで前脚に柔らか味が出てくれば最高なのだが。1週前は南Wで5ハロンから64秒3-13秒0を出し、順調。

ディープスカイ】◎ 気配絶好
中2週で1週前にビッシリやられているので、最終追いは四位騎手を背に坂路でサッと流す。ゴール前で軽く手綱を緩められると、全身をリズミカルに使ってスピード感十分。前を一点に見つめ、集中力が研ぎ澄まされていた。気配絶好だ。

【ブラックシェル】○ 究極の仕上げ
武豊騎手を背に坂路でビッシリと。テンからガンガン飛ばし、最後はステッキが入ってラスト1Fは13秒7を要したが、フラつかずに最後まで真っ直ぐ走れていたし、苦しい中でも先着したのは評価できる。重厚感ある馬体は皐月賞よりも凄みを増している。

【ベンチャーナイン】○ 迫力あり
中2週のため南Wで単走をサッと流す。相変わらず四肢を目一杯に伸ばしたストライドは迫力がある。前脚は推進力十分なのだが、もっとトモに力が付けば更に迫力が出るだろう。

マイネルチャールズ】◎ 弾む
松岡騎手を背に南Wを単走で5ハロンから。直線で軽く手綱を緩められると、自らハミを取り、前へ前へとやる気十分。最後まで右手前のままだったが、四肢を目一杯に伸ばした弾むようなフットワークは健在。この中間は、この厩舎と馬主にしては珍しく短期放牧に出さずに自厩舎での調整。やはりもっとフックラしてほしいが、厩舎によればカイ食いがいいとのことなので、攻め強化と併せて当日にプラス体重で出走できれば。

【メイショウクオリア】○ 迫力あるも
感覚が詰まっているので、CWを単走でラスト1Fだけ伸ばされる。大きなフットワークで切れは感じないが、四肢はよく伸びて迫力があった。首の使いが硬いのは不満。

【モンテクリスエス】○ 攻めて攻めて
福永騎手を背に坂路で。テンからガンガン飛ばす迫力のスパーリング。横幅のないストライドの分、ステッキが入るとフラついてしまったが、苦しい中でも最後まで併走馬に食い下がったのは評価できる。この中間は連日のように坂路で時計を出され、1週前にはDwで6ハロンから81秒3-11秒8と意欲的にやられている。ダービー2勝トレーナーが凄い仕上げをしてきた。

【レインボーペガサス】○ 順調
安藤勝騎手を背に坂路で併せ馬。馬なりの相手に対して手綱をしごいて併入がやっとで完全に煽られたが、元々が攻め駆けしないタイプだし時計はいつもこんなもの。四肢はよく伸びていたし、順調に来ている。

【レッツゴーキリシマ】○ 好調キープ
幸騎手を背に坂路で単走。道中は口向きの悪さを感じさせ、ゴール前で左手前に替えてから左へモタれた。ラスト1F13秒2を要したが、半マイル51秒5は優秀だし、脚捌きはシャープだった。好調キープ。

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