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2022年は客観的な予想を心がけます。

ローズS(GⅡ)回顧

2005-09-23 01:32:56 | 回顧
【馬場状態】例年よりやや深い馬場。2週目で依然良好な馬場状態。

12.5 - 11.0 - 12.7 - 12.6 - 12.2 - 12.5 - 11.9 - 11.3 - 11.2 - 12.2
(36.2-34.7)(48.8-46.6)(61.0-59.1)

【展開】エイシンテンダーの単機逃げ。向こう正面まではスローでうまく息を入れる。残り4ハロン地点で一気にペースアップ。最後は2頭の競り合い。

勝ったエアメサイアは道中、中団でぴたりと折り合った。勝負どころで好敵手ラインクラフトが早めに先頭に立つなか、同馬は慌てずジッと我慢。4角で満を持して外に持ち出して追い出されると、矢のような伸び脚で鋭く迫り、ゴール前で差し切った。春は内へモタれるなど若さがあったが、今回はまっすぐ反応が鋭かった。春よりも切れ味が増している。順調に行けば秋華賞も好勝負は間違いない。

2着は変則2冠馬ラインクラフト。発馬からエイシンテンダーの作るスローの流れを掛かり気味に先行。2角まで折り合いを欠くも、向こう正面では何とかなだめることに成功。勝負どころで早めに先頭に立つと、直線で一気に加速して他馬を引き離す。だが、ゴール前の坂で脚が上がったところを勝ち馬に差された。だが、テンに折り合いを欠いたにもかかわらず、最後まで抵抗したのはさすが。やはり、終いの瞬発力は長けている。一度使われれば落ち着きは増すだろう。GI特有の淀みない流れで2000㍍のスタミナを問われる展開には疑問が残る。スローの瞬発力が生きる流れのほうが向いている。平坦コースの京都に替わるのは大いにプラス。

3着のライラプスは終始、勝ち馬をマーク。直線で最内を突いてジリジリと伸びるものの、上位2頭に突き放された。やはり、瞬発力勝負では分が悪いので、上がりの掛かる展開になってほしかった。本番でもHペースの展開か道悪になれば台頭があるだろう。

ヤマニンメルベイユは道中、3番手のインと終始、絶好位からの追走。折り合いもスムーズでペースアップした勝負どころで手綱が動く。直線ではジリジリとしか脚を使えなかった。ただ、キャリアが浅いことを考えればこれからの競馬。好位に取り付けるスピードもあるし、立ち回りが器用。

エイシンテンダーは休み明けながら大幅な馬体減。最終追い切りで速い時計は出しているものの、本調子を欠いていたのは明らかだった。うまくスローに落として単騎逃げに持ち込むも、ラインクラフトに早めに来られて万事休す。チューリップ賞が好位から差し切っているように、控える競馬もできる。本番へ向けて中間の調整過程に注目したい。

ジョウノビクトリアはフワッとした発馬で最後方から。この馬もスパッと切れる脚に欠け、上がりの掛かる展開を得意としている。道悪は歓迎のクチ。直線でモタれ気味だったのは久々の影響か。

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