【馬場】開幕週のAコース。(芝コース) 野芝約8~10cm、洋芝約12~16cm。高速馬場。
12.9 - 10.6 - 10.9 - 11.5 - 11.6 - 11.9 - 11.4 - 11.6 - 11.8=1:44.2
【展開】押してコンゴウがハナ。入りの1ハロンは緩い流れだったが、掛かったストーミーカフェがハナを奪った3ハロン目が10秒9。テンから速い流れになり、中盤も11秒5-11秒6と全く緩まない。有力どころは2番手のコンゴウリキシオーを目標に、ダイワメジャー→ブライトトゥモロー→チョウサンと緊迫した道中。流れの緩んだ4角で一気に馬群が縮まり、早めに抜け出すコンゴウ、ダイワに、外からチョウサン、アグネスの強襲。開幕週でも差し馬有利となった。
まさかまさかのレコードV。準オープンを勝ちあがったばかりのチョウサンが、GI4勝馬を差し切り、1分4秒4のレコードでGⅡ制覇を飾った。道中は後方で折り合いに専念する形。緩みない流れでスムーズな折り合い。前のブライトトゥモローを見ながら4角で痺れる手応え。坂上で外めへ持ち出し、鞍上の懸命なアクションに応え、粘り強く伸びる。ゴール前100㍍で左手前に替え、もうひと伸び。底力に満ちた末脚だった。展開が向いたことは確かだが、差し馬も厳しい流れを追走している。それでいて自身ラスト1ハロン11秒5としっかり踏ん張っている。決してフロックではない勝ち方だ。天皇賞でも楽しみ。
アグネスアークは道中、後方の外めを追走。速い流れでスムーズな折り合い。ちょうど勝ち馬の外。4角で内からエイシンデピュティに張られ、狙っていた進路を取れず大外へ回るロス。それでも、長くいい脚を使い、ゴール前100㍍のところで外へ膨れ気味になりながらも懸命の追い込みで2着に来た。
圧倒的1番人気に支持されたダイワメジャーだったが、秋緒戦を飾ることができなかった。道中は緩みない流れを、インから好発を決めて4番手追走。無理に競りかけることなく余裕十分の追走。目標を前のコンゴウリキシオー一本に絞り、3角でジワッと差を詰める。3、4角中間で馬体を併せ、4角では抑え切れない手応えで抜き去る。直線の坂上でハミをかけ直し、仕掛けを開始。坂を上った残り300㍍地点では左ステッキ2発が注入される。だが、伸びるどころか外へ膨らんでしまい、反応が鈍い。そこから右→左→右と何度も手前を替え、必死の粘りを見せるも、最後は差し馬2頭に交わされてしまった。かなりの乱ペースを早めに追いかける形。いくらGI4勝馬とはいえ、休み明けでこの流れでは厳しかったか。ただ、道中の行きっぷり、最後の粘りはさすがのもの。次走はもう少しタメて。
ブライトトゥモローは発馬直後に手綱を押して前へ。中団前目から終始、前のダイワメジャーを見ながらの道中。ダイワが動いた4角でジワッと差を詰める。直線の坂上で1馬身差まで迫り、坂を上りきったところで鼻っ面を並べる。だが、そこからの脚色が鈍り、逆に突き放されてしまった。人気を背負い、前2頭を自ら捕らえ行く強気の競馬が裏目に出てしまった。末脚を生かすほうがいい。
コンゴウリキシオーは案の定、テンのダッシュ力は鈍かったが、そこからジワッとハナへ立つ。だが、流れに乗り始めた3ハロン目で、外からストーミーカフエに競りかけられる。無理な競り合いは避け、スンナリと2番手に控える。4角手前でジワッとダイワにプレッシャーをかけられ、4角では交わされる。それでも、鞍上は慌てることなく手綱をガッチリ持ったまま。直線で楽な手応えで坂を上り、そこからゴーサインを出す。一旦は二の脚を使い、突き抜けゴール前100㍍まで粘る、粘る。最後は力尽きてしまったものの、休み明けで長距離輸送を挟んでプラス6㌔。明らかな太め残りだったし、厳しい競馬。中身は濃かった。
12.9 - 10.6 - 10.9 - 11.5 - 11.6 - 11.9 - 11.4 - 11.6 - 11.8=1:44.2
【展開】押してコンゴウがハナ。入りの1ハロンは緩い流れだったが、掛かったストーミーカフェがハナを奪った3ハロン目が10秒9。テンから速い流れになり、中盤も11秒5-11秒6と全く緩まない。有力どころは2番手のコンゴウリキシオーを目標に、ダイワメジャー→ブライトトゥモロー→チョウサンと緊迫した道中。流れの緩んだ4角で一気に馬群が縮まり、早めに抜け出すコンゴウ、ダイワに、外からチョウサン、アグネスの強襲。開幕週でも差し馬有利となった。
まさかまさかのレコードV。準オープンを勝ちあがったばかりのチョウサンが、GI4勝馬を差し切り、1分4秒4のレコードでGⅡ制覇を飾った。道中は後方で折り合いに専念する形。緩みない流れでスムーズな折り合い。前のブライトトゥモローを見ながら4角で痺れる手応え。坂上で外めへ持ち出し、鞍上の懸命なアクションに応え、粘り強く伸びる。ゴール前100㍍で左手前に替え、もうひと伸び。底力に満ちた末脚だった。展開が向いたことは確かだが、差し馬も厳しい流れを追走している。それでいて自身ラスト1ハロン11秒5としっかり踏ん張っている。決してフロックではない勝ち方だ。天皇賞でも楽しみ。
アグネスアークは道中、後方の外めを追走。速い流れでスムーズな折り合い。ちょうど勝ち馬の外。4角で内からエイシンデピュティに張られ、狙っていた進路を取れず大外へ回るロス。それでも、長くいい脚を使い、ゴール前100㍍のところで外へ膨れ気味になりながらも懸命の追い込みで2着に来た。
圧倒的1番人気に支持されたダイワメジャーだったが、秋緒戦を飾ることができなかった。道中は緩みない流れを、インから好発を決めて4番手追走。無理に競りかけることなく余裕十分の追走。目標を前のコンゴウリキシオー一本に絞り、3角でジワッと差を詰める。3、4角中間で馬体を併せ、4角では抑え切れない手応えで抜き去る。直線の坂上でハミをかけ直し、仕掛けを開始。坂を上った残り300㍍地点では左ステッキ2発が注入される。だが、伸びるどころか外へ膨らんでしまい、反応が鈍い。そこから右→左→右と何度も手前を替え、必死の粘りを見せるも、最後は差し馬2頭に交わされてしまった。かなりの乱ペースを早めに追いかける形。いくらGI4勝馬とはいえ、休み明けでこの流れでは厳しかったか。ただ、道中の行きっぷり、最後の粘りはさすがのもの。次走はもう少しタメて。
ブライトトゥモローは発馬直後に手綱を押して前へ。中団前目から終始、前のダイワメジャーを見ながらの道中。ダイワが動いた4角でジワッと差を詰める。直線の坂上で1馬身差まで迫り、坂を上りきったところで鼻っ面を並べる。だが、そこからの脚色が鈍り、逆に突き放されてしまった。人気を背負い、前2頭を自ら捕らえ行く強気の競馬が裏目に出てしまった。末脚を生かすほうがいい。
コンゴウリキシオーは案の定、テンのダッシュ力は鈍かったが、そこからジワッとハナへ立つ。だが、流れに乗り始めた3ハロン目で、外からストーミーカフエに競りかけられる。無理な競り合いは避け、スンナリと2番手に控える。4角手前でジワッとダイワにプレッシャーをかけられ、4角では交わされる。それでも、鞍上は慌てることなく手綱をガッチリ持ったまま。直線で楽な手応えで坂を上り、そこからゴーサインを出す。一旦は二の脚を使い、突き抜けゴール前100㍍まで粘る、粘る。最後は力尽きてしまったものの、休み明けで長距離輸送を挟んでプラス6㌔。明らかな太め残りだったし、厳しい競馬。中身は濃かった。
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