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スワンS(GⅡ)回顧

2007-10-30 08:27:06 | 回顧
2007/10/27 4回 京都 8日目 晴(稍)
11R サラ系3歳以上 スワンS(G2) ○国際○指(別定) 芝1400

【馬場】Aコース。やや重。想像以上に内側の馬場が悪い。外差し決まる。

12.0-10.6-11.1-11.5-11.6-11.4-12.5=1:20.7

【展開】アストンマーチャンがハナ。ギャラント、ナカヤマが競りかけ、アストンがハミをグッと噛んでテン3ハロンが33秒7。やや重の馬場を考えてもオーバーペース気味。中団あたりの馬に有利な展開。

 完全に充実期を迎えたスーパーホーネットが待望の重賞制覇。プラス10㌔と前走から更に成長。だが、レースではスプリント色の強い流れになり、道中は手綱を押しながら後方を追走。4角の下り坂で外めを通り、仕掛けを開始。直線で大外へ持ち出し、抜群の脚力で一完歩毎にグイグイ伸びる。ゴール前で計ったように差し切った。メンバー最速の上がり33秒9。決して楽な追走でないのに最後の決め手。急激な成長を遂げた。GIでも。

 フサイチリシャールは久々に福永とのコンビ。最終追いはDWで意欲的にやられた。道中は14番枠から内の馬を見ながら好位の外めを追走。集中した走りで迫力ある追走姿を久々に見た。4角でスッーと加速して入り口で内から寄られる不利はあったものの、力強いフットワークでグンと加速。少し内へモタれたが、最後までその脚色は衰えなかった。勝ち馬の決め手が凄すぎただけで、正攻法の競馬で強い内容だった。1400㍍がベスト。

 ドラゴンウェルズは道中、中団馬群追走。終始、良い手応えでFリシャールを見ながら。前走でスプリント戦を経験しているだけに流れに戸惑わなかった。直線も良い伸び脚。

 スイープトウショウは久々で予定していた京都大賞典を追い切りが行えずに回避。ここまで復帰戦がずれ込んだ。18㌔増で明らかな太目残りだった。それでも、スプリント寄りの速い流れに戸惑うことなく中団を追走できたのはさすが。2番枠で終始、馬場の悪いところを通らされるも、直線で馬場の良い大外へスムーズに持ち出す。ゴール100㍍手前までは突き抜けるかの脚を見せた。最後は失速したものの、久々でこれだけやれれば十分。

 ブラックバースピンは攻めで回転の速いピッチ走法で坂路をラスト1F11秒台。デキは良かった。道中は向こう正面で頭を上げてモロにバカついてリズムを崩す。4角で後方までポディションを落とすも、荒れ馬場を苦にしないパワータイプで、CBC賞同様、直線は馬場の悪いインを突く。そこからジワジワと脚を使ってきた。

 キングストイレイルは6番枠から掛かり気味の道中。向こう正面で躓くシーンも見られ、終始、馬場の悪いインを通らされる。三分三厘の手応えも今ひとつで、直線もインを突くが、伸びは今ひとつ。鞍上との呼吸は今ひとつで、スプリント戦後だけに乗り難しかったか。

 マイネルスケルツィは1番枠から顎をグッと引いて好位のイン追走。集中力ある走りで4角を迎えたが、ここで落鉄したとのこと。直線で一瞬は見せ場を作ったが、速いペースを追いかけたこともあって失速した。

 ナカヤマパラダイスは失速したものの、豊富なスピード性能を見せ付けた。道中は2番手で積極的に立ち回り、ゴール100㍍手前で失速したものの、やはり1400㍍は長かった。スプリント戦で改めて。

 アルトンマーチャンは楽にハナを奪うも、2ハロン目からナカヤマパラダイスに絡まれ、ハミをグッと噛んで行きたがってしまう。馬場を考えればテン3F33秒7は速いし、下り坂までずっと力んでしまった。スプリント戦後だけに余計折り合いが付きにくかった。どこかで息を入れることを覚えさせないと。


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