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2022年は客観的な予想を心がけます。

キーンランドC回顧(GⅢ)

2006-09-04 23:22:57 | 回顧
12.1-10.4-11.0-11.5-11.6-11.8
(33.5-34.9)

混迷を呈するスプリント界に新たなプリンスが誕生した。その名はチアフルスマイル。道中は淡々とした流れを、中団から気合いをつけながらの追走。1600~1800㍍を使われた後とだけにペースの戸惑いが懸念されたが、それは皆無だった。4角で前を射程圏に入れると、粘るシーイズトウショウを寸前で捕らえて差し切った。元々、定評のあった切れ味が、距離短縮で更に磨きがかかった。1ヵ月後のGI決戦へ向けて楽しみな伏兵馬が出てきた。あとは中山の急坂だけ。

実績、実力NO.1のシーイズトウショウ。道中は平均ペースの流れを3番手から余裕のある追走。勝負どころで2番手のGアローが脱落し、2番手へ。直線入り口で堂々先頭へ躍り出ると、そのまま押し切るかの勢い。だが、ゴール寸前で勝ち馬の切れ味に飲み込まれてしまった。勝負どころで絶好の手応えだっただけに、やや不満の残る内容。GIへ向けては輸送の問題が。

重賞連勝を狙ったビーナスライン。最後方でタメた前走と打って変わって、追っ付けながら中団を進む道中。決していい手応えではなかったが、4角では持ち直す。だが、内枠で馬群が固まったためにうまく外目へ持ち出せず、やむなく内を突く。スムーズな競馬ができず、正味ラスト1ハロンだけの競馬。そこから脅威的な伸び脚で急追するも、届かず。完全に脚を余した印象だ。それでも、函館SSで見せた切れ味がフロックではなかったことが証明できた。輸送、坂などの難材料は多いが、GIでも侮れない存在になる。




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