TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

5年後の自分の勝つチャンスを増やす(1993)

2011-02-02 01:30:25 | tennis
ある男の子のお話。

3セットマッチで1セット目、3-0リードから4-1リード。そこから4-6で落として、がっかりして心が壊れ、いいところなくセカンドセットは0-6。
メンタルが壊れ、すばらしいプレーをしていた1stセット前半のプレーは、セカンドセットでは全く出ませんでした。


こういう時、どうしたらいいのか?親やコーチはどう話をすればいいのでしょうか?

答えは簡単、ピンチをチャンスと考えればよい!!!と言えばいいのです。


…と口で言うのは簡単。でも実際4-1から5ゲーム連続取られて1セット落としたその時に、経験の少ない小学生が「チャ~~~~~~ンス」と思うことはとっても難しい事です。



こんな時にどういう風に話したら、一番わかってもらえるか…考えてみました。

以下は実際に男の子に話したことです。



ある男の子Aが3セットマッチで0-6、0-5で負けています。このAくんは最近5年間の間に、0-6、0-5から逆転して勝ったことが5回あります。
そしてある男の子Bくんは、同じく今0-6、0-5で負けていますが、彼は今まで一度も逆転勝ちなどしたことがありません。

さて、この試合、逆転勝ちの可能性の高いのはAくん?Bくん?


そう、答えは簡単。経験したことが5回もあるAくんに決まってます。



じゃ、


5年後に、3セットマッチで1セット目、3-0リードから4-1リード。そこから4-6で落とし絶対絶命の機会がきました。この場面で勝つために、「同じ状況で逆転して勝ったことがある」という「経験」を5回つくるためには、今日、の状況は最高のチャンスでじゃないかな~~~??




男の子はとてもよく理解していたようです。
うんうん←自画自賛!



そう、だから、ピンチは来るたびに、すべて将来強くなるためのチャンスなのです。悲観しているひまはありませんよ~~~。


でも、いつもうまくいくわけではありません、うまくお話が伝わらない事もあります。
先日、柏方面では惨敗しました。私の話が難しすぎて全く意味がわからなかったそうです。あの時のお話、茨城方面のあの女の子にもっとわかりやすく伝えるにはどうしたらいいのか?今も考えています。












コメント (6)
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