◎ディドロと百科全書 1
◎もとより、「百科全書」全体について私ひとりにはとても手に負えませんが
以下、「ディドロと百科全書」については、主に
・「ディドロ」人類の知的遺産 41、中川久定、講談社
・デュラント世界の歴史 28、日本ブック・クラブ
・「百科全書」桑原武夫訳編、岩波文庫
・『百科全書』と世界図絵、鷲見洋一、岩波書店
などによります
★1750年11月に「百科全書」の全体の計画と予約の条件を印刷した「趣意書」が配布された
「百科全書」は予約購読制で、ディドロとダランベールの共同編集によって、本巻8巻、図版2巻(約600点)で完結する予定だった
結局、本巻17巻、図版11巻が1751年~1772年に、補巻4巻、図版1巻、索引2巻がマルモンテルの編集によって1776年~1780年に発行された
・教養があり、富裕な人たちにしか購入できない高額なものだった(おそらく現在の価格にして数百万円?)
○大きさは2つ折り版(40cm×25cm)で、本巻はそれぞれ約1000ページで、左右2段組で各74行であった
項目はアルファベット順で、本巻17巻の収録総項目数は約60600項目、21巻あわせて400字詰原稿用紙約14万枚、図版は約3000点という膨大なものである
○題名は「百科全書、あるいは科学・技芸・工芸の合理的辞典」文筆家集団著
★学問の分類(ディドロとダランベールの「人間知識の系統図」)
○ディドロたちは学問の分類の総覧として「人間知識の系統図」という表を第1巻の冒頭近くに折り込みの形でしめした
・最も根源には「悟性(知性)」を置いている
知性、人間の精神能力の3つの機能「記憶」「理性」「想像(力)」を考え
「記憶」がつかさどる分野として「歴史」
「理性」がつかさどる分野として「哲学」
「想像」がつかさどる分野として「芸術」
を配した
○ここでの「歴史」、「哲学」、「芸術」は現在の意味より広い意味を含んでいる
それぞれが含む内容は大まかには
・「歴史」の内容
神、教会の歴史
人間の歴史
博物誌
自然の利用(技術、技能、手工業生産)
・「哲学」の内容
一般形而上学
神学、宗教
占い
心理学
論理学
文法
倫理学
法学
数学
物理学
天文学
医学
動物学
植物学
化学
など
・「芸術」の内容
詩
音楽
絵画
彫刻
建築
など
◎もとより、「百科全書」全体について私ひとりにはとても手に負えませんが
以下、「ディドロと百科全書」については、主に
・「ディドロ」人類の知的遺産 41、中川久定、講談社
・デュラント世界の歴史 28、日本ブック・クラブ
・「百科全書」桑原武夫訳編、岩波文庫
・『百科全書』と世界図絵、鷲見洋一、岩波書店
などによります
★1750年11月に「百科全書」の全体の計画と予約の条件を印刷した「趣意書」が配布された
「百科全書」は予約購読制で、ディドロとダランベールの共同編集によって、本巻8巻、図版2巻(約600点)で完結する予定だった
結局、本巻17巻、図版11巻が1751年~1772年に、補巻4巻、図版1巻、索引2巻がマルモンテルの編集によって1776年~1780年に発行された
・教養があり、富裕な人たちにしか購入できない高額なものだった(おそらく現在の価格にして数百万円?)
○大きさは2つ折り版(40cm×25cm)で、本巻はそれぞれ約1000ページで、左右2段組で各74行であった
項目はアルファベット順で、本巻17巻の収録総項目数は約60600項目、21巻あわせて400字詰原稿用紙約14万枚、図版は約3000点という膨大なものである
○題名は「百科全書、あるいは科学・技芸・工芸の合理的辞典」文筆家集団著
★学問の分類(ディドロとダランベールの「人間知識の系統図」)
○ディドロたちは学問の分類の総覧として「人間知識の系統図」という表を第1巻の冒頭近くに折り込みの形でしめした
・最も根源には「悟性(知性)」を置いている
知性、人間の精神能力の3つの機能「記憶」「理性」「想像(力)」を考え
「記憶」がつかさどる分野として「歴史」
「理性」がつかさどる分野として「哲学」
「想像」がつかさどる分野として「芸術」
を配した
○ここでの「歴史」、「哲学」、「芸術」は現在の意味より広い意味を含んでいる
それぞれが含む内容は大まかには
・「歴史」の内容
神、教会の歴史
人間の歴史
博物誌
自然の利用(技術、技能、手工業生産)
・「哲学」の内容
一般形而上学
神学、宗教
占い
心理学
論理学
文法
倫理学
法学
数学
物理学
天文学
医学
動物学
植物学
化学
など
・「芸術」の内容
詩
音楽
絵画
彫刻
建築
など