ある女の、コール&レスポンス?

日々、心の琴線にふれること、そして、それについて書きつける。音楽のように言えたらええのだけど…

まっすぐ行けば着くものを…馬鹿だねえ

2016-01-21 | よもやま話

タイトルは「ラビリンス・魔王の迷宮」という映画の中で、迷路を抜けて魔王に会いに行かないといけなくなった女の子が、ずーっとまっすぐ続く道に不安になって、初めて現れた曲がり角を曲がった時、見ていた魔物が通り過ぎた後に嘲笑したセリフです。大分前だから、細部は違っているかもしれないけれど…

もう、何年も前に、TV放映を見ながら、迷路にしているのは自分かもしれないな。と妙に納得しながら、でも、迷路と言われてずっと直進だったら不安になって思わず曲がってしまうだろう…さすが魔王、お人が悪い(?)と思ったことでした。

ここのところ、詳しくは書かないけれど、最近、勝手に曲がって、迷子になって、泣きそうになっていたのです。

そうした中、職場で、ある人が、どういう心情でかはわからないけれど、曲がりに曲がって、従業員に必要のない気を使わせ、疲弊させ、辞めてしまい、業務が滞って、なにがしたいねん!とツッコミたくなるような状況になった昔話を聞いて…あれ、私も一人で同じことになってない?と思ったときに、この映画のこのシーンを思い出したのです。

私の本道はなんだろう。と

それがわかれば、そうそうおかしなことはせんですむと思うのだけどね…

余話1・迷路といえば、確実な脱出方法ということも思い出しました。どちらでも片手を触れたままにして歩き続ける。すると、最悪、すべての道を歩くことにはなるけれど、出口があるならば出られる。という。…手がはれそうな、根気のいる話。

余話2・上記の映画の魔王役はデビット・ボウイが演じていました。見たときは、こういう人のことをデモーニッシュな魅力があるというのだろうか。とは思っていましたが、同じ時期に観た「戦場のメリークリスマス」に出ていた人と同じだとはぜーんぜん気づかず、つい数か月前に映画紹介のラジオで知って、ほう。そうでしたか!と驚いたことでした。先日、訃報に接してから本業は歌手だったことを知り、この二本の映画だけで、けっこうずしんと心に残っているのだから、歌も元気なうちに聞いてみたかったと悔しい思いをしたことです。

2016.1.22 追記 昨夜こう書いていたら、今夜BSプレミアムで「戦場のメリークリスマス」するとはねえ!私みたいにテーマ曲だけ知っていて、あんなきれいな曲を使う映画ってどんなん。と、ふわふわした気持ちで観たらショックを受けるかもしれないわね。…録っておいて来週、心して観よう。