ある女の、コール&レスポンス?

日々、心の琴線にふれること、そして、それについて書きつける。音楽のように言えたらええのだけど…

今年らしいお祭り

2020-11-16 | ’20 あやしき えやみ

1カ月あまり前の話。

お隣の町の温泉に行く前に、近くにある大きなお社にお参りしてみようかと行ってみた。

ちょうど、例祭に行きあって

今年は地域のお祭りがほぼなくなったものだから、おもいがけず少し驚く。

いたくありがたいような、軽々しく寄ったことに申し訳ないような気がしながら後ろのほうで本殿で行われている儀式を拝見していた。

祝詞を奏上されると式次第の方が言われて、しっかり聴くのは生まれて初めて!来てよかった!もしかして呼んでくださった?…不肖も不肖な私を…と自意識過剰起こしながらも聴き入った。

今年も豊作になりましたありがとうございます。大きな災害もございませんでした、ありがとうございます。こうしてお祭りできてうれしいです…といったことを古文でいっているのだね、なんとなくだけどわかる。とても朗々としたいい声…と思いながらぼんやり聴いていると、

あやしきえやみ という言葉が耳を打った

気持ちがぎゅっと締まるような気がした。

有効な対策が打てない病気を先人たちがいくつもしのいで私らはここにいるんだね。昔人もたぶんこうやってお祈りしたんだね。と忽然と気づく。

同時にCOVID-19,コロナ、新型コロナ、最初のほうに言っていた武漢肺炎…と、あやしきえやみ…同じものを表しているはずなのにどうしてこんなに違うものに聞こえるんだろうね。といぶかしかった。

所用があって、少しの間本殿から離れて境内を散策する。もう一度祝詞をあげているらしく、声が聞こえてくる。

戻ると、本殿の側に巫女さんたちが集まっている。

あれ、と見ていると巫女舞が始まった。

うわあ、これも生まれて初めて観るわ!!…コンナニシテイタダイテ,オソレイリマス…

見なれない優雅な舞にほれぼれうっとりと眺めながらも

袴の緋、装束の白、銀の髪飾り、金の鈴で、お祝いの熨斗を連想する。

巫女舞が一段落したところで辞去して温泉に。

帰り道に神職のお車らしきものをみかける。ナンバー1982に思わず笑ってしまう。…突然ですが問題です。この一言でどこのお社かわかりますか?(^-^)

そうして、温泉に浸かってうそみたいに元気になった。

帰宅時には、あやしきえやみに今年の序盤ごろから、今まで尋常でないことだらけでくたびれ気味だけど、これからしばらくも大変だろうけどなんとかしましょう。と思えるくらいになれた。

呼んでいただいてありがとうございます。幸いお力を感じる気象状況がなかったこの秋も守ってくださったのですねと深謝する。

…来年はほこりっぽくも賑やかで荒くたいつものお祭りができたらいいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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