ヒットの崩壊 柴那典

子供の頃から音楽が好きで日本のモノも所謂洋楽も好きで勿論今でも聴いている。ロック、ジャズ、

クラシックからアフリカ等のワールドミュージック、そして歌謡曲、Jポップや沖縄民謡も聴く。そ

れでも２０００年代に入ってからの邦楽チャートから訳が分からなくなった。イギリスの学者の調

査で３０代以上は、それまでの音楽体験から新しい音楽に向かいにくいという傾向あるとネット上

に載っていたが、そんなことはないと思っている。今でもロバート・グラスパーやホセ・ジェイム

ズを筆頭に新しい音楽も好きだし、米津玄師の登場で日本にもいたことにホッとしている。


唯、好きな音楽とチャートは明らかに違うと感じる。私の好みとヒットチャートには相関関係が全

くなく、自分としてはCD、レコードショップに行ったり、ラジオを聴いたりして探すことになる。

今一番利用しているのがユーチューブで、沢山の面白い音源を見出すことが出来る。タキシードや

エスペランザは最近のお気に入り。


この本では最近の日本の音楽に関して非常によく取材して書かれている。日本では音楽に対しての

意識が低く、ミュージシャンの思いも含めてうまく表現できている本がほとんどない中で、客観的

に体系立てて書かれているのは素晴らしい。特に２０１０年～２０１５年のオリコンチャートを改

めて見るとちょっと笑ってしまうけれど、これが事実で、この為に私のこの辺の日本の音楽が記憶

から消えている。音楽を含めて日本の文化にもっともっと光が当たればいいと常々思っているし、

こういう本が沢山の人に読まれれば、能動的に考える人が日本でもっと増えていくと思う。


ヒットの崩壊　　　　柴那典　　　　　講談社現代新書

Nikki Yanofsky - Something New

神奈川は朝から雨が降り続いています。梅雨ですからねぇ。当然ですが、以前と違って雨が集中して

一部の地域降り続く気がします。日本も亜熱帯化しているのでしょうか。

Nikki Yanofsky - Something New


若き実力派シンガー、ニッキー・ヤノフスキーは幼少の頃からエラ・フィッツジェラルドの大ファン

で、かなり小さいころから歌っていて天才少女とも呼ばれていたようです。ジャズの下地があるので

リズム感抜群で、迫力あるし、エラばりのスキャットが聴きものです。


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消費税を５％に！

安倍政権は消費税を予定通りに今年の１０月に１０％に増税するようだ。しかし消費税増税分は社会保障費

に充てると言っていたのに全くその動きはない。そればかりか麻生大臣は「老後に生活費２０００万円必要

だ」と発言して年金１００年安心プランを言下に否定している。（後に「表現が不適切だった」と発言）し

かも安倍政権ではアメリカの要請に答えて一兆二千億円かけて、Ｆ３５戦闘機を大量購入するという。さら

にほとんどテレビ等では報道されないが、ここ何年も公務員の給料は毎年上がり続けているのだ。


国民には負担だけを押し付けて自らの失政は全く省みない姿勢はリーダーとしてどうなんだろう。外交の安

倍と言っている割には外交での成果が全然見えてこないこともメディアで取り上げられることがほとんどな

いことも不自然だ。


５月の大型連休後に景気が冷え込んでいるのも気掛かりだ。前回の８％に増税した後に個人消費が冷え込ん

だまま回復傾向をみせない。大多数の国民は老後の不安もあり消費に前向きにならないのは当然のことだ。

ここは消費税を５％に戻して、景気回復を図るのが一番だと思う。特に３０代、４０代の生活にお金がかか

る世代はホッとすることになると思う。


その為には歳出削減が当然で最初に公務員宿舎や議員宿舎の削減、無駄な公共事業の削減から手を付けるべ

きだ。世界一高い議員報酬も見直し、議員特権も削減して国民の負担を軽減していく。フランスやロシアで

は年金問題をめぐってデモが起きているが、日本でその動きはない。大人しい国民を政府与党は下に見てい

るのは明らかで、参議院選挙で与党が勝てば国民負担が増大するのは必至だ。

Esperanza Spalding - On The Sunny Side Of The Street (Live 2016)

昨日の午後、関東地方でもドシャ降りで、いよいよ梅雨入りですね。最近はしとしとジメジメといった

梅雨のイメージはなくて、いきなり集中して物凄い量の雨が降る印象です。災害に繋がらなければいい

のですが。

Esperanza Spalding - On The Sunny Side Of The Street (Live 2016)


ジャズ界にも新しいスターがドンドン出てきます。デカいアコースティックベースを弾きながら歌うと

いう離れ業を見せているのはエスペランザ・スポルディングで声もとても魅力的ですね。


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NHKスペシャル 「彼女は安楽死を選んだ」

衝撃的な内容だった。画面を食い入るように見続け、見終わった後に本当に考えさせられた。とても

重いテーマを感情に流されることなく、しかも丁寧に追っていて、高齢化する日本の現状に一石を投

じるものだ。日本では安楽死の議論がほとんどされていない。死について話されることがほぼない。

しかし政府にとっても、国民一人一人にとっても身近なテーマだ。この番組で改めて考えされた。


日本のニュース等を見ていると視聴者の感情をどう揺さぶるかがメインのようだ。思考停止状態で事

件や事象から何をどう捉え、どう考えていけばいいのか提示されることがない。NHKのこの番組は一

人の女性の今の状況をしっかり伝え、尚且つ今置かれている状態と将来も二人の姉の心境も交え詳細

に描いている。こういう番組がもう少し増えれば、日本国民も色々な情報を知ることが出来て、尚且

つ、これからのことを考える端緒につくことが出来る。