カッパの独り言

病気をして、ちょっこし人生観も変化。
現在、いろんなことにチャレンジ&エンジョイ中♪

再確認

2010年04月16日 23時03分25秒 | 病とのつきあい
今日は、2ヶ月に一度の定期検診の日でした。
まずは、結果から言うと、今のところ異常なし

今のところ、と言うのは、今日は超音波の検査と診察だけでは問題がなかっただけで、血液検査と細胞診の結果は出てないから、完全に異常なしとは言えないんだけど…。
何もなければ、特にこの検査の連絡もなく、また、2ヵ月後の検診になるそう。
なので後1ヵ月半ほどは「検診うつ」からは解放。
とりあえずクリアかな


しかし、今回の「検診うつ」は、ちょっときつかった。
その大きな原因は、主治医の先生が替わったこと

ずっと、手術を担当してくれた先生が主治医として診察をしてくれていたのだけど、手術から1年経つということで、前回の診察時に、子宮体がんの専門の先生に変わる、との言われた。私の主治医の先生は、卵巣がんと子宮頸がんが専門らしい。
転勤とかではないのに主治医が変わるなんて、そんなこと考えてもみなかったので動揺したけど、これはきっと変えられないきまりなんだろうな、と妙に思ってしまって、思わず「今までお世話になりました。」と言ったけど…。

長く入院、治療をしていたから、新しい主治医の先生の顔ぐらい知っているし、別にその先生が嫌とかは全く思っていないけど、やっぱり、新しいことは不安やし、信頼関係も一から作っていかなければいけないし…。大きな病院やし、しゃーないけど…。
毎回行われていた検診前の血液検査もオーダーされていなかったので、パターンが違ったことも不安やった。もし、今回血液検査がなくて、その間にもし何か変化があったらどうしよう?とか…。

そういうこともあって、この一週間は不安定だった
一昨日は、リアルに再発する夢なんか見ちゃったりして…。うん、小さい。私。
でも、小さい私が、急に大きな心になるわけではないから、仕方ない。
せめて、そのことでストレスを溜め込まないよう、だんな様に不安を打ち明けたり、こうしてブログにアップしてみたり…。

そのお陰で、ストレスとの付き合い方は、病気前よりは少しは上手くなったような気がする。
小さい私。小さく進歩。

ちなみに…、新しい主治医の先生は、多分私より若い先生だけど、とても丁寧で、ソフトな感じ。「ちょっとどこかが痛むと不安なんです。」なんて話も受け入れて聞いてくれた。
だから、新しい主治医の先生がどう、とかではないので、誤解なく



そして今日は、もう一つ嬉しいことが…。
それは半年振りに、がん友Mさんと再会したこと

Mさんとはがんの部位は違うけど、同じ婦人科の病気やし、手術、抗がん剤の治療がほぼ同時期に重なっていたこともあり、療養中、最も私の支えになった人。
彼女が前向きに病気に向き合う姿に、「主治医の先生にお任せするしかない。」とか「自分の状況を受け入れるしかない。しゃーない。」って言う強い言葉に、小さい私は何度も何度も励まされた。

久々の再会にお互いの髪の生え具合を確認し、お互いの元気な姿を喜び合った。
昨年の桜の時期には、一年後の自分が見えなかった私たち。でも、こうやって、元気に、楽しくランチできることは、本当にかけがえのないこと。この時間に本当に感謝


2時間ほどのランチの時間はあっという間やった

もし、一年前にがんがわかっていなかったら、今頃自分はどうしていたんだろう?とか、来年って言葉は未だに言えないってこととか、こんなに元気やと病気だったことを忘れることもあるけど、再発の不安は消えないね、ってこととか、支えてくれた家族に心から感謝やなぁとか、病気になって教えてもらったことはたくさんあるなとか、人生観変わったよなぁ、とか…。

やっぱり、同じがん患者だからわかり合えることがたくさんある。入院中は、Mさんを始めがん友たちと励まし合えたけど、治療が終わってからはそんな機会もなかったので、今日は本当にいい時間を過ごした


私が病気をきっかけに、ブログを本格的に開始したりヨガを始めたように、Mさんも新しい趣味を始めたとのこと。
支えてくれる家族や周囲の人たちに感謝し、今元気な自分に感謝し、今出来ることを精一杯やろう
Mさんと話して、再確認した一日でした















検診うつ

2010年04月09日 08時40分10秒 | 病とのつきあい
実は、このところ不安定。
その理由は…、一週間後にある定期検診。

手術して二年間は二か月に一度、そしてその後は、三ヵ月に一度、検診があるらしい。
放っとかれても嫌だから、きちんと検診してください!と思う反面、検診の半月ほど前から、不安になってくる。

万が一のことがあっても、事実を受け止めるしかないんやろうし、この時点で私が出来ることは何もない。
だから、ここでクヨクヨしていることに何の意味もないことはわかっているけど、この気持ちもどうしようもない。

この一週間は夢見まで悪くなる。私は朝起きると夢のことはすっかり忘れてしまうので、今朝も何の夢を見たかは忘れたけど、なんかしんどい夢だったような…。
でも私は、気になって寝れない、ってことは殆どなくて、この病気をしてからは一度もないのが救い。
ご飯もお酒もいつも通りやから、実は気にしてないのかしら…。
私の深層心理は、どうなってる?!

後一週間、こんな感じやけど、なるべく心穏やかに過ごせますように。
そして、今回の検診でもクリアできますように。

4月1日

2010年04月01日 22時28分06秒 | 病とのつきあい
今日から新年度。

私の周辺は大幅な異動もなかったので、実感がないと言えばないんだけど…。
二月、三月はパタパタ流れたので、少しだけ気を引き締め、新たな気持ちで、一日一日を感謝したいなぁ、と思う。


そして…。
去年の4月1日は、第一回目の抗がん剤治療を開始した日。

前日に、前の職場の仲間がお見舞いに来てくれて、それぞれに明日から始まる前途多難な状況に、お互いを励まし合った。
新たな年度が、抗がん剤治療から始まることも何かの意味があるんだろう、と、心を改たに治療に向かったんだけど、自分の身体がどうなっていくのかわからない恐怖心で、手術同様泣いてしまった。

緊張と恐怖心でガチガチだった私を励ましてくれたのは、看護士さんたち。
士長さんは、毎回握手して励ましてくれた。あの手のぬくもりを思い出すと、今でも涙が出てしまう。

12時間もかかった長い点滴。襲ってくる吐き気に食欲不振に倦怠感…。その感触は、今でもリアルに思い出せる。


でも、一年経ったんや…。
この間の時間軸が完全にずれている私は、一年前が夢のようなのか、今が夢のようなのか、しばしばわからなくなる。

けど、今日も元気に過ごせた。だから、こうやって振り返ることもできる。
多分これは現実のこと。
そのことには感謝したい。


抗がん剤のことは、また、これもぼちぼちアップ。

病気のことは、生々しくてアップするのはどうなのかな?と迷うことがあるんだけど、これらの記事の時のアクセス数が多いことに、元気をもらう。
今は、手術当日のことをまとめてるんだけど、なかなかアップ出来ない。
ま、焦らず、少しづつアップ。ぼちぼち頑張ろう。

手術前日

2010年03月22日 17時13分49秒 | 病とのつきあい
一年前の3月9日。手術の前日。
昼過ぎに入院手続きを済ませて病室に。

病室は四人部屋。同年代の女性が二人いて、かなりホッとする。
正直、年配の人ばかりやと思っていたから。
今思うと、私のがん患者のイメージはずいぶん間違っていた。年齢もその一つ。
私が入院した婦人科病棟には、私と同年代、つまりアラフォー世代の人がびっくりする位いてた。でも、そのおかげで、その仲間たちにはずいぶん支えらた。


手術前日は、いろいろと忙しい。
看護士さんから説明があったり、麻酔科の説明やサインがあったり、お風呂に入った後、体毛を剃ったりおへそのゴマをとったり(看護士さんがしてくれます。)…。
執刀するドクターからの説明もあるし。これは、大抵ドクターの外来が終わってからだから夕方になる。

ただこの辺の段取りは、結構心の準備が出来ていた。
八年ほど前に、子宮内膜症っていうので、一週間入院したことがあったから。しかも同じ病院の同じ婦人科。だから、病室の雰囲気もわかっていた。

今回の手術が人生初の手術じゃなくて良かった。
こう見えて、相当ビビりで、病院、注射嫌いな私は、初めての手術が癌やったなんて、多分耐えられなかったと思う。


麻酔科の説明は、正直感心した。って言うのは、八年前からえらく進歩していたから。
待ち時間には、麻酔がなぜ必要かってことと、手術室に向かって麻酔をかけるまでのシュミレーションビデオが流れいた。
シュミレーションビデオは実際とほぼ同じやったから、結構役に立ったと思う。

麻酔科のドクターからの説明は、マンツーマンでとても丁寧。
「何か不安なことはありませんか?」の問いに、前の手術で苦痛やったことを思い切って相談してみる。

一つは、麻酔の点滴を手の甲から入れるのをやめてほしいこと。
この病院での朝一の手術は、麻酔科の先生が手術室で点滴を入れる。麻酔科の先生は手の甲に点滴を入れるのが基本らしいねんけど、これが後になると痛い。2、3日は、この点滴がくっついているからね。
手術直後は、お腹を切っているからお腹に力を入れて動くことが出来ない。仮に力を入れたとしても、とんでもなく痛い。それから、最低丸一日はベットから起き上がってはいけない。
なので、寝返りを打ったり、姿勢を変えるのには、ベット柵を手でつかんで、腕の力で体を動かさなければいけないので、手の甲も結構使うことになる。

前の時は、二日目に痛みが出るわ、途中で点滴が落ちなくなるわで、針を刺しなおしてもらった。
ちなみに、私は注射とかの針を入れるところは怖くて見たことないんだけど、この時、つい点滴の針を見てしまい、あまりの長さに卒倒しそうになった。
こんな長いもんが血管に入るんか…。
で、この経験を麻酔科の先生に話すと、「基本は手の甲やけど、腕から(点滴が)とれるようだったら、そちらからとりますね。」と言ってくれた。心配事が一つ減った。

それからもう一つ。手術が終わったら、出来るだけ早く体を温めてほしいこと。
前の手術の時、麻酔から覚めた瞬間に感じたこと。
それは「痛い」と「寒い」。

麻酔から覚め、朧気に手術室から病室へ着き、病室てしばく一人で寝かされていた時、寒くて寒くてたまらなかった。手足が氷のように冷えて、「早く誰か温めて!」って思った記憶が、今でも鮮明に蘇る。
看護士さんが来て、寒さを訴えた時に、看護士さんが手を握ってくれた時の温かかったこと。
ま、この時は、38度まで熱が出てたから、寒くて当然だったんだけど。

で、これまたこの経験を麻酔科の先生に話すと、「前手術をした時から比べると、麻酔の技術も、手術室の設備も、とても上がっています。手術室は基本的に寒いのですが、手術台を温めることができます。事前にその対策をとりますね。」
え?手術台って温めることが出来るの?
技術革新とはすごい!

イメージはあまり出来なかったけど、とりあえず、不安を解消してもらえる答えをもらえたのは良かった。
手術前の不安は、一つでも少ないほうがいいから。


それから、夕方に、手術に執刀するドクターの内診、手術説明があった。
大きな病院だから仕方がないけど…、執刀するドクターは手術前日にしかわからない。これは、何とかならないのか、と思う。

8年前に子宮内膜症で入院した時、私は外来で診てもらった先生が、手術してもらった。でも、これはたまたまだったようで、多くの人が、外来で診てもらった先生と違う先生に手術してもらうことになり、動揺していた。

それを見ていたので、今回も手術前に外来の先生に「先生が執刀されるのですか?」と事前に聞いていた。案の定、「わからないですね。」とのこと。
外来の先生だって、まだ数回しか会ったことがないわけだから、この先生と信頼関係が出来ているわけではないけども、前日にいきなり会って、即手術は、正直きついなぁ、と思う。せめて、外来の時に、違う先生になるかもしれないことを言って欲しいなぁ、と思う。

私の主治医、そして、補佐する担当医の先生ともに、女性の先生。
これは、正直、安心した。
この病院の事前説明は、かなり詳しく話してくれるので、その点も、かなりの安心材料だった。

この時に、お腹を開けてみないことには何とも言えないけど、CTで見る限りはそれほど癌が拡がっている様子はないこと、手術では子宮、卵巣、卵管、そけい部からお腹の上の方のリンパ節を取り、おへその上辺りまでお腹を切ること、手術時間は4時間ぐらいを予定しているが、癒着等が激しかったらもっと時間がかかること、化学療法などの追加治療があれば入院が伸びることなどを聞いた。

それから、ここではじめて、癌にはグレードと言って、がんの顔つきを表すものがあることを知った。グレードは、3段階に分かれているらしい。
それまで、癌には、進行度、つまり、初期とか末期とか、そういうものを表すものしか知らなかったから。
私の癌は類内膜腺癌と言って、グレードで言うと1で、比較的顔つきがいいものらしい。高分化型と言って、通常の細胞分裂の速度と比べ、がん細胞の分裂速度がそれほど速くないものらしく、そっちの細胞の方が、性質がいい、つまり、顔つきがいいそうだ。

説明自体はわかりやすく、質問にも快く答えてくれたので、後は、落ち着いて手術を受けるのみ。
いろいろ不安はあるけど、先生に任せるしかない…。


一緒に説明を聞いただんな様、義母が帰り、消灯の夜10時までは、何をしていたのか、何を考えていたのか、今となっては覚えていない。
眠剤を消灯前に飲んで就寝。これも覚えていないけど、多分、それなりに寝たと思う。明日の大仕事に向けて…。












脱○○宣言

2010年03月18日 08時40分49秒 | 病とのつきあい
今日から、公の場でもウィッグを脱ぐことにしました。
祝・脱ヅラ(笑)

私は髪の毛の成長が早いのか、社会復帰した去年の10月頃にはおかしくない程度にまんべんなく生えていたので、プライベートではウィッグなしでお出かけはしょっちゅうでした。

でも、公の場ではさすがになぁ、って感じやったし、ウィッグは茶髪やったので、自然な感じで移行できる日を探っていたのですが…。

いくら全体的にフサフサしてるとは言え、去年の秋は、ウィッグ姿よりはまばらやったし、ベリーベリーショートから始まった地毛は、遊びでライン入れたりした時期もあったし…。

最近は、髪の毛の量も増え、ウィッグも小さくなってきたので、ウィッグ屋さん?で調整してもらったりしてたんやけど、それでも中の黒髪の地毛が出てきて、かなり気になっていました。

で、先週の土曜日にウィッグの色に近い感じに染めてもらい、髪型もウィッグからちょっとショートにしました感にチェンジ。
うん、これも、自分ではまずまず。

でも、いきなり公の場は怖かったので、お休みもらってた昨日、岩盤浴を一緒に約束していた職場の同僚・むらむぅに見てもらい、OKサインをもらいました。
ビューティ担当のむらむぅがOK出してくれたら安心!

ってことで、今から公の場に出陣。でも、ちょっとドキドキです(笑)

3月10日

2010年03月10日 08時46分32秒 | 病とのつきあい
一年前の3月10日は、子宮体癌の手術をした日。
つまり今日で一年。うん、一年経ったんや…。

この間の時間の長さは、長かったとも短かったとも言えない。人生の中で、違う速度で時間が流れた期間だから。

元気になって良かったね、ってのも、実はちょっと違う。完治と言えるのは4年後の今日やから、再発なんかないさ、と普段は思っていても、こう言われると全面的には頷けなかったりする。今は、まだ完治までの過程やから。

でも、一つ言えること。
この瞬間、元気で良かった。そのことには、心から神様、仏様に「ありがと~っ!」って言いたい。


そして一年経って…、やっと振り返る余裕ができたと言うか、きちんと自分が経験したこと、感じたことを思い起こしながら、ブログにアップしようと思えるようになった。
療養中も時々アップしていたけど、あんなに時間があったのに、なかなか継続できなかったというか、そんな気力が湧いてこなかったし。

だから、今かな?時が来た、って言うか…。

試しに昨日から手術前日のことから文章にしてるけど、なかなか長そう(笑)かなり赤裸々やし。
だから、ぼちぼちアップ。でもなるべく、一年前の今日の出来事をアップできるようにしたい。
延びると、また、旅ログみたいに風化してアップしなくなるから…(笑)


これが、未来の自分の何かに繋がっていますように。
そして、同じ境遇の人や、癌に直面した家族の人に、少しでも参考になるといいな。

定期検診

2010年02月18日 08時53分49秒 | 病とのつきあい
昨日は定期検診で、先週行ったCT検査と血液検査の結果を聞く日でした。
結果は…、全く異常なし。

CTに影や腸が腫れてるとかないし、腫瘍マーカーも前回から上昇していないし。

ホッとしました。


今は、そけい部が浮腫む後遺症を除けば、本当に元気そのものやし、こんな状態で再発なんかあらへん、って思っていても、先生の口から話を聞かないとやっぱ不安。

二か月に一度、こうやって検診があり、それはそれでしっかりやってください!って感じやけど、毎回診察前は不安定。
この気持ちにも、上手く付き合うしかないね。

もうすぐ、手術から一年。
五年再発がなくて完治と言われているから、後四年で完治。先は長い…。
でも、一歩一歩クリアしていけますように。

昨日はヨガの日だったので、ヨガの通り道にある神社でお礼を言い(ちなみに、毎週お参りします)、今日は旦那様といつもの焼肉店へ、定例快気祝いをします!

告知

2010年02月04日 08時47分50秒 | 病とのつきあい
ちょうど一年前の2月3日、十日ほど前に受けた子宮内膜を全部剥いで、その組織を調べるという精密検査の結果を聞いた。
結果は、内膜から、がん細胞が見つかった、とのこと…。
いわゆる、告知、ってのを受けた日。


告知を受ける時の心境は、人それぞれやと思うけど…。
私の場合は、う~ん、やっぱりそうやったんや、ってのが一つ、親子で同じ癌なんて、どこぞのがん保険のCMのようなことは、現実に起こるんやぁ、ってのが一つ。


やっぱり、っていうのは、不妊治療で五年ほど通っていたクリニックを母の看病で四ヵ月ほど中断し、一昨年の10月に再開したところ、「子宮の中に何かある!」って言われ、検査に検査を重ねることになった。
結局、クリニックでやった検査ではわからず、万が一、癌の可能性もあるから専門のところで精密検査を受けましょう、ってことになった。

それで受けた検査の結果が、万が一、だった。
数ヶ月前から、癌かもしれない、って思いながら、これまではシロだったものが、最後の最後にクロだった、ってこと。

多分、その時は、癌である自分に、あまり実感がなかったように記憶している。だって、どこが痛いとかあったわけではないし、母のように微熱が続いたり、咳が止まらなかったり…、なんてこともなかったわけやし。
多分誰が見ても「癌やったんや。やっぱりな。」とは、思われなかったと思う。多分。
自分では、まだこの時点では、前癌と呼ばれる0期くらいやと思っていたし。


親子で同じ子宮体癌やった、ってことの方が、この時点ではショックが大きかった。
私は毎回ではないけど、不正出血が続き、多分それが元で、健康診断の結果で、初めて貧血を指摘された。
これも癌発見のきっかけになったと言えばなったけど、細胞診の結果が出るまで、不正出血と貧血は関係ないし、これだけでは、癌とは疑われていなかったのだから、いい加減というか、わからないもの。
ま、この辺りはアンラッキーも重なったけど、それは、いつかまた。

で、母も、亡くなる7、8年前から貧血のために鉄剤を服用していた。
この貧血は、多分、病気のサインやった。
この時、私に知識があれば、もっとおかしい、って思えたら、病院に連れていけば…。そんな後悔ばかりがよぎった。


病院を出てすぐに旦那に電話をした。病院で聞いた内容を話し、今一人かどうか聞かれた。
夕方、旦那が帰ってくるまで、一人でこの状況を受け止められるか、心配だったよう。
親友Jちゃんとランチの予定が入っていたので、それを話すと、ちょっと安心したみたいやった。


Jちゃんは、数ヶ月前から検査を始めた時から、ずっと心配してくれていた。
だから、会った時に、何も言わなくても、すぐに結果はわかったよう。
百貨店レストラン街で、お豆腐会席のランチをしたことは覚えているけど、話したことはあまり覚えてない。

節分の日やったけど、のり巻きを食べたかも覚えてない。これってかなり珍しいことやから、比較的冷静に受け止めていたと思ってたけど、やっぱりそれなりに取り乱していたのだと思う。



回顧記は、ここまで。これから、ぼちぼち思い出しながら…。やっと、振り返る余裕がでてきたような気がする。

昨日は、母が大好きやった、阪神百貨店の豆太郎寿司って巻き寿司を買って食べた。
無病息災を願い、今日こうやって巻き寿司を頬張れることに感謝して…。

旦那様のリクエストで急遽ぜんざいをしたけど(もちろんゆであずきを買って)、やっと思い出した!
去年は、小豆を自分で炊いてぜんざいをしたんやった。
来年は、もう少し準備して、厄除のために小豆を炊こう。

こわいもんなし!

2010年01月06日 23時04分29秒 | 病とのつきあい
今日は一か月半ぶりにcut。副作用できれいに抜けた髪だけど、私は成長が早いのか、すでに結構普通(^O^)
ま、仕事用にはウィッグつけてますが、プライベートはほぼこのまま出かけてるもんねぇ。

面倒臭がりの私には、ベリーベリーショートはうってつけ!この際、髪が短くなることには全く抵抗ないから、とにかく洗うのも手入れもめっちゃラクってのは、超ポイントが高い!
ウィッグつければ急なお呼ばれでも隠せちゃう技まで知ってしまい、もうやめられないかも…(^O^)

ちなみに、今回はアシュメトリー(言い方、合ってるのかな?)にしてもらい、左サイドは滅茶短く、右サイドを長くしていく予定。新しい髪型、さぁ、どうなるかしら?

あ、そうそう。
今日、15年私の髪の毛に付き合ってくれている美容師さんが一言。
「後ろの髪って、こんなに巻いてたっけ?」
私は超ストレートなのに…。髪質変わるって、ほんまなんやぁ!

クルクルになったらどうしよう…o(><;)(;><)o

始まり

2009年10月11日 08時54分03秒 | 病とのつきあい
五回のAP療法が終わり、二日前の診察では、CT検査、腫瘍マーカー共に異常なし、だったので、めでたく治療終了。やっと、終わったぁ~\(≧▽≦)丿

思いきって、先生に再発のリスクを尋ねてみると…。
「う~ん、データでは、Ⅰ期よりはⅢ期の方が確率が高いってことだけど…。再発するかしないかは、個別の問題です。カッパさん個人にとっては、再発するかしないか。それしかありません。」とキッパリ。
手術前に言ってくれた「Ⅲcってことだけど、癌が拡がっているわけではないし、リンパ節転移といっても子宮に近いところのリンパに一個だから、絶対とは言えないけど、抗がん剤治療をすれば、99.9%Ⅰ期と同じと思っていい。」に近い言葉は、言ってくれないのね~(;_;)

ま、再発リスクは、先生の言う通りか…。
元々、手術で癌自体は取りきっているわけだし、抗がん剤で顕微鏡レベルでの癌細胞をたたいているわけだけど、今何の異常もない中では、そりゃわからん、と言えばわからんよなぁ。

Ⅲc期、ってことは、ずっと抱えていかなきゃならないってことかぁ、と改めて思った。ちょっとスッキリしない。
でも、先生が、今出来ること、今言えることを全うしてることも、きっと事実。
そして、今の段階で、検査に異常がないのは事実。そして、私が今元気なことも事実。

と言うことで、新たな始まり。

旦那と二人で、近所の焼き肉屋でお祝い。診察は二か月毎だから、その度に、この焼き肉屋でお祝いやなぁ、と。
このお祝いを続けよう!

日本の医学のために、五年生存率を上げることを目標に!
新たに生命保険にも入れることを目標に!

そして、先がどうなろうと、今出来ることを精一杯やって、後悔しない毎日を歩んでいこう!

生きてるって、元気に過ごせるって、素晴らしい!
それが、この病気が教えてくれたことだから。

で、昨日は、みんなに宣言していた、髪にラインを入れました!
EXILEみたくしたかったけど、15年通っている美容室にはそんなシャープなバリカンがなかったことと、やっぱミセスは可愛く、と、ちょっと控え目に、と美容師さんに勧められ、その通りに。
でも、カットして整えてもらったので、やっとプライベート仕様では地毛を披露できます!
結構完全に生えてきてる感じやけど、ウィッグ屋さんでは、カットはしてくれるものの、イマイチ長さが不揃いやったからねぇ。

ベリーショートもなかなかお気に入り。結構、似合ってると思うんだけど。
こんなことでもなければ、こんな発見もなかった。
セラピアニスト保恵さんの言う通り、病気は悪いことばかりじゃない!本当に(^O^)

復活!

2009年06月12日 09時02分56秒 | 病とのつきあい
先週、三回目の抗がん剤が終わってちょうど一週間。
やっと、一昨日から復調傾向
今回は、動けそうな時に、切替えモードのスイッチを入れようと努力するのが目標。なかなかちゃんと動けているので、目標クリアです

一昨日は、広告が入ってた近くのケーキ屋さんへ歩いて行きました一周年記念で、1000円以上買うと、焼き菓子プレゼントと超お得!
ケーキ激戦区の北摂のわりに、この辺りはいいケーキ屋さんがイマイチなかったから、開拓も兼ねてケーキを購入。
旦那との試食も合格ライン
使えるケーキ屋さんに登録
私は、食欲はまだ完全復活じゃないから、三分の一食べて後は旦那に、って感じだったんだけど、こんな時ケーキ好きな旦那様は助かる!

そんでもって、昨日は、近くの市民体育館で「健康ストレッチ」なるプログラムが毎週開催されてるんだけど、デビューしてみました
年配の人だけでこじんまりやってるのか、と思いきや、三十代前半の人も結構いて体育館の部屋いっぱいで大盛況。失礼致しました
汗もかくし運動するから、ウィッグはつけずに、親友からもらった帽子で参加。
帽子を被ってるのは私だけだったけど(あたり前か…)、思ってるより違和感はなさそうだし、このまま毎週通おうかな~。

ハゲてる本人は気になるけど、他人は意外に気にしてないもんなんやろなぁ。
この調子なら、入院してから止めてたパン教室も復活しようかなぁ。ま、こちらはウィッグつけていきますが…

でもって、今日は今から血液検査。一週目だから、ドキドキすることも特になく…。
帰りは、梅田でお買い物して帰ろう

そうそう、写真は、梅干しの下漬け。白梅酢が上って、紫蘇が入るのを待ってる状態だけど、この期間の梅は好き
ほのかに、梅の甘い香りがして、あ、梅って果物なんだ、と思う瞬間。これが梅干しになるんだから、ビックリするよなぁ。

今年ももちろん、紫蘇もみは旦那にやってもらいます。我が家の梅干しは共同作業

それにしても、何のブログにするかは相変わらず定まらないけど、アップする写真からすると、今のところ、漬物ブログになっるような…

梅酒作り

2009年06月01日 22時35分18秒 | 病とのつきあい
これは、5月29日の記事です。

昨日は梅酒を作りました。梅を一晩冷凍して漬けると、ポリフェノールが4割増えるそうな。(ほんまに?)
ということで、冷凍して漬けてみました。どんな感じになるかしら?

で、予定では今日だった3回目の抗がん剤が、来週にまたまた延期…。
好中球が1500個以上にならないといけないんだけど、1340個と、あともうちょい
先週以降、徐々に上ってきているので、今回はグラン注射はせず、自然に上がるのを待つことに…。
4週空くのは、先生の話でもネットで調べても問題なさそうなんだけど、来週だと5週空くことになるのはどうなの~?
先生の話では、抗がん剤の効果としては、問題ないそう。ちょっと不安だけど、しゃーないね。

好中球が上がらないのは、生活に問題あるのではないかと先生に聞いてみると、キッパリ「関係ないですね。」とのこと。
副作用で骨髄抑制を受けてるからだそうです。若い人の方が骨髄抑制を受けやすいんだって。そのために、白血球が上がりにくいようです。
若いんだから、しゃーないか

神様は、よほど私を休憩させたがってるみたい(*^_^*)だから、焦らず、この時間を楽しもう!と思いながら、気にしている自分がいるんだけどね~
ダメダメ、免疫力が下がっちゃう

ということで、免疫力を上げるために、明日は久々に一泊でドライブに行く予定
今日は、そのために、家事を片付けて、明日に備えます

復活気味

2009年06月01日 22時34分04秒 | 病とのつきあい
これは、5月27日の記事です。

白血球が上がらず遅れていた三回目の抗がん剤が、今週の金曜日に出来そう、ってことが決まって、ちょっとほっと…。

なんかもやもやしたことがあると、活動全般が停滞しがちな私…
いつもの如く、抗がん剤の日程が決まらなくて、停滞

抗がん剤の目処が立ったら、ほっとして活動期に入りました
部屋を片付けし始めたり、後遺症で浮腫みがちな足を一生懸命マッサージしたり…。
もっと自分をコントロール出来るようになりたいなぁ。もう、40になるのに…

らっきょう

2009年06月01日 22時31分06秒 | 病とのつきあい
久々にブログを確認したら、なんとここ二週間ほどこれまた久々にアップした分が載ってない
で、旦那に調べてもらうと、数ヶ月前にメアドを変えて登録内容を変えてないからだった…。

ってことで、これは、5月21日の記事です。

久々のブログ
三日坊主の私は、なかなか、のうだまを動かせないんだなぁ

本当は明日が三回目の抗がん剤予定だったけど、またまた白血球が三週目に下がってしまって、来週以降の予定に。
入院の準備も延期で、新型インフルエンザの影響で、外出控えている私は、今日もゆっくりお家で過ごしてます

と言うことで、今日はらっきょうを漬けました~。
去年は失敗したんだよね。漬け酢を温めて砂糖を溶かしている時に、煮こぼれて…。
漬け酢は黒くて焦げ臭いし、甘くないしで、全部パー

去年は、母の病院通いの中で、気分転換に!と漬けたんだけど、なんか、きっと心の余裕を作れなかったんだと思う。
今年は、砂糖が溶けるまでちゃんと付いてました!

これから、梅酒、梅干しシーズンだから、楽しみです