先週の休日は、『ロゲイニング』というものに初参加しました。旦那様と一緒に出場です
『ロゲイニング』とは、ウィキペディアによると「地図、コンパスを使って、山野に多数設置されたチェックポイントをできるだけ多く制限時間内にまわり、得られた点数を競う野外スポーツ」とのこと。
これでも、よくわかんない、って感じやんね
私的な簡単な説明は、「『オリエンテーリング』の野山を駆け回る版で、さらに『オリエンテーリング』よりゲーム性が加わったもの」

『オリエンテーリング』は、小学校や中学校の林間学校や少年自然の家なんかの宿泊体験とかで経験した人も多いんじゃないかと思いますが、これを知らないと、ウィキペディアの説明の方がわかりやすい。これでも全くわかんない場合は、この後の写真や説明で想像してね
さてさて、今回この『ロゲイニング』が行われた場所は、十里木高原というところです。富士山の麓にあります

十里木高原は、就職してすぐの頃、研修の後に恩師と同期の仲間たちと一緒に宿泊した思い出の場所でもあります。
この旅では、思い出の味にも出会い、なかなか感慨深い
それにしても、今年は富士山周辺によく出没しています。きっと、富士の山が私を呼んでいるんやね

今回も、堂々とした雄姿を見せてくれました。いつ見ても、きれ~
今回の『ロゲイニング』は、「3時間」と「6時間」の競技がありましたが、私たちは初心者向けの「3時間」野山を駆け回る方にエントリー

『ロゲイニング』の大会が初めて日本で行われたのは、ウィキペディアによると、2002年のことだそう。
ヨーロッパでは結構メジャーな競技になってきているようやけど、日本では大会の歴史も浅いし、耳慣れない競技だから、そんなに人はいないやろう、と思っていたら…。
そりゃ、マラソン大会よりは少ないけど、めっちゃ多いやん

特に「6時間」にエントリーの方は、カモシカ足で、フルマラソンやったら4時間切ります風な人ばっかし。
なかなか本気な感じです。
『ロゲイニング』は、地図とコンパスをを頼りにチェックポイントを回ります。チェックポイントの難易度などによって、ポイントの得点が変わります。この得点で順位が変わります。なので、チーム(自分)の体力と技量を考えて、高得点が得られるポイントを効率よく選び、地図を読み取る力が必要です。
地図の読めない女には、ちょっと厳しい競技です
さて、この地図は、スタートの10分とか5分前にしか見ることができません。地図は、これより前に裏返しして配られます。
さすがヨーロッパの競技。誰もズルして地図を見たりはしません。
スターターの合図と同時に、一斉に地図を表向けてポイントをチェック。その様子は、まるで期末試験の時のよう。
チェックする顔も、試験以上に真剣です
今回のエリアは、概ね東西が約8km、南北が約6kmだそう。どれぐらいの広さか全く想像できません

その中にポイントが34か所あるそうです。しかも、難しいポイントは山頂にあったり、沢にあったり、徒歩道から外れた茂みにあったりします。
もちろん、3時間のコースではポイント全部なんて回れません。歩いて回っていては、これまたポイント全部はとれません。
もともと、6時間の人がランニングで回ったとしても、全部を回りきれないぎりぎりぐらいで、コース設定をしているようです。
今回は「体験ロゲイニング」ってことで、自分たちが3時間でいけそうなポイントをチェックして、ルートを決めます。
私たちは、近場で回れるポイントに絞り、徒歩道沿いにあるポイントを中心に回ることにしました。あくまでも、自分の実力に合ったポイント選びで

でも、せっかくのロゲイニングの醍醐味を味わうために、徒歩道からはずれた茂みの中のポイントも、行けそうだったら回ることにしました。
スタートの合図と共に、ほとんどのグループが走り出す
私たちは、もちろん、歩いて。
富士山の麓なので、アップダウンが激しい。へなちょこな私は、とても走れません。
今回の体験は、高得点ではなく、楽しく♪が目標やしね
ポイントを見つけると、電子カードでチェック。この辺が、私たちの子供の頃のオリエンテーリングと違うところ。
手持ちのカードをポイントにドッキング。これでポイントゲット終了。
私の子供の頃は、ポイントに書かれた「A」とか「O」とかの文字を手持ちの紙に書き込むシステムやったよ

確実に、進化しています。
地図には、徒歩道がかかれているのですが、その徒歩道も、草ボーボーのところだらけ

ポイントを置くぐらいだから、めっちゃ危険ってことはありませんが、地図にポイントがなかったら、絶対こんなところ入っていかないよね、ってところです。まさに、アドベンチャー
私たちは見なかったけど、ヘビさんに遭遇した女性グループもいたようです

経験者らしき人の話では、どうもそれは、当り前のことらしい。
出会わなくて良かった…。旦那様は、大のヘビ嫌い。私は過去2回、ヘビ遭遇時に旦那様に置いていかれたからね
もともと見つけにくいところをチョイスしていなかったので、茂みの中に入っていくことは少なかったけど、そんな場所のポイントを見つけた時は、めちゃテンションが上がります

あと、地図には書いてない道を見つけて近道できた時も、さらにテンション上昇

どうもこの競技は、アドベンチャー度が高いほど、楽しみが増すようです
結局、私たちはほとんど休ますに歩いて、6か所のポイントを回りました。2時間50分ほどでフィニッシュ

ところで、この競技は、制限時間を1分オーバーするごとに大きな減点があります。15分も遅れれば、コースを全部回ったとしてもほとんど点数はありません。それぐらい、遅刻は厳禁。さすが、ヨーロッパの競技。紳士的です
この日はいいお天気で、とっても暑くて、終わった頃はちょっと熱中症気味になりました

もともと体に熱がこもりやすいようで、何度も熱中症っぽい症状になったことが何度もありますが、手術をして卵巣欠落症候群になってから、更に多量の発汗とほてりで、熱中症にかかりやすいのかもしれません。
こまめな水分補給と、熱がこもらないように頭や首を冷やさないとね。気をつけよう
そんなこんなで、直後はすっかりバテバテ。体験で十分って感じやったのですが…。
『ロゲイニング』が終わり、その日の晩、競技のことを思い出し、そして、次の日に思い返し、そしてまたその次の日に思い返し…、と、日にちが経つにつれ、じわじわと「あ~、楽しかったな。」「もう少し、あのあたりを攻めればよかったかな?」「あの道で行けばよかったのかな?」と、またまた、やりたい気持ちが膨らんできました
数日後には、ネット上で全グループの成績発表なんかもあり、どのチームが、どんな順番でどのポイントを回ったのかも見ることができます。
さすが、電子カード。さすが、ネット社会

それを見ると、またまた、次にチャレンジする気持ちが湧いてきます

この競技にはまる人は、こんな感じではまっていくのかしら?
なんて、旦那様と『ロゲイニング』談義をしながら、ネットでチェックしていたら…。
な~んと、来年1月に行われる『東京ロゲイニング』というものを発見

東京の街中をロゲイニング。しかも、今回は電車やバスを使っていいとのこと。そして、このロゲイニングの今回のテーマは、「東京・寺社仏閣ご利益巡り。七福神もあるよ。」とのこと。なんと、グルメポイント?!もあるそう…
めちゃ、おもしろそう

めちゃ、魅力的~

ってことで、衝動的に申し込んでしまいました

あ~、またまた、予定がいっぱいです