「かなり応援」ではなく、「全面的に応援」してもらいたい。
こんなゆるい感じの『徳島マラソン』メモリーズです
徳島マラソンに行ってきました。と言っても、今回は旦那様のみの参加。この大会は、フルマラソンの設定しかないからね。
東京マラソン10kmを走ってから、10kmの大会には気軽に参加しようと思えるようになりました。(すげ~。自画自賛
)
リンパ浮腫も抱える中でフルマラソンは無理だと思うけど、ハーフマラソンぐらいは走れるようになりたいなぁと思う今日この頃。
旦那様が走るついでに私も一緒に走れたら、と思うのですが、探してみるとフルとハーフを同時開催している大会は意外と少ないのです。
しかも、時間制限がゆるい大会となると、日本全国でもかなり絞られちゃう感じです。
でも、めげずに、探していきたいと思います
と言う訳で、今回は応援隊。
大会で走るのも楽しいけど、応援も楽しい
ランナーの応援は、昨秋の淀川マラソンですっかりはまってしまっいました。
淀川マラソンの時は、差し入れのキャラメルやチョコやみかんなんかが飛ぶように売れて楽しかったのですが、東京マラソンの応援のときは、差し入れを取っていく人が少なく、エイドが充実しているマラソンでは、差し入れはそれほど魅力でないとわかりました。
徳島マラソンは、地元のボランティアさんが温かくランナーを迎えてくれ、エイドなんかも充実しているランナーには人気のマラソン。
なので、今回は差し入れはなしで、応援のみでの参戦です
まずは、大会前日に徳島上陸。朝早くからたくさんのランナーがスタートする大会は、前日にエントリーするところが多いです。
徳島マラソンも、8000人ほどのランナーが集まるとのことで前日エントリー。
エントリー会場では、マラソンに関するイベントをやっていて、結構楽しめます。
東京マラソンではお馴染みの、アミノサプリカーも来ていました
今回前日のイベントで楽しかったのは、ゲストランナーのマラソン教室。
東京マラソンやったら参加するのに予約や整理券がいるところですが、そこは地方の大会。私たちも飛び入り参加でしたが、全然OKでした
今回の徳島マラソンのゲストランナーは、シドニーオリンピックのマラソン選手だった市橋有里さんと、「体幹トレーニング」なんかでマラソンの本をたくさん出している金哲彦先生。
和やかな雰囲気でトーク。マラソンのトレーニングやストレッチ方法、大会前の注意点なんかを話してくれます。結構参考になるようです。
トークの後は、お勧めのストレッチを、市橋さん、金先生と一緒に行い、その後、会場近くの小学校のグラウンドで一緒に15分間ランニング。
金先生は徳島マラソンで4時間のペースランナーも勤めるとのことで、このランニングでも1km5分40秒ペースをキープしてランニング。とてもじゃないけど、15分間でもついていけませんでした
シャイな私たち夫婦はゲストランナーと会話したわけではありませんが、何百人のうちの一人とはいえ、一緒にランニングしたり、一緒に記念撮影をすると親近感が湧きます。
マラソン大会は、こんなオプションが気楽に楽しめる。これも魅力の一つやね
そして、マラソン当日の4月25日。天気は快晴。マラソン日和です
スタートは徳島駅近くの徳島城跡の公園から。この公園は、泊まったホテルから歩いて10分ほどのところにあるので、ランナーの旦那様にとっても、応援隊の私にとっても楽チンでした。
スタート地点には、ライブ中継にもアップした徳島県を代表するゆるキャラ「すだちくん」が手を振ってくれています。
昨年もすだちくんが送り出していたとのことで、旦那様から写真を取るように指令が下っていました。
ばっちり、パチリ
それにしても「すだちくん」は、いつも素敵な笑顔です。見習いたい。
スタート地点では、県警の鼓笛隊が生演奏でランナーを送り出します。曲はランナー応援歌の定番、「負けないで」。こういうのも気分を盛り上げてくれるよね
スタート地点でランナーを見送った後は、25km地点の応援ポイントへ移動です
徳島マラソンは、市街中心地を出て、吉野川沿いを折り返すコース。川沿いに応援しに行くのもJRを使っての移動になりますが、川まで歩いていける場所にある駅は限られているので、おのずと応援ポイントが決まります。
私が訪れた駅はJR徳島線の牛島駅。この線は、2両編成の電車が1時間に1本くらいしか走りません。このローカルさも旅情をそそります。駅の雰囲気も、ローカルでなかなか素敵です
写真は牛島駅ではありませんが、二駅徳島寄りの石井駅ってところは、藤棚がきれいな駅でした。う~ん、日本の春
沿道応援は、1時間ほど楽しみました
差し入れなしで、今回活躍したのが、ライブ中継でアップした「ゴールは必ずやってくる」プレート。
これは東京マラソンExpoでもらったもの。折りたたみが出来るようじゃばらになっていて、かばんの中でもかさばらず、とても便利。
なにしろ、この「ゴールは必ずやってくる」のフレーズがいいもんね
プレートを持ち、「頑張って」ではなく「ナイスラン!」とランナーに応援。
たくさんの人に、声をかけてもらいました。
応援は、淀川、東京、そしてこの徳島しかありませんが、こうやって気軽に声をかけてもらえるのは、関西やからのような気がします。
それにしても、自分の目標に向かって一生懸命な人の姿は美しい。応援している私も熱い気持ちになります
そして、1時間応援をしていて…、私なりにランナーの傾向を分析。
私が応援していた1時間の間に、多分、ゴールタイムが4時間~5時間半ぐらいのランナーが走っていったと思うのですが、時間ごとでランナーの反応が違います。
4時間を切るか切らないかぐらいの人(サブ4(フォー)と言うそうです)のランナーは、記録を目指しているので、応援にもあまり答えず、ひたすら前を見て進んでいる感じ
沿道の声援に応えてくれるのは、4~5時間台のランナーたち。「市民ランナー」と呼ばれる人たちが、一番多くいる時間帯でもあると思います。
目が合うとにっこり「ありがとう!」と言ってくれる人、プレートを指差しながら「そりゃそうや」とつっこみを入れる人、「それ、ええ言葉やなぁ!」と元気になっていく人…、あるランナーからは「これ写真撮っていい?」と声をかけていただきました。
ちょっと疲れてきたランナーは、「その言葉、ほんま?」と言いながら走ってやってきます。その度に「大丈夫!頑張って!」と声をかけ、ランナーも笑顔で去っていきます。このパターンが一番多かった
言葉はないけど手を振ってくれる人…。これは女性が多かったかな。
ランナーとの触れ合いは、本当に楽しいです
でもゴールタイムが5時間を超える位になってくると、声援に応えるのも辛そう。でもその気持ちは、よ~くわかります。
でもきっと、応援の言葉は、棒になった足を動かす動力になってるよね
そして、またまた1時間に1本の電車に乗って、ゴール会場の陸上競技場へ。
私が競技場に着いた時に、マラソン1~10位までの表彰式をやっていました。
そこには…、「すだちくん」と、なんと「ちっかーず」まで。
いいなぁ~。「すだちくん」と「ちっかーず」と一緒に、記念撮影したい
そうこうしているうちに、旦那様がゴールしてきました。なんと、阿波踊りでお出迎え。さすが徳島。いいねぇ
阿波踊りの拍子に合わせて、「ちっかーず」も「すだちくん」も踊ります。
さすが、徳島育ち
旦那様はひざの調子が悪いと言いながら、なんとか4時間40分台でゴール。
毎回、ゴールした時は楽しそうです
旦那様は2年連続徳島マラソンに参加しているのですが、徳島マラソンは地元ボランティアや沿道の応援が温かく、走っていてとっても楽しいのだそうです。
多分、八十八カ所の「お接待」の精神が根付いているんやろうね
マラソン大会に行くと、そういった関わりの中で、その地域らしさを内から感じれる気がします。観光旅行とは違った楽しさを感じつつあります。
また、これにはまっちゃうと…、えらいことになるんやろうなぁ
さて、今回のおまけ記事。
マラソンのエイドで配っていたフードですが、私に見せたくて旦那様が大事にウエストポーチに入れて持って帰ってきてくれました。
なんと、すだちくんの人形焼。プリティ