こだわり

古田選手の監督就任が正式に決まりましたね。
野球の中でも捕手というポジションは配球をはじめとして、投手の調子を見極めたり、もちろん攻撃では打者としてもがんばらなければならないということで、かなり集中力も必要で疲労も大きいと言われています。そのようなハードな捕手としてグラウンドに立ちながら（座りながら？）、その一方で戦況と古田選手自身も含めた選手起用まで俯瞰しなければならないわけです。
大変ですよね。

ただ、もちろん素人のボクが思うようなことは百も承知の古田新監督でしょう。
逆にいえば、選手兼任監督なんて超人技は古田さん以外にできる人も想像できないのも現実です。楽天の監督に就任かと言われる野村克也さん以来で２９年ぶりだとか。。。来シーズンは交流戦で監督同士での師弟対決でしょうか。これも楽しみです。

みなさん、ハローです。ホディです。
いろいろな報道でほぼ決まりとは聞いていましたけど、やはり正式に聞くと嬉しいですね。
個人的には、プロ野球選手会の会長は古田さんの後は誰がやるんだ？・・・と心配にもなりましたが・・・

監督就任については、古田さんのブログでも報告がありました。
http://blog.so-net.ne.jp/atsuya-furuta/2005-10-18
「我々スワローズも日本一を獲れるような強いチームにしていきたい」との“緊急更新”でした。
ご自身のブログで早速報告を入れられるあたりは、ファンを大切にしてきた古田さんらしいと感じました。

兼任監督受諾「大変な仕事…全力尽くす」
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20051018&a=20051018-00000005-ykf-spo

古田プレーイングマネジャー誕生！！　監督就任を要請されていたヤクルト・古田敦也捕手（４０）が１８日、東京・東新橋のヤクルト本社を訪れ、多菊善和球団社長（６９）と会談。約２時間に及ぶ話し合いの末、就任要請を正式に受諾した。
（中略）
「今年、交流戦もあって各球場を見ましたが、１２球団の中でも相当劣っている。球場内での面白さだけでなく、チケットの買いやすさなど、すべての面においてファンに迷惑をかけている部分がある。そのへんは社長の方も改善したいとおっしゃっていたので、チームを作ってファンのためにどういうことができるのか。神宮球場は制限も多いんですが、フロントの方と一体となって何ができるかを真剣に考えていきたい」

捕手として打者として監督としてグラウンドでがんばりながら、そしてファンサービスにも努めたいという意気込み、本当に素晴らしいと思います。監督は現場を指揮する“指揮官”ですが、ボクはプロ野球の場合はスタンドの観客やテレビの前のファンを楽しませるように選手をまとめる“指揮者”でもあると思っています。勝負にこだわりながら、エンターテイメントにもこだわっていただきたいと期待しています。

そして、報道ステーションを見ていると、古田さんが“緊急出演”されていました。
バット振りながらブロックサインは無理でしょうと突っ込まれると「打席に入りながらサインを出してみたい」とか、投手も監督がボールを受けるのはやりにくいでしょうという質問に「いつ代えられるか分からない緊張感があって良い」というような話を笑顔で古館さんとされていましたが、最後の質問で“２００６年誰が正捕手か？”という質問にはさすがに真顔でしたね。
もちろん負けるつもりはない、力の差をさっそく見せつけるというような内容の話をされていましたが、もちろんですよね。そういう気持ちがなければ、選手を続ける意味がないでしょうから。選手へのこだわりも大切ですね。是非、タイトルを目指すくらいの活躍も期待しています。（望みすぎでしょうか・・・）

一方、泥水を飲みながら、それでも現役にこだわる清原選手の特集もやっていました。
故障の多い清原選手を陰で支える白石宏トレーナー、清原選手と白石さんとの肉体の限界へのギリギリの挑戦の映像でした。清原選手のヒザの痛さや針の痛さも含めて、いろいろな意味で苦痛の表情が印象的でした。
それにしても白石宏トレーナーってすごい人なんですね。恥ずかしながら、はじめて知りました。
http://www.n-dc.com/shiraishi/profile/profile.htm

二度とない現役生活に悔いを残すのはもったいないと思います。そしていつか必ずくる引退後の生活のためにも、最大限の努力を惜しまないで欲しいです。
こだわる人は応援したくなります。
古田選手兼任監督も清原選手もがんばってください。

今日は短い文章しか書けないかなと思っていたら、長々と・・・
ボクの場合は、「こだわり」というより惰性でしょうね。。。