考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

ジャイアンツ2010、終戦

2010-10-23 23:24:17 | プロ野球
セ・リーグのクライマックスシリーズのファイナルステージ、今日はジャイアンツが1勝2敗(実質3敗)で迎えた第4戦目。
6時からテレビの前から離れられない状態になっていました。
昨日、今日と、まさに1点を争う好ゲーム。「クライマックス」と呼ぶのに相応しいと思いました。(ペナントレースを終えた後のクライマックスシリーズについては、いろいろと意見もありますが、勝つだけがプロじゃないとボクは考えていますので、個人的には賛成の立場です。)

さて、今日の試合・・・

巨人惜敗、中日が日本シリーズ進出…セCS(読売新聞) - goo ニュース

中日4―3巨人(セ・リーグCSファイナルステージ=23日 ナゴヤドーム)――6試合制の第4戦が行われ、リーグ優勝の中日が九回、和田の左越え適時打で同3位の巨人にサヨナラ勝ちし、4勝1敗(1勝のアドバンテージを含む)で3年ぶり9度目の日本シリーズ出場を決めた。




今日の試合は、2点を先行されたジャイアンツは中盤の再三のチャンスをつぶし、
ドラゴンズの強力な中継ぎ・抑えの登場を前に、負けの匂いがプンプンしていた感じでした。
結果的には、終盤に3点を取って、粘りを見せたんですが・・・
実に残念。悔しい結果となりました。

同点に追いついた9回、その裏のドラゴンズの攻撃に対して、
今シーズン大車輪の活躍、中継ぎの久保投手が投げたんですが、
フォアボールの連発の後、ガツンとヒットを浴びてでサヨナラ負け。
まぁ、ここはメンタル面も含め勝負ですから、負けは負け。

個人的に気になっているのは、最後にサヨナラヒットを浴びることになった和田選手の打席の前に、
原監督がマウンドに向かったシーンなんですよね。
終盤戦からこういうケースが増えていて、しかも、その後、かなりの確率で痛打を浴びているんじゃないか、と。

もちろん、良し悪しを言いたいわけではなく、マウンドに向かうなということでもなく。

今日は、そのほかにもクルーン投手が7回に投げているんですが、先頭打者にフォアボールを出した後のシーン。
たまたまテレビカメラがベンチを映したんですが、そこでは原監督に何か言われた斎藤投手コーチが、あぁと言われて気づいたかのようにブルペンに電話をしていたんですよ。そういう風に、投手コーチが監督の後追いで動いているのかと、気になったんです。(その時、斎藤コーチが電話を持つ手の小指がピーンと立っていたことも気になるんですが)

今シーズンのジャイアンツの敗戦は、やっぱり投手力の不安定さが響いたと思うんですよね。
それが、尾花現ベイスターズ監督がいなくなった投手コーチの問題なのか?は、正直、よく分かりませんが、
投手コーチと監督の連携、意思疎通、そして役割分担・・・どうだったんでしょうか。


その投手力で、さらに言えば、今シーズンは新しい投手をほとんど育成できなかったんですよね。
藤井投手や終盤戦に救世主のように現れた朝井投手というジャイアンツにとっての新戦力はいたんですが、
他にはあまりこれと言った新戦力はいなかったと思うんですよ。

今、思えば、今のジャイアンツには不可欠の越智投手や山口投手は、最初出てきた頃には、実績もないのに大事な場面でも使われて、抑えたり、打たれたり、そんなシーンも結構ありましたよね。東野投手なども同様で、急に先発に抜擢されたり、多くのチャレンジがあって、これが育成につながっていたと思うんですよ。
残念ながら、今シーズンはそういう期待のできる選手がいなかったからか?
それとも、チャレンジできなかったのか?
それとも、実績のある選手に配慮したのか?
結果的には、育成という面では厳しい結果になってしまったと思います。

これが、山口投手を先発から中継ぎに戻さざるを得なくなったという迷走、
そして多くの中継ぎ陣をかなり酷使せざるを得なくなり、後半戦に皺寄せしてしまったという起用法の硬直化、
など、辛い状況を招いてしまった・・・ボクは、ここが今シーズンの最大の敗因だと考えています。

まぁ、すべて終わったことですが。

亡くなった木村拓也コーチと一緒のビールかけが見れなかったのは、ボクにも痛恨。

勝負ですから、勝ちもあれば負けもある。
勝者の後ろには、敗者がいる。

ジャイアンツの選手のみなさんは負けたこの瞬間から、次のシーズンが始まっていることでしょう。
ご苦労さまでした。
そして、来年もボクに野球の楽しみをもらえると、すごく嬉しいです。

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